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カメラ、トランペット、旅行が趣味。東芝フィル、横浜シティ・シンフォニエッタ(YCS)に…

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カメラ、トランペット、旅行が趣味。東芝フィル、横浜シティ・シンフォニエッタ(YCS)に所属。YCSではバーゼルのエッガー製ナチュラルtp(クラシカルベル)を使用。カメラはオリンパスOM、ライカ、その他多数を使って大したことのない写真を量産中。

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カメラの話を徒然に

はじめに私は、横浜市の端っこに住んでいる会社員である。父から譲ってもらったオリンパスOM-1を使ってたまに写真を撮るくらいで写真は趣味でもなかったのだが、ある日、友人と飲んだ時にライカM3を見せてもらい、何かのスイッチが入ってしまったようで、その後の長い独身時代に暇を見つけてはカメラ店を回るようになってしまったのだった。そして、カメラのメーカー、種類、数が増えてきたのに合わせ、自分のwebを作って日々の写真や旅行の記録などをアップするようになった。 文章を書くのは好きなので

    • Vito BLの写真をもう一つ

      AGFA OPTIMA100 ここのところ、96年近辺のフィルムを整理している。先日はコダクローム25のポジからのスキャンをアップしたが、今回はアグファ オプティマ100のネガが見つかったのでそれを紹介する。カメラは前回と同じくフォクトレンダーのヴィトーBLである。 アグファといえば、この当時ヨドバシカメラで現像料無料キャンペーンをやっていて、会社の社員オーケストラの米国公演旅行でフィルムを使うためにXRG100をたくさん買い込んでいたのを思い出す。オプティマはXRGシリ

      • 96年6月のポジ その2 Vito BL

        この際なので 見つかったフィルムのスキャンを連続してアップしようかと。前回と変わり映えしないのは承知の上である。 今回の写真は、フォクトレンダーのヴィトーBL、コダクローム25の組み合わせによるものである。これはカラースコパー50mmF2.8を搭載した固定鏡胴のカメラで、距離は目測式、シャッター・絞りに連動しない単独の露出計を内蔵している。ファインダーは等倍のガラスブロックでクリアな視界が気持ち良い。同じ系統で露出計を省き連動距離計を内蔵したヴィトーBRというモデルもあり、

        • 96年6月のポジ Bessa II ヘリア付き

          部屋の整理 ここのところエアコンが故障して交換工事をしたり、実家に置いてあった自分の荷物を引き取ってきたりしていて、部屋にはいろいろなものがあふれている状態なのだが、その中には昔のフィルムが大量にある。フォクトレンダーのベッサII、カラーヘリアつきのポジフィルムが3本見つかったので、スキャンした。 このカメラは、私が古いカメラにはまり出した頃、ふと立山黒部アルペンルートを観に行こうと思い立ち、それなら大きなフォーマットのカメラがあると良いのではないかと考えて出発の3日くら

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        カメラの話を徒然に

          PenD3を持って台湾へ(4)

          帰国の途へ 帰路は高雄(左營)→台北→台北松山→羽田という経路である。きれいに晴れていて、しかも進行方向左側(西向き)の席だから逆光にならず景色がよく見えた。台北駅から空港までのMRTでは乗り換え駅の忠孝復興駅で改札を出て、そごうのすぐ脇にある包子店に寄ってそこで昼食にした。行きに寄ろうとしたのだが、月曜は定休日だったのだ。MRTでは飲食ができないから、店の前で食べた。美味しかった。 帰りの機内は左側の席で、これは自分で指定したものである。北上する機内の左だからまぶしくなく

          PenD3を持って台湾へ(4)

          PenD3を持って台湾へ(3)

          高雄市内 その3は3日目の高雄市内の写真だ。3日目は移動日で、その2でアップした台南と同じ日の写真であるが、高雄に着いて時間が余ったので衛武営国家芸術文化センターに行ったりしているが、残念ながら内部の見学ツアーがあるとは知らず外を見ただけであった。いったんホテルに入って夕食のあと、瑞豊夜市を巡っている。夜市では明るいレンズと感度200のフィルムを活かしF2 1/2, 1/15秒で条件を統一し、あとはピント(距離の目測)と構図に集中した。いま思えば、もう1段絞って1/8秒でも

          PenD3を持って台湾へ(3)

          PenD3を持って台湾へ(2)

          台南市内 その2では2,3日目の台南市内での写真をアップする。2日目は仕事をしているので終わった後の夕食の店の前くらいしか写真がない。3日目は移動日で、時差ボケで6時前に目が覚めてしまって近所を散歩してみるか、ということで行った台南公園の写真を中心に選んだ。時差ボケ、って台湾は1時間遅いだけなのだが、近い時間帯だけに常に寝坊したような感覚があって朝はいつも焦るのだ。 ということで以下に写真を上げておく。フィルムはコダックのカラープラス200である。 おわりに ハーフ判

          PenD3を持って台湾へ(2)

          PenD3を持って台湾へ(1)

          前の投稿で PenD3を取り上げたわけだが、それはペンタックスの新カメラがきっかけであった。その時点で、出張で台湾に行く予定が決まっていて、移動時間がけっこうある日程だったのでそこにフィルムのカメラで撮る時間もあるのではと思い、夜市の撮影も考えて明るいレンズを搭載しているPenD3を持って行くことにした。フィルムはコダックのカラープラス200で、これも夜の撮影を意識したものである。 もちろん、仕事先に持って行くわけには行かないので、仕事をしている時はホテルの部屋に置いてあり

