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好きの大きさと、ささやかな嫌いと、ほんの少しの幸せ。

私の片想いはうまく行っていない。
本当にビックリするほど彼との関係性は
今、最悪なかたちを迎えている。

身体の関係はあっても彼にとっては
その行為が目的ではない。
友達かと言われたらそれもまた違う気がする。
恋人でもない。

「私達の関係ってなに?…」

「関係性に名前を付けたくないんだ…」

こんな会話を一度だけした。
いつだって君は曖昧だ。


私からのそんな話を聞いた友達に
そんな人やめなよ!幸せになれないよ!
最低じゃないか!と言われた。

彼のことがどうしても好きな私はずっと
煮えきらない返事をしていた。

私の頭の中はすでに  Saucy Dogの【シンデレラボーイ】状態だ。

頭じゃわかっているけれど心が追いつかない。
まさにそれ。

そんな私の状態を見た友達が
“それならノートにまとめてみたら?”
その彼の好きな所と直してほしい所をと言ってきたから、

試しにノートにまとめてみたんだ。

そしたら、圧倒的に好きなところが多いの。
直してほしいところも沢山あるけれど
そんなことチャラになるくらい好きなところが多くて。

結局君のことを嫌いにならない限り
この恋はおわらないんだと気付いただけだった。

もう抜け出せなくて。
今更、君から冷たくされても
暇つぶしの相手にされても
酷いこと言われようが、

君からはもう離れられなくて。

重いこともわかっているし
新しい恋を見つけたほうがいいこともわかってる。

だけれど、できない。

君がくれるほんの少しの嬉しいが勝ってしまうから。

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