PenD3を持って台湾へ(4)
帰国の途へ
帰路は高雄(左營)→台北→台北松山→羽田という経路である。きれいに晴れていて、しかも進行方向左側(西向き)の席だから逆光にならず景色がよく見えた。台北駅から空港までのMRTでは乗り換え駅の忠孝復興駅で改札を出て、そごうのすぐ脇にある包子店に寄ってそこで昼食にした。行きに寄ろうとしたのだが、月曜は定休日だったのだ。MRTでは飲食ができないから、店の前で食べた。美味しかった。
帰りの機内は左側の席で、これは自分で指定したものである。北上する機内の左だからまぶしくなく、本州に沿って飛ぶだろうから富士山も見えると予想しての選択で、実際富士山を見ることが出来た。ほとんど雲海の中だったけど。
おわりに
これで一連の台湾出張時のフィルムでの撮影結果紹介を終了する。
ハーフ判ゆえに遠景の写真は情報量が不足するのは物理的に仕方がないが、近景であれば十分にシャープで色合いもきれいに出る。何より倍撮れるからフィルム交換頻度が少ないのは旅先ではありがたい。カメラの重さが適度にありながらシャッターがごく静かなのでブレも少ない。気持ちの良いカメラだと思う。
あとは近距離での距離の目測の精度をどう確保するか、だろう。私の場合は、被写体と自分の間に何が入るか、でだいたい上手く行っている。車1台=5m、車の横方向=2m、スクーター=1.5~1.7m、頭から右手を横に伸ばしたところ=1.2m、手を前に伸ばしたところ=0.8mといった具合。確実性を求めるならF5.6-8に絞ればほとんど外さないし、そういう時に感度200のフィルムは1段の余裕が出来るので有難い。絞り開放付近で距離に不安があるなら、2‐3枚距離を変えながら撮ればどれかは当たるので、どんどん使って行けばよいと思う。
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