浅縹ろゐか

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一次創作小説:写真:朗読:noteは告知と長めの日記です https://potofu.me/roika723

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    一次創作短編小説、写真についての活動報告です。

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夜型の人間

静かな季節がやってきた。 夏の蝉時雨も秋の鈴虫の音色も、全てが夢のようである。 じっと耳を澄ませると、遠くを走る車の音が聞こえるのだ。 夏も秋も、この音はあまり意識に入らなかったと思い起こす。 私の住む場所は、何故か夜にもカラスが鳴く。 これは一年を通して変わらず、丑三つ時などに聞こえるとぎょっとすることもある。 カラスが寝ているところは見たことがないけれど、夜に寝ているのではないのかしら。 童謡で、夕焼けの頃にカラスは家に帰っているとあったから、意識しないうちに頭に刷り込

    • 2022年11月朗読一覧 #1~#12

      11月19日より、stand.fmに青空文庫作品を朗読したものを公開開始。 月初に先月分を振り返るために、ここに一覧にします。 11月19日 #1 坂口安吾 - 青い絨毯芥川家の一間で同人雑誌の編集をした話。 11月20日 #2 芥川龍之介 - 海のほとり夏も終わりそうな頃に、宿で小説を書いたり上総の海で泳いだりする話。 11月21日 #3 太宰治 - リイズ絵描きの友人が、ルノアールのリイズのような絵を描くために初めて女性を描こうとする話。 11月22日 #4 泉鏡

      • 朗読再開のお知らせ

        お世話になります。浅縹ろゐかです。 TwitterやInstagramを見ていただいている方は、既にご存じの表題の件です。 stand.fmで、青空文庫作品の朗読を再開しました。 ほぼ毎日20時に朗読を公開しています。 お時間ある際に、聞き流していただければ幸いです。 stand.fmはこちらから。 先週辺りから朗読を投稿しています。 何も毎日読んでいるのではなく、何日かに分けて収録をしているのです。 過去に録音したデータ(練習や一人読みのもの)が随分あり、容量も多くな

        • 初夏に眠る祖父

          祖父の四十九日法要が終わりました。 一つ、区切りがついたのかなという気がしています。 祖父の葬式についての記事はこちらです。 内容は特別続いている訳ではないですが、お時間許しましたらどうぞ。 実家は山の中にある。 我先にと陽の光を求める草木はより一層緑を濃くし、眼前に山が迫ってくるような錯覚を与えた。 七月の頭、初夏である。 夏の山は、命の気配がとても強いことをご存じだろうか。 風に擦れる木々、流れる川の冴え渡る冷たさ、凛とした鳥の鳴き声、草の伸びる速さ、大木に巻き付き伸

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          祖父よ

          先月、祖父が亡くなりました。 ゆっくり休んでくれていると良いな、と思います。 随分と痩せて細くなった腕と対照的に、浮腫んだ手先や足先を今もはっきりと覚えている。痩せた顔は遺影で見た曾祖父とよく似ている。それが第一印象だった。 その姿を見ても祖父が死んだことの実感が持てなかった。今もなお、その状態のように思う。通夜と葬式を経てお骨を拾い、線香を毎日上げていたのに、だ。慌しい数日はどこか現実離れしており、実家から戻った一人の家でようやく泣いた。寂しいのか悲しいのか、どれかの言

          三度の飯が面倒な人間

          こんにちは、浅縹ろゐかです。 皆さんは毎日の食事、きちんと三食とっていますか? 私はとにかく食事をすることが面倒で、ひどいときは一食で過ごしています。どうして食事が面倒なのか、少しでも食べる気になるにはどうすれば良いか。そういったことを考えます。 食べられない理由を考える食に興味がない 私は食べ物にあまり関心がなく、同じものを何日でも食べ続けられるタイプの人間です。興味のないことを続けるのは、なかなか難しいものです。それを一日三食というのは、私にとってはやりたくないことに

          三度の飯が面倒な人間

          急遽入院になったときの話【持ち物編】

          こんにちは、浅縹ろゐかです。 私は潰瘍性大腸炎を患っており、昨年は短期間ですが入院をしていました。こういったご時勢になってから入院するのは初めてでした。病棟でなるべく快適に過ごせるよう、未来の自分のためにも残しておこうと思ったことがきっかけで、書くことにしました。 前提条件私が入院した際の環境について簡単に触れておきます。 病院 大きな総合病院。病棟にWi-Fi環境あり。 科 消化器内科 部屋・ベッド位置 4人部屋の窓際 入院時期・期間 2021年5月くらい、約2週

          急遽入院になったときの話【持ち物編】

          活動再開のお知らせ

          はじめにこんにちは。浅縹ろゐかです。 私は2016年頃から、一次創作の短編小説や写真での活動を行っています。 様々な理由により4年ほど活動休止をしていましたが、2022年5月より再開することにしました。 「一次創作をまたやろうかな」と思うようになるまでを、書いていきます。 環境と体調の変化仕事や環境の変化、体調の悪化などもあり、一次創作へ時間を充てることが難しくなったことが休止の原因の一つです。 体調不良の原因が潰瘍性大腸炎だと分かったのは、約3年前のことでした。 難病の一

          活動再開のお知らせ