小さな取り組みからでも健康に。ロートの社員向け健康施策、33個を大公開!
みなさん、こんにちは!ロート製薬公式note編集部の山田です。
本日6月10日は、6(ロー)10(ト)で、ロートの日!
「薬に頼りすぎず健康寿命を延ばす」という大きな目標に向かって健康へのチャレンジを宣言する日として、2017年、社名にちなんで、毎年6月10日を「ロートの日」に制定、日本記念日協会の認定を受けました。
ここには、自分たちの健康にまつわる活動から、お客様もご自身の健康を見直して、次の一年への新たな目標を掲げる日にしていただきたいという想いも込めています。
ステイホームやリモートワークで心も体も凝りやすい状態が日常化しつつありますが、こんな時こそ、個人や会社の仲間と取り組める「健康へのチャレンジ」を見直してみてはいかがでしょうか?
いきなり制度を作らなくても、小さなことから始められると思うんです。
この機会に、みなさまがご自身の健康やウェルビーイングを振り返り、何か行動してみる参考になればと考え、ロート社員が健康のためにやっている施策をまとめてみました。
あげてみると30以上もあり、私たちも驚きました。それほどいろいろな場面で健康をサポートできるチャンスがあるんだなと再認識。これから、ますます生活や働き方は多様化し、刻々と状況が変わる中で、会社のサポートや文化醸成の必要性は切っても切れないお話です。私たちも見直す機会にしたいと思います。
◆健康増進のしくみ
1.ARUCO(歩いて貯まる社内健康コイン/2019年)
ロート製薬オリジナルの「健康社内通貨」です。一人ひとりに活動量計が貸与され、健康維持の一つの基準として、毎日8,000歩、早歩き20分の推奨をしています。
歩いた記録をスマホで読み込むと、基準達成で20 ARUCO(22年6月時点)が獲得できます。社内通貨ということで、健康グッズと交換できたり、社内クラウドファンディングでメンバーのプロジェクトを応援できたり、健康休暇に交換できたり、社内販売にも一部活用することもできます。
歩数の達成以外にも、週2回の運動の自己申告や健康クイズへの回答、体力測定への参加などでARUCOをゲットすることができ日々の健康習慣を支える仕組みになっています。
2.100日PJ(2011年)
チームで決めた健康にまつわる目標を100日間でクリアするイベントです。
3.とこチャレ(2018年~)
毎年1~2回、定期的に取り組んでいる、ウォーキングイベントです。工場内で働く方でも計測できるように、工場への付帯の仕方やポイントのつけ方等、試行錯誤を繰り返してきました。
チーム戦に加えて個人賞を設定したり、とこチャレ期間中でもランキングが見えるようなサイト(WUP・WUPモバイル)をスタートするなど、運動習慣だけではなく社内のコミュニケーションの活性化にも寄与しています。
◆健康ミッション型サポート
4.卒煙ダービー(2019年~)
喫煙者がチームになって卒煙に挑戦&仲間が応援する取り組みです。ロートでは90年代後半から卒煙に対する取り組みを行ってきました。1996年には喫煙部屋撤廃。2018年には、2020年に喫煙者ゼロを目指すことを掲げ、社内公募による「卒煙プロジェクト」を立ち上げました。「卒煙ダービー」はそこから生まれた卒煙推進の取り組みです。
卒煙意向のある社員がエントリーし、3ヶ月間にわたって卒煙に取り組みました。禁煙外来に通院したり、他で気分を紛らわせたり、我慢する…など行動は人それぞれ。
定期的に成果や進捗報告を行い、互いに励ましあうと共に、参加者以外の従業員は「卒煙サポーター」として参加者1名を選択し、3ヶ月間の卒煙を声かけ、ガムの差し入れなどを通じて応援・励ましながら協力して卒煙完走を目指しました。
2020年には喫煙をしていない従業員が99.9%という状態にまで到達することができました。
5.ノンスモーキング手当・卒煙手当(2019年~)
