見出し画像

アドリブが苦手だという話

何年も前から薄々気づいていたが、ここ最近やっぱりそうだなと思った。
私は、アドリブが苦手だ。

自分が予想もしていなかったことを相手に言われたり質問されたりすると、咄嗟に言葉が返せない。

過去に恋愛で自分が予想もしないような発言をされた時も、何をどう回答していいのかわからず一旦家に持ち帰り、後々「あの時こう思った。これが嫌だった。」と伝えたら
「後出しジャンケンはずるい。なんでその場で言ってくれないんだ。」と怒られた。
まぁ相手の主張もわかるが、一度整理したいのよ。あとその場で言葉を返すと感情的になりそうだしね。

20代の頃、音楽をやっていた時も、音楽に合わせてその場のノリで適当なメロディーをつけて歌ったり、楽器を弾いたりというのができなかった。
いわゆるセッションというやつが、本当に苦手。
自分ができないせいもあってか、他人がセッションしているのを見たり聴いたりするのもそんなに得意ではない。
「えっ、これあと何分くらい続くの??」と思ってしまうからだ。
セッションを心から楽しめて対応できる人が羨ましい。

アドリブが苦手だと気づいてからは、基本的に事前準備をめちゃくちゃするようになった。
仕事で取引先に訪問するときも、うまく話せなかったらどうしよう・・・という心配もあって、資料はたくさん準備して持参した。
しかし「AはだめだけどBならできる?」など自分が準備していないところから球が飛んでくることもあり、
あたふたしながら「・・・い、一旦確認します・・・。」と返事をして、漏れなく帰り道で凹む。

アドリブが苦手なので、「今○○にいるんだけど来れる?」とか「これから会える?」とか急なお誘いも苦手。
本当に急な相談とか話したいことがあるなら別として、突然誘うってこっちの予定考えてる?こっちは家でこの時間に家事やろうとかnote書こうとかなんとなく予定立てて今日動いてるのよ?(自分の中だけの、自分のためだけのスケジュール)
こんな時に断らずフットワーク軽く「行きます〜!」って言える人がすごいわ。

アドリブが苦手な人ってきっとそれなりにいると思う。
これからも事前にできることは準備しておきたいけど、咄嗟のことに対応できない人もいるんだよということを理解してもらえると助かります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?