露台女

23歳女性

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未熟な“偽善ちんぽ”を許さないスナック

 その日のスナックもs子さんがリーダーの日だった。松さんというたまに来るスキンヘッドの歯が汚いおじさんが、若い男の子2人と自分の双子の弟を連れて来た。その日にたまたま若者2人組に居酒屋で絡まれたので、初対面にも関わらずスナックに連れて来てみたんだと言う。まっさんと双子の弟は、その若い男の子2人に「スナックを教えてやる!スナックの作法は…」と心底鬱陶しいスナックおじさんをやっている。しかし、その若い男2人は、チャラい!とてもチャラいから、おじさんには目もくれない。受け流しと言う

    • 深夜の高円寺で遊ぶ

      その日はスナックにお客さんが来なかったので、私はシンプルに欲求不満だった。なので12時に閉店したあと自転車でGO!高円寺へGO!スナックの女の子、かなでちゃん(20)も来ると言うので、欲求不満を解消すべく、一緒に行くことになった。  かなでちゃんは、高円寺に来たことがないと言うので、自転車を停めて、高円寺駅をとりあえず散歩してみようということに。北口の高架下沿いを歩いていると、灯りがついている小さな店がちらほら。外から中を覗いてみると、なんとな〜くプライベートな空間がそこにあ

      • まん○だら○その後

         あの5日後に、不合格通知を無事にいただきました。落ちるとは言いながら、ショックです。  大好きなサブカルを真ん中に置いても、立場が変われば、私にはよくわからない何か違う能力が必要なんだなあと実感しました。資本。  通知を受け取った時に、周りに誰もいないのに、すごく人の目が気になった。みんなが私を汚いものでもみてるような、すごく恥ずかしかった。(妄想なんだけど)現実を知るってこういうことなのかな?痛いね。恥ずかしい。期待してたな〜さもしいナ〜。   でもまあ次も好きなこと

        • まん○だら○の面接に行った話

           私は、世でサブカルチャーと言われてるものが好きであることをなんとなく後ろめたく思っていたから今までサブカルっぽいところでバイトしようとは考えなかったのだけれど、ふとその自意識が私の邪魔をしているのではないかと思い、サブカルの聖地でバイトをしてみようという気になった。なってみた。からそうと決まれば、すぐ応募。なにやら志望動機や身分を書く欄があったので、雑な動機(「ヨッまん○だら○!」)を書いて、ノリノリでベットで寝そべってとった自撮りを貼り付けて、送信。  そんなの誰も見てな

        未熟な“偽善ちんぽ”を許さないスナック

          よっちゃんとかっちゃん

           私が働いているスナックに双子の常連がいる。それがよっちゃんとかっちゃんだ。この双子はスナックのママの旦那の幼馴染である。この西武新宿線沿いのとある駅が地元で、まあとにかく「地元の人」だ。2人とも別で週2くらいの頻度で来るので、私達は、同じ顔を週4回も見ていた。  どうやら最近よっちゃんが病んでいるよう。よっちゃんは病むと、酒を飲むと怒鳴り散らし、言いたい放題言って、「こんにゃろ!」と扉を蹴って帰る。そして次の日、謝罪をするタイプの男だ。しかし今回はそれだけでは済まず、かな

          よっちゃんとかっちゃん

          役に立たないのに死ぬほど長生きをした、ひぃおばあちゃんの話

           わたしの母方のひぃおばあちゃん(みちこ)は、112歳まで生きた。みちこは、生活にも社会的にも、全く役に立たなかった。なんと、家族の誰も、みちこの娘である祖母(やすこ)すら、家事をしているところを一度も見たことがない、らしい。本当に全く動かず、人を顎で使っていた。私が知ってる限りでは、家のことは全てやすこが。その前は、どうしていたかはあんまり知らない(戦争だったのもあり)。まあ、やすこはよく、やすこのおじいちゃんの話をしてくれるのできっと、おじいちゃんが面倒を見ていたのだと思

          役に立たないのに死ぬほど長生きをした、ひぃおばあちゃんの話

          学童でバイトをした話

          少し前、「こども!わたしについてこい!」という気持ちになり、学童でバイトを始めた。高円寺の学童へ派遣され、120もの子供のお相手をすることに。(東京の学童は今や学校ではなく、民間が担っており職員もたくさんいるしおもちゃもおやつもいっぱいある。)そこで私は、「あらたくん」という男の子に出会ったのだ。あらたくんは、2年生で、うまれつきのしょうがいがあった。しょうがいのある子たちは、その度合いにもよるけど、基本的に職員が付ききりでお相手をすることになっていた。わたしは、入ってすぐに

          学童でバイトをした話

          女は女を見て性に目覚めるのダ!

          そう。女は「女」を見て性に目覚めるんです、けしてちんこじゃあない。  中学の時の話なんだけど、私は中学で「変なやつ」として認識されていたため、もちろん友達もいなかったし、基本的にはあまり好かれてはいなかった。(これは本当に仕方がない)いつも下校時間になると、校門の前でたむろしてる同級生がいたから、そいつらが帰るのをお気に入りの秘密基地(階段の裏の謎の空間のこと)で身を潜めて待っていた。(からかわれるのが嫌だったし、そこで過ごすルーティンを気に入っていた)そこではいつも、1時間

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          西武新宿線沿いの寂れたスナックで働く女たち

           私が働くスナックは、とっても面白い女性たちが働いております。お客は、まあ…ザ!労働者のにおいをさせた寂しいおじさんたちばかりで、都内なのに村みたいなコミュニティがそこにはあったり…する。働く女性たちはみんな出身地はバラバラで、生活も全然違うんだけど、私としては、「女」で繋がってる感じがして、とっても居心地がいい…のです。  ショ子さん(38歳)は、そこで7年も働いている古株。風貌的には、背が低くて、黒髪ロング、よく黒い服を着ている(リップは赤!口元にほくろ、みたいなね)。

          西武新宿線沿いの寂れたスナックで働く女たち