卒煙の取り組みを行う中で、2020年までは喫煙していない人は毎月500コイン、年間では6,000コインを、前述のARUCOで受け取れる、ノンスモーキング手当として付与を行っていました。さらに、2018年4月以降に卒煙に成功した社員を対象に1回限定で卒煙ボーナスとして10,000コインを付与する制度も設けています。
6.メタボ脱出ダービー(2021年)
メタボリックシンドロームから脱出するために、社内の仲間も応援をしながら、チームになって挑戦する取り組みです。
7.鉄活(2018年)
有志の社員で行われた、女性社員の「不定愁訴」に着目した改善プログラムです。
8.睡眠改善プログラム(2019年・2022年)
有志の社員で行われた、スリープテック、Fitbitを使用した睡眠改善のためのプログラムです。
9.健康目標グループチャレンジ(2020~2021年)
メタボリックシンドローム、喫煙率、貧血、適正飲酒量、睡眠6.5時間以上、30分の運動を週2回以上、1日8,000歩および20分の早歩き、健全年齢 < 実年齢の割合から各自目標を選び、仲間同士で改善を目指す取り組みです。
10.Propoチャレンジ(2021年~)
有志の社員で行われた、プロテインの「Propo」を飲んでみんなで運動する取り組みです。
◆運動習慣・文化づくり
11.朝の体操(1970年頃~)
ロートメンバーの一日は、朝の体操からスタートします。各拠点のオフィスで朝一番にみんなで体を動かし、心も整えて仕事を始めています。オリジナルの体操も含め、定期的に運動も変わります。リモートワークで運動の機会が少ない方へ、ぜひロートの、NSN体操を一度ためしてみて下さい。
12.運動会(1980年頃~)
全社約1,500人の仲間が1カ所に集い、部門や年次の域を超えたチームで障害物競走、棒引き、対抗リレーなどさまざまな種目に取り組むイベント。
現在は不定期開催ですが、誕生月でチームを割り振り、チーム名やキャラクターをつくるなど、社内コミュニケーションも兼ねています。
13.健康ドリル
健康に関する知識を、毎日配信されるオリジナルのクイズ形式で身につける取り組みです。
14. 年間を通じたビジネスカジュアル(2018年~)
2018年から取り組んでいる、より健康的な働き方を推奨する取り組みです。
15. スニーカー・リュック通勤推奨(2018年~)
同じく、より健康的な働き方を推奨する取り組みとして導入されました。
16. 「日本健康マスター検定」(2017年~)
最新のヘルスリテラシーを習得できる「日本健康マスター検定」の受験補助を2017年から開始しました。
◆健康状態を知る
17.健康診断・ストレスチェック
法定では40歳からの生活習慣病健診を30歳からの開始へ引き下げるなど、健診内容の充実化をはかっています。充実したオプション健診もあり、前述したARUCOのコインにて受診することも可能です。
ストレスチェックは法定の57項目に加えて、ワークエンゲージメントも測定できる80項目の新職業性の調査表を用いています。
18.体力測定(2002年~)
自分の健康状態を健康診断とは違った角度から測るため、また、体力づくりをスタートする一つのきっかけとして、毎年秋に実施しており、9割を超える社員が参加するイベントとなっています。
単に体力を測るだけでなく、脳活年齢、体力年齢、歩行年齢を合わせて「健全年齢」として今のご自身の状況を可視化するとともに、それぞれの健康年齢についてフィードバックがあります。
19. 婦人科検診無償化(2016年~)
ロート製薬では、乳がん検診、子宮がん検診を無料化しています。女性社員が約6割を占め、出産後もほぼ100%の女性が仕事を続けています。
20. 血清フェリチン検査無償化(2018年~)
21. 風疹麻疹ワクチン無償化(2018年~)
22.更年期外来・女性ホルモン検査の補助(2019年~)
◆健康な食事・誕生日祝い
23.誕生日ケーキ
一人ひとりの誕生日をお祝いし、支える家族などにも感謝の気持ちをお伝えしようとの想いで誕生日の記念品をお渡ししています。最近では、グループ会社の(株)エムジーファーマが開発する中性脂肪の上昇を押える成分「メタップ」が配合されたケーキが送られます。
