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【通信制高校PBL×SEL①】地域に開いた学びや、PBL学習が「なんちゃって」にならないために、見極めるポイントとは?
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【通信制高校PBL×SEL①】地域に開いた学びや、PBL学習が「なんちゃって」にならないために、見極めるポイントとは?

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こんにちは、roku youの町塚です。
普段は、通信制高校 第一学院高等学校さんと案件で、「PBL/SELの文化を3年かけて、全国30以上あるキャンパスへと浸透させる取り組み」の推進役をさせて頂いています。

この事業は、プロジェクト型の学び(PBL)において必要となる「協働」と「主体性」の土台を育む高校生向けSELプログラム/カリキュラムと教員研修を提供します。理念である1/1教育を掲げて、3年で全37キャンパスに「1人称、2人称、3人称のプロジェクト学習」を実現することを目的としています。先生向けのSEL研修、生徒向けのプログラムカリキュラムの雛形設計、先生方が、各自の現場に合わせて工夫し、先生同士で知恵を共有できる様なラーニングコミュニティ作りを実施しました。

先日、rokuyou のWebリリース記念として、ライブ配信を実施させて頂きました。取り組みの雰囲気が掴めるかと思いますので、もしよければご覧ください。ライブ配信はこちら

さて、この記事では、第一学院さんとの取り組みの中で気づいた「陥りがちな落とし穴」と、「その課題にはまらないための見極めポイント」について発信させて頂ければと思います。

「なんちゃってPBL」「やらされ協働」という落とし穴

これからの社会にとって必要な学びのコンセプトとして、「地域・社会に開かれた学校」や、「プロジェクトベースドラーニング」といったものがあります。

これらのコンセプトは、非常に共感を集めやすいため、本来の趣旨からそれて、形だけのものになってしまう事があります

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例えば、探求や活動の結果発表会などは、結果が見えやすい機会になるので、着手しやすい取り組みです。また、企業連携や途上国への寄付も取り組みが分かりやすく、うまく行っているように見えやすい取り組みです。

しかし、この分かりやすさに落とし穴があるのです。

「ある観点」が抜け落ち、取り組みだけが先行してしまうと、生徒たちは義務感から少しずつ参加者が減っていったりと、場合によっては、負担感や苦痛を感じて二度とやりたくないという経験をしたというケースへと至ってしまう事もあります。。(実際に、そういった現場の声を聴かせて頂いた事もあります)

社会のためや生徒たちを想っての働きかけをしているのにも関わらず、ボタンのかけ違いによって、先生、生徒の両者が「疲弊してしまう」という状態は見るに忍びなく、心が痛ましいです。。

では、「なんちゃってPBL」「やらされ協働」といった落とし穴にはまらないために、見極めるべきポイントとは何でしょうか?

見極めるポイントは2つ!①活動における1人称の動機と②アウトプットの想定外度合い

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見極めるべきポイントは以下の2つです。 

①その活動をやっている理由が1人称の動機(私がそれをやる理由)と繋がっているか
②活動の内容や成果が、大人の想定を超え、Wow!というような感動へとに至っているか

ポイント①活動における1人称の動機

プロジェクト学習や地域との協働というと、活動を行う目的も、「社会的な課題」「SDGsの中から選択」「地域の○○センターに行く」等と、社会的な理由(社会にとって必要だったり、意味があるから)に向きがちです。私たちは、これを”3人称の動機”と呼んでいます。

3人称のPBLでも、「自分の家族にも社会の課題と同じ経験がある」といった様に「自分事」であれば、1人称と繋がっていていいのですが、社会や地域のコトに意識が向かうがあまり、私がそれに取り組む理由がおざなりになってしまう事が往々にしてあります。

是非「何故、他でもないあなたが、それに取り組むのか」といった1人称の観点を聴こうとする、「理解」の姿勢を大切にして頂けますと幸いです。

ポイント②アウトプットの想定外度合い

プロジェクト学習や地域との協働が「私」と繋がっていると、その活動は、ガス欠になる事なく、大人の想定を簡単に超える方向へと展開していきます。

例えば、第一学院高等学校梅田キャンパスでは、「校舎の出欠管理を楽しくするアプリ」を生徒がつくってくれ、大人たちが感動するあまり、それを他キャンパスにも展開できないかと議論が行われる等もありました。

想定を超えるアウトプットにまで至ると成長実感を分かち合いやすいです。

第一学院様との取り組みでは、「プロジェクト学習や地域との協働」と「私」を繋げるためにPBLの土台作りとして、「Social Emotional Learning」を重要な要素として位置づけています。(この詳細は次回に発信を予定しています。)

終わりに

今回の記事では、なんちゃってPBLや、やらされ協働といった落とし穴にはまらないための見極めポイントとして、「①活動における1人称の動機」と「②アウトプットの想定外度合い」の2つを共有させていただきました。この観点を押さえておくことで、生徒のより良い学びに繋がると確信しています。

#PBL #SEL #プロジェクト学習 #先生 #学び #学校 #主体性 #協働

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