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[要旨]

これからは、経営環境の先行きが不透明な時代なので、過去の経験に頼らず、新たな行動をすることが大切になっています。


[本文]

岡山県倉敷市にある真言宗の寺院、高蔵寺の住職の天野高雄さんが、先日、配信したメールマガジンに、「身語意」について解説されておられました。「弘法大師の教えに、『身語意』というものがあり、身(おこない)・語(ことば)・意(こころもち)の3つを、高いレベルでひとつにすることが、成仏への最短距離であると説いておられます。この『身・語・意』の文字の順序には意味があり、『おこない』の後に『ことば』があります。そして、『こころもち』の前に『ことば』があります。

すなわち、『ことば』は経験(おこない)がなければ成り立たず、思ったこと(こころもち)の後に『ことば』は成り立ちません。これは、経験は嘘をつかないということであり、逆に、いくら心に念じても、やっていなければ虚言となるということです」経営の神さま、松下幸之助さんも、「百聞百見は一験に如かず」という名言を残しておられますが、天野さんの示唆も、これに通じるものでしょう。

そして、現在は、VUCA(不安定、不確定、複雑、不明確)の時代と言われている時代だからこそ、頭だけで考えず、実際に行動してみて、何が正しいのかを1日でも早く把握しようとする姿勢が大切になるでしょう。そして、ますます、過去の成功事例が参考にならなくなってきているので、どんどん新しいことをする会社こそ、たくさんのチャンスをつかむものと思います。

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