          PenD3を持って台湾へ(1)

          24年6月 Olympus PenD3

          ペンタックスがハーフ判 あれには驚いた。フィルムカメラのプロジェクトをやるというのがそもそもすごいのだが、あえてハーフ判というのも驚いた。ペンタックス自身はハーフ判のカメラをやっていないので、リコー側のブランドなら有名なオートハーフがあるが、撮影者が巻き上げやピント設定の操作をすることも重視されたようなので、オートハーフ(距離固定、自動巻き上げ)ではダメだったのだろう。この時期に、新型のフィルムカメラを出すことに敬意を表したい。 PenD3 ということもあって、今週は手

          24年6月 Olympus PenD3

          24年6月 伊豆高原へ

          Canon 50mmF1.5 所用があり、伊豆高原まで行ったのだが、せっかくなのでフィルムでも撮ろうかと、最近持ち出していなかったキヤノンVI Lを持って行くことにした。レンズは迷った末に同じキヤノンの50mmF1.5とコムラー35mmF2.8を選択した。この稿では50mmF1.5の写真をアップする。 キヤノンのスクリューマウントレンズで特に有名なのは、50mmF1.8だと思う。キヤノンのミュージアムサイトの記述には「近代光学史にその名を残す名作レンズ」とあり、その自信の

          24年6月 伊豆高原へ

          24年5月連休(2)

          5月の連休のフィルム撮影(コダック ISO200) 前回投稿に続いて、今度はコダックのColorplus200を使ったものをアップする。レンズとカメラは前回と共通である。 撮影結果 いずれも、フィルムはコダックのColorplus200である。夕方用に装填していたものが、結局夕方に出かけることをやめてしまったので、そのまま日中使っているというわけだ。少し粒状性は悪くなるが、色合いは良いと思う。 おわりに 今年の5月連休に使ったフィルムは2本だった。以前は、バルーンフ

          24年5月連休(2)

          24年5月連休(1)

          5月の連休のフィルム撮影(フジ ISO100) 連休中に撮ったフィルムの写真をアップしておく。まずはフジフイルムの感度100ネガのものから。カメラはコシナツァイスのツァイス・イコンで、レンズも国産で揃えたい気分だったのでキヤノン28mmF2.8、トプコール50mmF3.5固定鏡胴後期、コムラー105mmF3.5というセットである。ちょっとだけレンズの話を書いておく。 ●Canon 28mmF2.8 1957年発売の広角レンズで、当時としてはもっとも大口径なレンズである。キ

          24年5月連休(1)

          レンジファインダー機で中望遠(3)

          Topcor 9cmF3.5 中望遠レンズシリーズの3本目は東京光学のトプコール9cmF3.5である。これと5cmF3.5の固定鏡胴のタイプは、従来の50mmレンズの系統とは異なる、アルミニウム素材の一風変わった外観になっている。 上の写真の通り、細身で小柄、軽量なレンズである。アルミ素材ということもあり、スレ傷が付きやすいのは惜しいところだ。私の持っているレンズも、きれいに見えるが実際には無数の細かい傷がある。 レンズ構成は3群3枚のトリプレットで、コムラーの105mm

          レンジファインダー機で中望遠(3)

          レンジファインダー機で中望遠(2)

          Komura 105mmF3.5 前回予告した通り、三協光機のコムラー105mmF3.5について簡単に書いておこう。 前回の105mmF2は大口径レンズということもあって大柄なレンズであるが、こちらはF3.5、レンズ構成も3群3枚のトリプレットなので小型軽量に出来ている。最短撮影距離は1.25mでF2の1.5mより近接でき、この25cm分だけでも使い勝手がずいぶんよくなると感じる。ただ、レンジファインダー機の望遠撮影でこの距離が難しいことは変わりなく、慎重にピント合わせをす

          レンジファインダー機で中望遠(2)

          レンジファインダー機で中望遠(1)

          中望遠レンズ 久しぶりの投稿になってしまった。毎月、1-2本は撮っているのだがなかなかこの、記事にしようとするとまとまらないというか、記事のことを考えてレンズを持ち出すわけでもないからこれは仕方がない。 と思っていたが、ここ1ヶ月のネガを見たら中望遠で撮っているコマが多めだったので、そこから何枚かを選んでみようと思う。 レンジファインダー機、距離計連動式のカメラはカメラ内で離れた場所に2個の窓を持ち、その窓から見える被写体のずれ具合を距離に換算しレンズのピントを合わせる仕

          レンジファインダー機で中望遠(1)

          Agfa Super Silette再び

          Solagon 50mmF2付き スーパージレッテはアグファのレンズ固定式の距離計連動カメラで、3枚構成のアポター45mmF3.5(F2.8もある)、4枚構成のゾリナー45mmF3.5、6枚構成のゾラゴン50mmF2の3系統のモデルがあった。このnoteを書き始めた時に掲載した記事は上記のゾリナー搭載モデルの写真であったが、今回ゾラゴンを搭載したものを入手したのでその写真をアップする。といっても、ゾラゴンの撮影例は既に過去の記事に掲載していて、そちらは蛇腹を使ったレンズボー

          Agfa Super Silette再び