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花せんにんの記録

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サクラ咲く!?

サクラ咲く!?

先日(1月)街中を歩いていたら、桃色の花が咲いているのを目にした。

桜!?
まだ1月なのに。

そう思いながら裏手に回ると、ありがたいことにキャプションがついていた。こういうのがないと街中でキレイな花に出会ってもすぐ忘れてしまうので、助かる。

ジュウガツザクラ。
冬でも暖かいと咲くことがあるとか。へぇ。

なお花言葉は、「神秘的な心」「寛容」。
神秘的な心とは、どんな心だろう。神秘的かどうか感

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サクラもいいけれど

サクラもいいけれど

すっかりサクラの季節である。
もちろんサクラは良い。良いのだが、春はそれだけではなく、街中でも様々な花が咲き始めるので、それを見つけるのが楽しいのだ。

これはシデコブシ。ふつうのコブシに比べて花弁が細長いのが特徴。

こちらはオトメツバキ。この幾何学的で美の極致といった造形がたまらない。

紅と白とが混ざって咲くのがハナモモ。モモを見分けられるようになれば上級者?別名「源平しだれ」、紅白だからか

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2021年、秋始まる

2021年、秋始まる

今年のようにあまり遠出をする機会もないときには、季節をどのように感じるか。
気温の高低も一つの目安ではあるが、やはり街中に漂う花の香りで季節を感じてみたい。

まだ蒸し暑さの残る時期ではあるが、香りは一足先に秋を届けてくれた。

キンモクセイである。
いつもは10月くらいだから3週間ほど早いか。
いや、ものの本にはこれくらいから咲くこともあるとか。
たしかに、秋ほどの強い香りではなく、ほのかに香る

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上野ぼたん苑

上野ぼたん苑

上野のぼたん苑に行ってきた。

お花畑ではなく、通路に沿って一輪ずつ展示されているといった風である。

花の王と言われるぼたん。なるほどその言に違わぬ堂々としたたたずまいである。改めてみるととても大きい。手のひらサイズである。

脇に静かに咲いている花々も可憐である。

あとで調べたところ、おそらくキンギョソウ。
なるほど金魚のような形である。

会場を出たところには大きなツツジ。おそらくキリシマ

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日比谷公園にて

日比谷公園にて

サクラ満開の日曜日。
花見の喧騒を離れて、日比谷公園を散策した。
そもそも日比谷公園って、どんな花が咲いているのだろう。

目に飛び込んできたのはピンクのサクラと、ブルーのネモフィラ。
ネモフィラ花壇という、一面ネモフィラで埋め尽くされている一画があり、なんともメルヘンな空間を演出している。

ネモフィラ花壇の隣にはチューリップ花壇。
幼稚園や小学校の頃にはなんだか馴染み深かった記憶があるのだが、

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サクラもいいけど、モクレンも

サクラもいいけど、モクレンも

都内、六本木一丁目近辺にて、モクレンの咲き誇る並木道を見つけた。
この日は東京でサクラが開花するかどうかという暖かな日曜日。
天に向かって気高い佇まいは、儚いサクラと違った魅力がある。

白とピンクが道を彩っている。

風が強かったので、手で押さえて撮影。

ピンクのモクレンも可憐である。

それで間違いやすいといわれるこちらの花も見かけることができた。
コブシである。たぶんシデコブシ。

背景の

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秋のバラ

秋のバラ



今年はなかなかバラ園に行く機会もなかったので、街中のバラを愛でる。

春も芳しく好きだけど、
淋しい秋に咲く、優美なバラも好き。

”サルスベリ”に日本語の豊潤さを思う

”サルスベリ”に日本語の豊潤さを思う

あまりの暑さでは植物も参ってしまう。
そう思いきや、街中で目にした紅がこちら。

そう、さるすべりである。
さるすべり。なんともユカイで奇矯な言葉ではないだろうか。

このユカイな名前は、その幹の特徴から来ている。
木登りの上手なサルでさえ手足をすべらせてしまうくらい、幹がつるつるなのだ。もちろん実際に滑るかどうかは、別の話だ。
この写真ではわかりにくいかもしれないが、確かに普通の樹木のようなざら

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赤と白のヒガンバナ

赤と白のヒガンバナ

今年は特にオリンピックを予定していたこともあって、連休が多い。
もはや気にかけていないと何の祝日なのか忘れがちなのだが、9月の連休のうち一日は秋分の日であった。そう、秋の彼岸だ。

彼岸といえば、ヒガンバナ。
昨年はとある庭園に見に出かけたのだが、時季を逸して叶わず。今年こそはぜひ見たい、という2年越しのトライである。

いざ、府中市郷土の森へ。
ちょうど涼しくなったこともあり分倍河原駅から20分

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