【映画紹介#1】『トランス・ワールド』
私を信じて。
あなたが生きていれば、
何か変わるかもしれない。
こんにちは。ろんどん。です。
今日から、まったりと、私のお気に入りの映画を、紹介していきたいと思います。
今回はコチラ、『トランス・ワールド』
2011年制作の、アメリカSF・スリラー映画となっています。
人里離れた深い森で、一人さまよう、サマンサ。
行きついた先には、古びた小屋。
そこで、彼女はハンサムな男、トムと出会う。
二人はお互いに、なぜここにいるのかを説明し、お互いに素性を明かす。
サマンサは、車がガス欠し、一緒にいたが行方のわからなくなった夫を探して、小屋にたどり着いたこと。
トムは、事故で車が故障し、数日前から小屋に滞在していること。
そして、二人は何とか寒さをしのぎながら、眠りにつく。
翌朝、サマンサは小屋の前で、ジョディが倒れているのを見つける。
ジョディは、最初は文句ばかりだったが、二人に協力することを伝える。
彼らは、森を散策し、脱出の糸口をつかもうとする。
しかし、あることに気が付く。
真っすぐ進んでたのに、戻ってる…
彼らは、小屋からまっすぐ進んだのにも関わらず、気が付けば再び、小屋に戻ってきているのだった。
そして、彼らはいろいろなことを話していくうちに、それぞれが、アメリカの異なる州で、車を走らせていたことに気が付いた。
”ニューハンプシャーにいるわけない”
”ウィスコンシンなもんか”
”なにがサウスダコタよ くたばって”
さらに、事態は奇妙になっていく。
ジョディが、小屋にたどり着く前、盗んだ金を、不意に落としてしまう。
サマンサは、少し見せてほしいと頼み、ジョディが何をしてこの大金を得たのか、話を聞く。
その時、サマンサは札束を見て、思わず口にする。
1984年発行の紙幣なんて 冗談でしょ
未来のお金を発行するなんて 聞いたことがない
サマンサは、今は1962年だと言うのだが、
ジョディのダウンベストには『1984年製』の文字。
探索から帰ってきたトムに聞くと、
彼は、今は2011年だと言い、
二人は顔を見合わせる。
同じアメリカではあったが、
空間、時間ともに、全く違う世界で生きていた
出会うはずのない3人が出会ってしまった。
彼らが、この意味不明な状況を理解しようとしていた時、
小屋の外に、ドイツ人の兵士 ハンス が居ることに気づき、外に出る。
ハンスは、突如小屋から出てきた三人を拘束した。
その時、ジョディがあるペンダントを付けているのを見つけ、それをどこで見つけたのか。問いただす。
すると、そのペンダントを持っていたのは、
ジョディだけでなく、
サマンサとハンスも同じだったのである。
メインキャラクターの四人が揃い、
ある共通点が浮かび上がったとき、
奇妙な世界の謎は、徐々に解け始める.........
とまぁ、あらすじはこんな感じです。
ここからは、私がこの作品を観た感想を、少しお話ししようと思います。
この作品は、SFの側面を持つスリラー映画で、
ハラハラしながらも、
次々と浮かび上がってくる謎と奇妙な世界に、
魅了されるはずです。
また、決して間延びすることなく、
テンポよく展開されていくので、
ストーリーに存分に没入できると思います。
そして何より、
様々な場面で散りばめられた伏線が、
見事に回収されるこの気持ちよさ。
総合的に見て、素晴らしい作品であると、私は感じました。
終始、不思議な雰囲気に包まれていながら、
最後には、
今を変える勇気をくれる
そんな作品になっていますので、
ぜひ観て頂けると幸いです。
最後に、本作品『トランス・ワールド』の英語版のタイトルを載せておきますね。
"どこにも行けない"
それでは。また次回。