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「そろタッチ」でクラスの暗算キャラへ!

子供の性格・キャラはどう作られるか?

 もっと素直になったらいいのに、穏やかになってほしい、協調性が足りない。どの家庭でも、親として子供に対してこういう性格になってほしい思うことはあるだろう。
 
 我が家でも、もう少し何事にもチャレンジする積極性を持って欲しいなど、子供に伝え続けている。しかし、性格などは簡単に変わるはずはない。
それもそのはず、ビッグ5(「協調性」「外向性」「開放性」「神経質」「誠実性」)と言われる性格の要素の30-40%は遺伝と言われている。子供への要求は、実は両親が自分自身の性格への不満をぶつけているという側面もあるかもしれない。

 しかし、注目したいのは残りの60%-70%のところである。遺伝で説明できない部分は環境の影響があると言われている。意外に高い数字という印象を持つ。ただ、これは親が理想とする環境を用意してあげることが良いわけではない。作家の橘玲氏は著書「人生は攻略できる」の中で、以下の例をまじえて「どの友だち集団に入るかによってキャラは偶然決まる」と言い切っている。

貧しいピアニストの母親を持つ同じ遺伝子を受け継いだ一卵性双生児、Aは音楽家に育てられ、Bは労働者に育てられた。結果、音楽の英才教育を受けたはずのAではなく、なんとBがプロのピアニストになった。
Aの周りは音楽家の子たちばかり。多少ピアノが上手に弾けても誰も驚きもしないし褒めてもくれない。次第に自分がクラスで目立てるファッションの方向に進み、音楽への興味をなくした。一方、Bは楽器を上手に演奏すると先生や友達が褒めてくれる。もっと練習すると全校生徒の前で弾きなよとかコンクールに出なよと言われる。そして楽譜すら読めなかった子がプロのピアニストを目指すことになる。

「人生は攻略できる」より要約

これは、子供は親から引き継いだ遺伝子をきっかけにして、友達集団の中で自分のキャラを作っていくというものだ。友達集団の中で自分が得意だと思うこと、目立てることを見つけた時、子供たちのキャラ、才能が形成されていく。

そろタッチで暗算上級まで学習した息子に起こったこと

5歳からそろタッチを継続学習していた息子は1年半の学習でUレベル(暗算上級)に到達した。この過程で息子に周りで起きたことが面白い。

1 . 保育園の先生から出された割り算の問題を答えて驚かれる。お友達からすごいと言われる。

2 . 小学校の授業の計算プリントやテストで5分で終わり、1人だけ昼休みが長かった。お友達から計算教えてと言わるようになる。

3 . お友達から複雑な計算問題を出されて解答。両手を動かす動作(そろタッチの両手を使うそろばん式暗算手法)から、特殊能力がある人間だと思われる。

この過程で、お友達コミュニティの中で息子の計算得意キャラが確立。計算といえば、自分という自信がつくことで、定食屋での会計、スーパーでの買物、お手伝い後のお小遣いの計算まで、率先して行なっている。

親としては、今後、そろタッチを通して確立した暗算キャラから算数キャラへと自信を持ってくれることを願っている。

そして、重要なことをもう一つ、そろタッチで暗算キャラには親の遺伝的要素は全く関係ない。ここは芸術やスポーツの分野と大きく違うところ。どんな子でも継続学習ができれば、クラスにおける暗算・計算キャラを確立することができる。そして、それは自信にもつながるし、将来的な進路選択にも良い影響を与えることになると信じている。

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