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自分のために仕事をできるように

入社して1年半を振り返る

先日、お仕事でやっと一人立ちを認められたので、記念してnoteを書こうと思います。

希望の配属ではなく、配属発表で大泣きしてからの1年半、本当に自分はよく頑張った。まずは自分をほめてあげたい!これまでのことと、これからのことを少し考えてみます。

誰のため、何のために頑張っているのか。もがいていた1年半

1年半前の2019年4月。社会人になることに、ときめいていた。でも、全体研修の最後、配属が第3希望にも書いていないところになり、本当に絶望した。トイレに駆け込んで号泣してた。社会人生活これからだ、頑張ろう、と思っていた矢先。自分の思い描いていたキャリアプランなんて、人事の配属指令の前には屈するしかなかった。

理由もよくわからないまま、希望でない配属されてしまった。だけど、何か目指すものがないとやっていけない。そう思った私は、

「せっかく来ちゃったからには、とりあえず一人立ちはする。一通り部署の仕事ができるようになる」

という目標を立てた。長期的な目標なんて考えられなかったので、目の前の仕事ができるようになる、というマイルストーンを置いていくことで、「この先どうなっていくんだろう」という将来への不安を抹消しようとしていた。

1年半を振り返って、「この仕事をずっとしたいわけじゃないけど、とりあえず覚えないといけない」という状態だった。仕事の面白さはあまりわからなかった。それでも先輩や上司からは色々教えてもらってたので、嫌いな食べ物をできるだけ味わずに飲み込んでいる感覚で、感情を無にするよう自分に言い聞かせ、ひたすら覚えようとした。

と共に、わたしはなんでもゲーム感覚にできるので(えらい)、一人立ちまでの一種のゲームだと捉えようとしていた。一つ一つコインを集め、着実にレベルアップしていくゲームだと。一人立ちするまで、自分自身の育成ゲームだと思ってやってきた。


新卒1年目は相当苦しくて、夜家で一人で涙した日が何度もあった。こんな苦しい思いしてまで私は仕事を覚えていかないといけないんだろうか、辞めたらもっと心が軽くなるんじゃないか、とか、ずっと考えていた。

希望じゃない部署で、こんなに頑張るのは、だれのためなのか。こんなに苦しむことが自分のためなのか。上司のために仕事を覚えているのか。わけがわからなくなっていた。こんな社会人になるはずじゃなかったのに…と就活生の時に思い描いていた理想像とギャップに苦しんだ。

社会人になって思ったのは、みんな、思ったよりも「やりたいこと」なんてないということ。毎日をワクワク過ごしているというよりは、「仕事」だからやっている。周りの人がいいから、辞めずに頑張っている、という人が多いと感じた。


それでも続けられたのは、自分のスキルのなさを実感したから

苦しみつつも、1年半仕事を続けることができた。以前、上長から「希望の部署じゃなかったのに、あまりネガティブな感情を周りにださずにやってこれたよね、ほんとによく頑張った」と言ってもらえたことは嬉しかった。(会社では張りきって仕事し、家で泣くタイプだった)

途中で投げ出さなかったのには理由がある。
1つは罪悪感から。そしてもう1つは、今のままの自分ではどこにいっても通用しないと実感したからだ。

新卒で入った会社を1年で辞めることには、私自身抵抗があった。「新卒で入った会社は3年は働くべき説」が、心のどこかで引っかかっていた。そんなもの他人の作ったただの言い訳にしかならないと自分でわかっていつつも。今辞めたら「逃げ」だ、と思い込んでいた。私と同じように配属が希望通りではなかった同期が、1年目が終わるころにさくっと辞めていって、かっこよく見えた。

もう1つの理由、「今の自分ではどこにいっても通用しない」について。1年目の終わりの頃、色々な会社の人事や、キャリアカウンセラーに会ってみた。それは転職を目標としていたのではなく、今の自分の状態を、社外のフラットな目線で分析し、フィードバックしてほしかったから。そこで話しているうちに、私は「今の自分では、他の会社でやっていけない」と思った。というのは、今の仕事で身についていることが少なかったのと、今の仕事であまり頭を使ってないことに気づいたからだ。

おそらく今後転職するにしても、『今までの仕事で何をしてきたのか、どう自分が考え、行動してきたのか』を面接で聞かれる。そのときに、話せる内容が全くないぞ、、と思った。自分から主体的に仕事を覚えているというよりは、教えられてるからとりあえず覚えるというマインドだったため、自分の頭で考えて行動していなかったことに気づいた。(仕事内容に興味がなかったため、受け身になってしまうことも仕方ないことではあるけど)

「私はもっと今の仕事と向き合わなければならない」

と思った。何事も全力で向き合わないと、自分が得られるものはない。

ちょうどそのころ、新型コロナウイルスが蔓延しはじめ、一気に世の中の景気が停滞していったのもあり、転職したほうがいいのかとクヨクヨしていた私は、目的がふわっとしたまま転職してもこの世の中じゃ上手くいかないだろうと考え、今の仕事をより一層がんばらなければ、と仕事への意欲が少し沸いた。

それから半年後くらいたった現在、やっと一人立ちを認められた。「今の仕事をがんばることが、自分自身のスキルにつながる」と思うことができるようになって、自分の仕事と向き合うことができてきている気がする。1年前の自分のスタンスとはだいぶ違う。


今後何のために頑張るのか

仕事をゲームだととらえているわたしは、この一人立ちという一つの区切りが、ゲーム終了なのか、第1ステージをクリアしただけなのか、曖昧だ。ただ、もうちょっとこのゲームを楽しんでもいいかな、と思う。

ただ、20代、ぼーっとしていたらあっという間に過ぎていきそうなので、なんとなくの毎日を過ごしてはいけないとも自分に言い聞かせたい。たぶん、慣れた仕事をこなしていくのは楽だ。これから時がたっていくにつれて、「今さら新しいことできないし、今の会社に残ろう」とか、新たな環境を面倒に感じてくるかもしれない。

自分が自分でキャリアを選びたいという想いは変わっていない。新卒のときの配属は思い通りではなかったけど、今後は自分の手で未来を切り開きたい。頑張りたいと思うことをやりたい。周りの目を気にせず、自分が自分らしく歩んでいける人生を選択していこうと思ってます。


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