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私が政治に興味をもつまで~③無知の知

<日本はどうなってるんだ?何が起きているんだ?>

山本太郎の掲げる政策、街頭演説動画、支援者たちの声。
目にするもの全てが情熱と使命感と活気、そして怒りに満ち溢れていた。

「この国で一番偉いのは、皆さんなんだよ!国民なんだよ!取り戻そうよ、日本を!」

山本太郎の叫びを聞いて、フラッシュバックしてくる中学校の教室。
そうだ、遥かかなた昔、義務教育で習ったではないか、国民主権を。
そんなことさえすっかり忘れていた自分を恥じた。

何故だろう?
叫ぶように訴える山本太郎の姿に、感動すら覚えてしまった自分がいる。
幸いにも、衣食住に困らない生活と仕事、家族を持った私は満たされているはずではないのか?
それなのに、何故こんなにも山本太郎の言葉が強く刺さるんだろうか?

この10年ですっかり麻痺していたが、私は不安なのだ、将来が。
私は理不尽と不満を感じているのだ、現代社会に。
私は悲しくていたたまれずにいるのだ、弱い者が虐げられる世の中で。
今まで押し込められていた、自分の奥底に眠る怒りを感じた。

そして驚く。
唯一残された日本の良いところ、憲法9条がなくなろうとしている!
ネット上には驚くべき映像が沢山あった。
政治無関心の私でも知っている安倍内閣の顔ぶれが息巻いて「徴兵制度を導入しよう」「国のために血を流せ」とセンセーショナルなことを叫んでいるではないか。

日本は、またしても戦争をする国へと変わりつつあったのだ。

衝撃は後を尽きない。
基本的人権がなくなろうとしているって何なんだ?!
これも公民で習う、誰もが知ってる権利じゃないか。
人間である以上、かならずもっている権利のはずだよね?

日本はどうなってるんだ?何が起きてるんだ?
正直なところ、軽いパニックに陥った。

<まだ遅くないはずだ。守りたいものがあるから戦うしかない。>

私は、この10年で政治からあまりにも遠ざかりすぎた。
そしてTVで流れる情報を信じすぎた。
私の政治を見る目は曇りに曇っていた。
何も見えていなかった。
何も聞こえていなかった。

「この国で一番偉いのは、皆さんなんだよ!国民なんだよ!取り戻そうよ、日本を!」

山本太郎の叫び声が忘れられない。
彼の目、涙、街頭で寄せられる声への対応。
見るたびに、曇っていた私の目からはらはらと鱗が零れ落ちるようだ。

今の私たちにできることは何か、それは子供たちのために平和と人権を守ることに他ならない。
子供たちのために、生まれ育った日本を取り戻す努力を、できる限りしよう。
これが最後のチャンス。
平和と人権のない日本で生きていくことはできない。

10年分を取り戻すため、貪るようにネットを探す。
散乱するニュース、情報を目にしては、恐怖に震える毎日だ。
なぜ、私は無関心でいられたのだろう?
なぜ、メディアから与えられる情報だけで信じられたのだろう?
何のために、働いてきたのだろう?

子供たちが生きていく日本が、少しでも良くなるように、生きやすくなるように、ではなかっただろうか?

それどころか、平和と人権のない、ともすれば子供が徴兵に獲られる日本に変わっていた。

次の選挙までの数か月。
これは守るための闘いだ。

何を?

子供たちを。
私たちの生活を。
平和を。
人権を。
日本を。

私は、れいわ新選組、山本太郎を支援している。

改憲反対を掲げている政党はほかにもあるが、
心を動かす声と目を持っていたのは彼だけだからだ。

ピンク色に染まる街を見てみたい。

一人で闘う山本太郎に『あなたは一人じゃないんだよ』と伝えられる日が来ることを祈っている。

それが彼の更に猛進するエネルギーになると信じて。


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