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最悪な人生初のパリ

「オッオー!」

ガバっと妹と二人で起きたら
見知らぬ西洋人が手をあげて
立っていました。

そこは、ミュンヘンから
パリ行きの列車の中。


実は、私、ミュンヘンの駅で寝台列車の
座席を予約したつもりだったんです。

でも、実際座席に行ってみると
普通の席ではありませんか。

私達二人は、諦めて
横になっていました。

座席には、ドアがついていました。

途中、パスポートチェックが
あるだろうなと思っていたので
あまり深くは眠っていなかったんです。

そうしたら、見知らぬ男性。

おそらく、物取りでしょう。

トイレに行った時、他の乗客が
私を警戒した目で見ていたし。。

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それから、私はパリのリヨン駅に
着くまで眠れませんでした。

怖くて、怖くて。。

妹は、グッスリ眠っていました。

妹は、初の海外旅行なのに、
なんだかキモが座っていました。

私は、リヨン駅にやっと着いても
動く気力も体力もありません。

妹に、

「ホテルで寝せてもらおうよ」

というのですが、妹は前の日寝て
ピンピンしているので、
そんなつもりはありません。

パリ観光をする気満々。

それで、私は妹に荷物を見張っていてもらい、
リヨン駅の待合室で2時間ほど眠りました。

その間、妹は父や友達にポストカードを
書いたり、元気、元気。

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起きたら、パリをちょっと見て、
今度は南フランスのアルルに寝台列車で
行きました。

今度は、寝台列車が予約できていたので
良かったです。

リヨン駅の待合室で寝た日が、
私の初フランスで初パリでした。

本当に辛い初パリの思い出です。

その後、スペインのバルセロナに行って、
またパリに戻ってくるのですが、
またいつか、ヨーロッパの旅の話をしますね。

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