「休み方がわからない妻」と「ずっと休みでいい夫」
2021/11/3(水)編集
※まず、この記事は2020年7月という1年以上も前のもので、私がまだ自分が完全な健常者だと思いこんでいた頃に書いたものだということをお伝えしておきます。当時は自律神経失調症。現在は、1年以上前のQEEG検査にてASD傾向、しばらく通院していなかったものの先月より新たな心療内科に通い始め、躁鬱傾向が疑われております。
まえがき
私は完璧主義。そして休むことが苦手。暇を作ることが苦手。いつも何かをしていないといけないような気がする。
人生に意味なんてないと思うのに、何か意義のあることをやり続けていなくてはならない気がしてしまう。
ご存知の通り私は自律神経失調症で、その中でも精神的な症状が強い。「不安障害」「強迫性障害」「パニック障害」「うつ」それらの傾向が少なからずある。
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また、今回は「休み方がわからない妻」と「ずっと休みでいい夫」、ということで「夫婦のぶつかり合い」から「優しいお姑さんとの電話」を通して「妻である私の楽になる方法発見」を書いていきます。
私の「キツキツスケジュール」
まあ、ある人から見ればこれはゆるいし、ある人から見れば厳しいスケジュールでしょう。あくまでこれは自律神経失調症である私の「13:00〜17:30の4.5h労働」を目指した、医師の指導の「23:00〜7:00の上質な就寝」と「日中の交感神経の活性化」を鑑みた、私の考えた療養生活です。
わかりやすく言えば私は完璧主義。翌日何するかをしっかり決めておかないと不安になってしまう。しかし日々というのは何が起こるかわからないものです。それで、その立てたスケジュールが達成できないとまた落ち込んでしまう。
それに対して……
夫の「ゆるゆるスケジュール」
これは私の文字ですが、夫が書いたものを思い出して書いたものです。なぜなら、私は夫が書いたこのスケジュールを見たとき、ショックでビリビリに破いてしまったから…
「自由」って、何!?!?
そこに家事は含まれてる?
その他やるべきことは含まれてる!?!?
私的にはパニックでした。私の中には存在しない考え方だった。
お姑さんから学んだこと
私は泣きながらそのゆるゆる夫のお母様に泣きながら電話をかけました。そしたら、意外と私は冷静になれたのです。
「〇〇(夫の名前)にしてはね、頑張ってるよ」
「〇〇(夫の名前)はね、△△ちゃん(私の名前)のことが心配で大切で仕方ないんだよ」
「あとね、自分のスケジュールに他人を当たり前に巻き込むのはいくら夫婦でもダメだよ」
泣きじゃくりながら電話をした中で、私に響いたお姑さんの言葉です。
私は我に返ったようでした。
いろいろなことを思い出しました。
私のお母さんが癌になった時、お母さんのことが心配で仕方なくて不安で不安で泣きながらラップをかけられた夜ご飯を食べていたこととか。
当時自分も鬱だったけど、頭の中はお母さんのことでいっぱいだったこととか。
だからきっと今、夫は自律神経失調症で泣いてばかりの私をひどく心配してくれている。腕に噛みつかれたり(一応ギリギリの理性で選んだ柔らかい)モノを投げられたりしても私のことを愛してくれている。
夫自身も完治しない潰瘍性大腸炎を抱えて不安であろうに、きっと夫の頭の中は私のことでいっぱいのはずだ。
多分私は夫に甘えていた。自分が病気であるから。
私が強迫的に作っているあのギリギリスケジュールは、私を苦しめている。それだけはなんとなく気付いていた。
楽になりたかった。
そして、夫のその「ゆるさ」が私に助言をくれるんじゃないかって勝手に思い込んでいたんだ。(そしたらあまりに真逆でパニック起こした)
私は自分で自分が少し楽になれるスケジューリングを始めた。
私の新「ちょいゆるスケジュール」
今の私は病気の影響でとても記憶力が落ちているので、「やることリスト」みたいなものは、存在すると助かると感じている。
しかし、そこに「それを行う時間」を定めてしまうと一気に厳しくなってしまう。
そこで、私は夫と同様に「起床」「就寝」「(労働)」のみ時間を定め、やることを書いてみた。↓
「23〜7時の就寝」と「1日3食」そこを強調してみた。それ以外は自由。やることだけ書いて、順番も自由!やる時間も自由!なんならどうしてもやりたくないものは❌つけちゃう!
ちょっとこれでやってみよう。
「ちょいゆるスケジュール」の効果
あのね…この「ちょいゆるスケジュール」のおかげで圧倒的に生きやすくなりました。
えっ、そもそも、この「ちょいゆるスケジュール」受け入れられる自分自体が信じられないのですが…
1ヶ月前から飲んでたトリンテリックス(抗うつ剤)のおかげ?(生き辛いこだわりがとれるって先生が言ってたやつ)
まあいいや。
結果としてこの「ちょいゆるスケジュール」を始めてから、私はイライラ時に飲む薬(ブロマゼパム)をほとんど飲まなくて済むようになったし、不穏時に飲む薬(ジアゼパム)を全く飲まなくて済むようになりました。
どれだけすごいかというと、これを実行するまでは私はイライラ時に飲む薬(ブロマゼパム)は毎日3錠飲んでたし(1日に飲めるMAXの量)、不穏時に飲む薬(ジアゼパム)は毎日1〜2錠飲んでました。
つまり、「ちょいゆるスケジュール」によって、私はとっても心が楽になったのです。
あとがき
これ、「薬のおかげで自律神経失調症の私、楽になりました」っていうお話でもあるけど、
「ちょいゆるスケジュール」、完璧主義で苦しんでる人も楽になれる方法なんじゃないかなあ。
また、自分を追い詰めがちな人を楽にする方法にもなるといいなあ。
どうか、だれか楽になれますように。
瑠璃
あなたのこと忘れない