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ドリス・デイの独壇場~「カラミティ・ジェーン」

古き良き時代のハリウッドは、実にいろんなネタを映画に仕立てている。
本作もその一つと言えよう。現代ならこんな映画、絶対に作られないという意味では空前絶後の作品である。1953年「カラミティ・ジェーン」

ドリス・デイ主演の、コメディタッチのミュージカル映画である。
カラミティ・ジェーンとは実在した女性ガンマン。なかなかその実像は確かなものではないのだが、とにかくいたことは確かなようだ。
どのドリスが、歌って踊って銃撃って、と男顔負けに躍動するのが見ものの映画である。

ドリスは最初はなんとなく小汚い感じで出ていて、観ていてかわいそうになるくらいなのだが、最後無事想い人と結ばれてからは見違えるようにキレイになったのが、印象的。恋とはかくも女性を美しくするものなのだと。

最初はこんな感じなのだが("The Windy City")

最後にはこう(”Secret Love”)

よくこの役を引き受けたなとも思うが、彼女の歌のすばらしさは文句なしで堪能できる。

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