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【お知らせ】rokuyou通信を発行しました

2022年度から「roku you通信」をスタートしました。紙でご覧いただいた先生方、PDFでダウンロードいただいた先生方、誠にありがとうございます。ご好評につき、noteでもその内容を一部再編し、お届けしたいと思います。お楽しみいただけますと幸いです。


roku you代表・下向依梨あいさつ

株式会社roku youの下向依梨です。
roku youは2019年に沖縄で立ち上げた「学びプロダクション」です。私たちは、さまざまな地域で、さまざまな学校や先生方とご一緒に、SELを中軸に据えた研修や教材提供、学び合いのプラットフォーム構築といった「学びの仕掛けづくり」を行っています。

学校にお伺いする中で、教育への強い情熱を抱きながら孤軍奮闘なさっている先生方と幾度も出会ってきました。心細さを感じながらも、子どもたちのために前進し続ける先生方へ私たちができることはなにか。そんな思いから、この「roku you通信」をお届けするに至りました。

多様な学校や先生方のSELについてのご実践を「roku you通信」でお届けすることで、たくさんの知恵や知識を共有することができるはずです。そして、各地で教育のアップデートに挑んでいる同志ともいえる先生方がいることを知り、次なる一歩へとつながる核心と勇気をお届けできると考えています。 これからお届けする「roku you通信」をお楽しみいただけますと幸いです。そして、今後「こんな情報がほしい」「こんな取り組みを掲載してほしい」といったご期待やご要望がございましたら、どしどしお声をお寄せください。
最後に、多くの取り組みを重ね、教育の未来を創る歩みをご一緒くださいましてありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

プロジェクト紹介

roku youがご一緒しているプログラムの一部をご紹介します。今後、「roku you通信」では、多様な取り組みをお伝えしていきたいと考えています。

■PBL/SELプログラム・仕組みづくり
第一学院高等学校

全国主要都市を中心に54キャンパスを展開(2022年4月時点)する通信制の高校である第一学院高等学校。プロジェクト学習を全キャンパスへ浸透するために先生向けの「SELをつかみ、自分自身や生徒との接し方を見つめなおす」リトリート研修や、生徒向けに「SELを基盤に据えた一人ひとりの主体性を引き出し、活かすPBL」カリキュラム設計、先生方が各自の現場に合わせて工夫し、先生同士で知恵を共有できる様々なラーニングコミュニティ作りを行っています。

 ▶︎▶︎詳細はコチラ

■大学向けSELベース プログラム
清泉女子大学文学部地球市民学科

学生たちの自己肯定感や主体的に関わる姿勢を育むだけでなく、社会で活躍していくことのできる「ソーシャルスキル」を身につけることを目指しています。 SELの概念を土台とし、学生自身が望む方向へと成長するために主体的な行動を促すセルフリーダーシップを養う授業カリキュラムの設計を行っています。さらに、個々の学生の関心に合わせた探究「マイプロジェクト」をサポート。大学4年間を通した学びのプロセスとして、1年次では気づきを深めるための素地を作るなどの土台の構築を行っています。

SELとは

SELとは、Social Emotional Learningを略したもので、日本語では「社会性と情動の学び」と呼ばれるものです。

Socialの部分が指すのは、社会的能力です。ソーシャルスキルに代表されるような他者と良好で健全な関係を築くための能力のことを指します。 Emotionalの部分が指すのは、気持ちに関わる能力のことです。自分自身の気持ちに気づく力、あるいは気づいた上でうまく感情と付き合い、マネジメントする能力。また、他者の気持ちの揺れ動きに気づき理解をするといった、気持ちの理解と管理に関わる能力のことを指します。

SELは学びのより良い環境を整備する、土壌をつくるというアプローチでもあります。そのため、世界中で様々 な学校が多様な目的で導入しているのがSELの現状です。それでは、学校現場ではどうSELを取り入れていけばよいのでしょう。

ここで一つお伝えしたいことは、”SELプログラム”を導入することだけが正解ではないということです。

SELは学校全体で多面的に取り組む必要があるといわれています。SELには色々なアプローチがあります。例えば、「SELの文脈である感情と向き合う時間を設ける」ことはもちろん、「学校全体の仕組みの中にSELの要素を取り入れていくこと」「SELの時間を特別に設けるのでではなく、既存の教科・科目の中で導入していくこと」もできます。 小さなアプローチからも始められることができることがよさでもありますが、一番大事なことは一貫性を持って実装すること。学校全体で共通のゴールや目的を認識し、じわじわと忍耐強く取り組んでいくことです。 実践者のみなさんは、一緒に取り組む仲間とまず「なぜ導入したいのか」また、「どのような多面的なアプローチで導入できるのか」 をきちんと対話した上で、前進していくことを心がけていただければと思います。

ニューストピック

  • 元ラグビー日本代表キャプテン廣瀬俊朗さんと代表・下向のトークイベント開催

  • かえつ有明中・高等学校 副校長 佐野和之先生と代表・下向が対談イベント開催

  • 日経×womanDUAL様に代表・下向が取材いただきました

広報担当の佐藤と古屋です。「roku you通信」記念すべき第1号、最後までご覧いただきましてありがとうございました! これから、SELのお取り組みに向けた勇気と技巧をたくさんお届けしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします!

rokuyou通信は以下よりダウンロードいただけます。

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