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【自律神経失調症】その曖昧な病気を診断されたら


まえがき

自律神経失調症になった人は読んでね。私、めちゃくちゃ一生懸命書いたから。

昨日同様以下の本を読んでいて、インプットを始めているところであります。で、今回学んだことをはたまたアウトプットいたします。

今回は結構「根本」に触れる話なんじゃないかなあ、と思います。だってさ、自律神経失調症って他人にまじで説明するのむずいよ?

とりあえず、参考図書は以下の通りです↓

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【要約】(上記紹介本 第1章p.16『医師によって違う病名がつくことがある』)

p.16『医師によって違う病名がつくことがある』を要約しますね。

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日本心身医学会による自律神経失調症の定義は、以下の四角の中の通りです。しんどい人は読まなくていいです。

種々の自律神経の不定愁訴(頭が重い、気分が落ち込む、めまいがする等、現れたり消えたりする不快な症状で検査をしても不明なもの)を有し、しかも臨床検査では器質的病変が認められず、かつ顕著な精神障害のないもの

わかりやすく言いかえると、

自律神経失調症は、

①「自律神経の機能障害によって、心と体に原因不明のさまざまな不調が現れる」

②「病院で検査しても臓器や器官に病的変化は認められない」

ということです。

で、実は自律神経失調症は日本でもまだ正式な病名として公認されていなくて、自律神経失調症を独立した病気として考えていない医師も多くいる。

ただ、原因不明の症状に診断名を与える便利な側面もある。

※ただ、それだけ曖昧な病気なだけに、自律神経失調症と診断された患者さんの中には、神経症、やうつ病、身体病が潜んでいる場合も多く、単なる「病気と健康のはざま」で片付けられないこともあるので注意が必要。

つまり、自律神経失調症は、広義で、曖昧で、未整理で、便利な側面をもった病気と言えるわけです。

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これを読んでの超軽い感想

あーたしかに、このページ読んでも結局自律神経失調症の体系的な何かは得られなくて本当に未整理な病気なんだなーと思いました。まあこの本自体が2013年発行なので新しい本を買うべきなんですけど、とりあえずこの時点ではそんな感じなんだなーと。

ちなみに一応結構信頼している主治医の先生に「自律神経失調症ってちゃんとした病気なんですか?」って聞いたら「広義だけどちゃんとした病気だから!」ってキレ気味に言われました。(笑)


実体験①「曖昧ゆえに救われた」

「原因不明の症状に診断名を与える便利な側面もある。」

私はさっきの要約でそのように書きました。ええ、その通りだなと思いました。私は初診で

「あなたの言う症状は全て自律神経なのね。診断書書くから、医者のせいにしていいから、仕事、とりあえず1ヶ月は休んだら?」

そう言われたのです。とにかく私が苦しんでいることを理解し、仕事に行ける状態でないことを判断してそうしてくれたわけです。

もちろん来月の収入は減る。そんなこともどうでもいいくらいには確かに私は仕事を休みたかった。

その判断を下してくれたのが初診であったことと、仮に私がよくわからない病気だったとしても自律神経失調症とちゃんとした病名をもらえたこと私はここに価値はあると思います。


実体験②「曖昧ゆえに不安になった」

本にも書いてある通り、本当に自律神経失調症は広義で曖昧で未整理なんですよ。だからやっぱり私は不安になりました。

2020/06/01に初診で行って、1週間くらいで身体的症状(胃痛、腹痛、軟便など)はすぐに治ったのですが、私の場合精神的症状がいつまでも治らない!

私は「不安障害なんじゃないか」「強迫性障害障害なんじゃないか」「パニック障害なんじゃないか」「うつ病なんじゃないか」

そういう疑いを持ち続けながら約週に1度通院し、ついに初パニックを起こした翌日、6回めの受診の時言いました。「私を精神治療に移行してください!」

でもそれに対して冷静な医師は簡潔にこう言う。

①不安やイライラを感じて自分で抑えきれない時に頓服薬を飲むこと。そして、②自分を不安にさせたりイライラさせたりする何かを認識すること。これがあなたの精神治療になる。そして、23〜7時の上質な睡眠をとることと、1日3食の食事。昼寝の厳禁。」


【まとめ】自律神経失調症との向き合い方

先ほど申し上げた通り自律神経失調症はとても広義なものである。その中で、ざっくり言えば身体的症状が強い人もいれば、精神的症状が強い人もいる。苦しくて通院する。それによって、たまたま楽になれる人もいればなかなか楽になれない人もいる。まあ、楽になれる人はいいんだけどさ?

だから、「僕は自律神経失調症だ!」で終わるのではなく、(広義である)自律神経失調症の中でも自分にどんな傾向があって、どんなことが苦手で、どんなことはできて….って自己分析していく必要がある。そして、自分が楽になるためにどうしていくかを医師と相談していく必要がある。

私の場合で説明してみようか?

私の場合は「自律神経失調症」だけど、精神的症状が大きく、「不安障害」、「強迫性障害」、「パニック障害」、「うつ」の傾向があります。

そして、私を攻撃してくる人、私を悪く言う人、私をいじめる人、それを見て見ぬ振りをする人、私に興味がありすぎる人、あまりに想像力のない人、何か言いたげで何も言わない人、怖いこと考えてそうな人、弱いものが虐げられること、部屋の片付け、水回りの掃除、虫、仕事のための人生、イライラする私。が苦手です。(プロフィール記事でも書きましたが)

それら、自分の苦手なものを避けるためにどうするかを考えるのは自分だと思います。

たとえば、私はTwitterで鍵をかけていないから、たまにアンチコメントとかくるけど、私のことを正しく知って欲しい欲求もあるから、アンチコメに対しては誤解を解くことや説明をした上でそれでもうまくいかなそうだなって感じたらまあブロックするよね。それだけの話。

(ちなみに負けず嫌いな性格でもあるから、向こうからブロックしてくれたら「やったー!」とか思う。わかる人いる?)

逆に、とにかく自分に絡まれるのが嫌なら即ブロックとかもあるわけだよね。まあ色々だ。

そして、大切なのは医師と治療を信じること。

自律神経失調症になる人って疑い深い性格をしているって前の記事「心療内科と精神科、お医者さんを信じるところから。」↓

https://note.com/ikupopo/n/n27f98c17c6fa

でも書いてるけど本当にそうだからね。


あとがき

今回の記事はかなり気合入れて書いたと思う。

自律神経失調症で、不安症状で「死にたい死にたい」連呼して、生理でさらにホルモンバランス崩れるし、お腹痛いのに昼寝厳禁だし、そんな中で一生懸命書いた。褒めて欲しい。

ただの「スキしてください」のあとがきになってしまったわ。


あなたのこと忘れない