夏が終わる話

2019年
今年の夏は9月1日でお終いでした。


この夏、僕はコンサルティングという立場で海の家に携わり、現場でディレクションしながら7.8月のほとんどを江ノ島の海の家で過ごした。

海の家は過酷だ
6月に施工が始まり
7月と8月の2ヶ月間だけオープンして
9月のに入ると約10日ほどで解体する

夏が終わるとそこには真っさらな砂地だけ。


僕の関わった海の家にはオーナーさんご家族の他に何年も夏に働いてくれているバイトの子達がいて、今までのメンバーと新規で参入したメンバーのみんなでワイワイと働けると考えていたがそれは甘すぎるよね。
なんせ自然を相手にしてるのだから。


2019年
この夏のスタートは冷夏だった。
海なんて誰も来ない。

その間やることといえばバイトの子にひたすら新しくなったシステムを教えること。
なぜ今年は僕がいるのか。
僕がここで何をしようとしているのか。
例年とこんなに違う理由は。
「何年も体験して来た夏の職場」との違いに戸惑いながらも丁寧に覚えようとしてくれて、それでも最初は戸惑いが勝ってしまってたかもね。
客の来ない現場は本当に不安だよ。


今年から大きく違った1つに「週末に頻繁にイベントが入る」ということ。
冷夏でも数字に繋がれる。
けど僕は他にも仕事を抱えていて、週末は海の家には入れない
その場合はうちの統括が現場に入るのだが、僕とはスタッフとの距離感やディレクションの仕方が違うので戸惑う現場
そりゃ困るよね。

その辺のオペレーションは時間かかったけどバイトの子も僕らに寄せてくれて助かった。
ありがたい。


8月に入ると晴れる日も増え、江ノ島の海もようやく夏らしい。
僕が抱える週末の仕事も海にシフトチェンジできたし現場の雰囲気も良くなって来た。
賑やかな現場は不安も薄れていく。

この頃になるとほかの海の家や常連のお客さんにも友達ができた。
アメリカ人や素敵なお姉さん
そして小学生かなくらいかな?の小さい子
この小さな友達については別の記事でも書こうと思う。
彼のおかげで夏らしくあれた、すごくいい思い出なんです。

僕が最初に出勤なんだけど
朝一でキッチンとバーカン作って
バイトの子が来るまで好きな音楽でチルアウトして
みんなが来たらワイワイしながら掃除して
ライフセーバーやパラソル屋さんとおしゃべりして
家族連れのお客さんとニコニコセッションして
綺麗なお姉ちゃんには軟派に遊んで
騒ぎながら料理作って
暴れながらドリンク作って
いっぱいお酒飲んで
バカやって遊んでた夏だった

コンサルとして数字の話はここではしないけど
僕的に「やりきった」と言い切れるところと「まだ足んないな」と感じるところがあって、トータルで表すと「いろんな意味でちょいプラス」かな。


8月の江ノ島には月に30日間いた
なんでこんなにいれるかというと
「人生で一度くらい夏の海にかけてみたい」
と思ったからで
「今年の夏は海の家で生きる」と決めてみて、この経験が今後の人生にどれくらいの影響になるか知りたかった。

結果どうなるかは今後の僕をチェックしてね。


2019年
9月1日は日曜日なので、イレギュラーで営業許可がおりた
通常営業を早めに切り上げてスタッフ同士で打ち上げを開催したんだけど、よくない香りがしたので早めに切り上げたかった
偉そうにしてても所詮僕は芸人で河原者。

たくさん働いて
たくさんバカやった夏だった

これがいい夏だったかどうかはまだわからない。



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