記事一覧

受身上手はいつからなのか

というわけで昌造も、また彼の友人も「決局時間の問題だから永くかゝって居るうちにはどうにかなるネ」と、昭和五十年代の農林水産省のようなことを考えている。 キングオ…

ず
2年前
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美の存在と発見

わたくしは新茶をよろこぶ心で淹れましたので、円やかにあまいような、やわらかいかおりに出ました。 さっきから近くで鳴いていた蝉が、最後に大きい声で鳴いたあと、小さ…

ず
2年前
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夢・出逢い・魔性

自分に都合の良い目標を近場で見つけて、それに集中して、それに逃避して、それが夢なんだって、思い込もうとするんです。人間ってそういう生き方しかできないんですよね。…

ず
3年前
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海城発電

「何だ、左様かも知れません?これ、無責任の言語を吐いちゃあ不可ぞ。」 両親に申し訳ないという気持ちを伝えたかった それまでの過程を事細かに説明しようか、ひたすら…

ず
3年前
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死にたいと言うひと

noteを書き始めてすぐのころに書いたものですが、なぜかずっと下書きのままになっていたのでなんとなく今日公開してみます 死にたいと最近口に出して言わなくなった。口に…

ず
3年前
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柿の種

どれほどに有りうべからざる事と思われるような夢中の事象でも、よくよく考えてみると、それはただ至極平凡な可能性をほんの少しばかり変形しただけのものである。 クック…

ず
3年前
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春は馬車に乗って

この花は馬車に乗って、海の岸を真っ先きに春を撒き撒きやって来たのさ。 ⒈ 天気 4月はずっと、日差しが心地よくて、日傘をさして歩いているひとを見ると、遮るのにはも…

ず
4年前
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牛肉と馬鈴薯

「人に驚かして貰えばしゃっくりが止るそうだが、何でも平気で居て牛肉が喰えるのに好んで喫驚したいというのも物数寄だねハハハハ」 サムギョプサルが食べたくて、絶対に…

ず
4年前
2

掃除

昨日は晩ご飯を食べたあとスコーンを作って、味見がてらひとつ食べたらすごくお腹がいっぱいになって、そのまま寝落ちてしまった。冬からずっと、2日に1回は床で寝落ちて…

ず
4年前
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昔の日記

10時になっても一向に起きる気配がないから今日はどこも出かけないのかな?とおもっていたらやっと起きてシリアルを食えと言われたから食った。 そのあとすぐにショッピン…

ず
4年前
3

東京

東京は冷たい街だとおもっていた。山口一郎が病んでたし でも全然そんなことはなくって、東京は大変おもしろくて明るい街だった。東京で知り合った方々はみんなおもしろく…

ず
4年前
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星野源3

前回までのラブライブ! 大好きだった推しが病気から立ち直ったあと別人みたいになっちゃってどうしようっ:;(∩´﹏`∩);: メディア露出も増えミーハーなファンが増えるこ…

ず
5年前
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星野源2

前の投稿の続きです 3. SUN それまで、知っているひとは知っている、くらいの存在だった星野源の知名度は、2015年発売「SUN」によって変化する この「SUN」は、「心がポ…

ず
5年前
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星野源

これは、星野源と星野源に対し歪んだ感情を抱くに至った女のお話です もう一度言いますけど、星野源が好きなひとは以下の文章を読まないでください 星野源を愛し、その後…

ず
5年前
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noteを書く

なぜnoteを書くんですか あなたには関係のないことですが、わたしには必要だからです。 なぜnoteを書く必要があるんですか わたしが書きたいとおもい、書かずにはいられ…

ず
5年前
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はじめました

noteをやるひとはきらいといっていたひとが友人にいましたが、誰か忘れました Twitterの字数140字以内におさめることができない能のないひとがすることだと考えていました…