夕方になると社内では「お誕生日おめでとうございます!」の声と共に各メンバーに手渡しされる姿が見られたり、月に1回誕生会を行い、誕生月の皆さんをお祝いしながら、その時のニュースを社内で共有する時間もあります。
24. スマートキャンプ(2003年~)
スマートキャンプは、薬膳ランチ&整体の福利厚生施設です。本社内の一角にある薬膳ランチが食べられ、整体が受けられる施設。整体の施設はなくなりましたが、薬膳ランチは今も継続しています。
◆健康な環境づくり
25. ロートユートピア(1959年)
1959年にできた、現在の本社です。「従業員が会社に来るのが楽しみだと思えるような、いわば理想的な環境を持つ事業場をつくりたい」2代目の山田輝郎の考えにより、構想が立ち上がりました。
職場環境だけでなく、自動化生産体制の拡充、および福利厚生施設として建設されました。
26. ロート奈良鴻池パーク&バンビシャス奈良トップパートナー(2021年~)
地域の皆様や次世代を担う子どもたちの運動促進と健康的な生活に貢献すべく、ロート創業の地である、奈良県が公募していた鴻ノ池運動公園のネーミングライツスポンサー契約を締結。
プロバスケットボールチーム バンビシャス奈良のトップパートナーとしてスポーツ振興にも努めています。
27. ガンバ大阪スポンサー(2003年~)
オフィシャルダイヤモンドスポンサーとして、2003年からガンバ大阪を応援しています。2022年シーズンからはスタジアム場外広場を「ロート Well-being パーク」と命名し、訪れるファン・サポーターを中心にガンバ大阪に携わるすべての皆さんと共にウェルビーイングな空間づくりも行っています。
ロートパートナーデーの開催やファン感謝祭の支援などを通してファン・サポーターの皆様との交流も図り、選手やOBの方々にも本社を訪れていただくなどガンバ大阪との相互理解も深めており、スポーツ振興を通じて心身の健康増進を願っています。
28.いわきFCスポンサー(2019年~)
2019年より、ロート製薬の香りと感性の研究所「ベレアラボ」が中心となり、選手のパフォーマンス向上のための心理的なサポートを行っています。試合前後や生活の一部にて、香りを取り入れていただき、検証を行ってきました。
29 .卓球を通じたサポート(2017年~)
子どもたちの健康な身体づくりを応援するため村上恭和氏(前・卓球女子日本代表監督、現・日本生命保険女性卓球部総監督)と全国で卓球教室を開催するとともに、歴史ある卓球大会「ロート製薬杯・全国ホープス卓球大会」を特別協賛しています。
また石垣市民の皆さんの健康づくりのため、石垣市・やえやまファームと共に、石垣市長杯卓球大会も行っています。
30. SYO(Sports Yell Officer)
SYO(Sports Yell Officer)という役職をつくり、運動習慣の定着・向上につながる取り組みを推進するようになりました。
◆健康を支える組織づくり
31. CHO(Chief Health Officer/2014年~)
日本で初めてCHO(最高健康責任者)を設置し、社内外含めて健康について考えアクションすることを促進しています。
32. 健康経営推進グループ(2016年~)
社員のアイディアにより、健康経営をより推進していこうとの想いで発足した部門・組織です。
33. ロートグループ健康保険組合設立(2022年~)
まとめ
以上、ロート製薬で実施している健康をサポートする取り組みをご紹介しました。
ロートでは、自分たちが健康でウェルビーイングであることでお客様などのステークホルダーの皆さんに健康の輪を広げていきたい、価値をお届けしていきたい。ロートで働くことで健康になってほしい!と考えています。
ほとんどの施策が、社員自らが発案し、実行し、会社全体のしくみや文化に発展しました。これからも、お互いに健康を支えあう姿勢で、世の中も健康にしていきたいと考えています。
皆さんも、個人や会社で実施されている健康についての取り組みを「 #わが社の健康取り組み 」でぜひ教えてください!