ず
5年前
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受身上手はいつからなのか

受身上手はいつからなのか

というわけで昌造も、また彼の友人も「決局時間の問題だから永くかゝって居るうちにはどうにかなるネ」と、昭和五十年代の農林水産省のようなことを考えている。

キングオブコントがおもしろかった。今年はわたしが好きなコント師の方が多く出ていて、その方たちには全員優勝してほしかったので、優勝者を一組に決めるのはとても心苦しいものがあった。でも、とてもおもしろかった

優勝した某コント師のコントで、わたしが一

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美の存在と発見

美の存在と発見

わたくしは新茶をよろこぶ心で淹れましたので、円やかにあまいような、やわらかいかおりに出ました。

さっきから近くで鳴いていた蝉が、最後に大きい声で鳴いたあと、小さく消え入るような声で鳴いて、それっきり静かになってしまった。蝉の一生が終わる瞬間を、わたしは隣で横になりながら立ち会った。横になりながら立ち会うって日本語としてどうなのか

夏になってから体調がずっと悪くて、療養するつもりでひと月前に実家

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夢・出逢い・魔性

夢・出逢い・魔性

自分に都合の良い目標を近場で見つけて、それに集中して、それに逃避して、それが夢なんだって、思い込もうとするんです。人間ってそういう生き方しかできないんですよね。

わたしは幼稚園のときに将来なにになりたがっていたのか、あんまりはっきり覚えていない。確かケーキ屋さんだと言っていた記憶がうっすらとあるけど、本心からそう言っていたとはどうしてもおもえない。多分周りの女の子がそう言っていたからわたしも同じ

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海城発電

海城発電

「何だ、左様かも知れません?これ、無責任の言語を吐いちゃあ不可ぞ。」

両親に申し訳ないという気持ちを伝えたかった

それまでの過程を事細かに説明しようか、ひたすら同じ言葉を繰り返そうか、しんみりとした表情をすれば伝わる?

おもいついた全ての方法はどれもうそっぽくてだめだった。言葉にした瞬間にわたしの気持ちは全てうそになってしまって、伝えたいことが何も伝わらない気がした

というかそもそも、「申

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死にたいと言うひと

死にたいと言うひと

noteを書き始めてすぐのころに書いたものですが、なぜかずっと下書きのままになっていたのでなんとなく今日公開してみます

死にたいと最近口に出して言わなくなった。口に出さずとも心の中でおもうこともあまりない

高校一年生のときまでは、ほぼ毎日死にたいとおもっていたし、口に出して言っていた。でもそれに深い意味があったことはあまりなくって、だいたい「500円ほしい」と同じくらいの意味合いだったし、それ

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柿の種

柿の種

どれほどに有りうべからざる事と思われるような夢中の事象でも、よくよく考えてみると、それはただ至極平凡な可能性をほんの少しばかり変形しただけのものである。

クックパッドマートって御存知?

クックパッドマートのアプリで欲しい食材を注文して、近くのロッカーみたいな冷蔵庫に届けてくれるものをピックアップするというハイテクなもの

6月の半ばくらいに、わたしの最寄駅の構内に突然このロッカーが現れて、ずっ

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春は馬車に乗って

春は馬車に乗って

この花は馬車に乗って、海の岸を真っ先きに春を撒き撒きやって来たのさ。

⒈ 天気

4月はずっと、日差しが心地よくて、日傘をさして歩いているひとを見ると、遮るのにはもったいないな、とおもっていた。でも5月になってから急に暑くなってきて、生活しづらくなってしまった

小さい頃はそこまで季節に対して敏感ではなかった。ずっと前から花粉症なので、花粉めんどくさいなあとか、泳ぐことができないので、プールいや

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牛肉と馬鈴薯

牛肉と馬鈴薯

「人に驚かして貰えばしゃっくりが止るそうだが、何でも平気で居て牛肉が喰えるのに好んで喫驚したいというのも物数寄だねハハハハ」

サムギョプサルが食べたくて、絶対に焼肉してやるんだからとおもい、昨日ついに肉を買った。西友で豚肩ロース296円だった

本当は一昨日焼肉しようと決めていたけど、バイト終わりにイトーヨーカドーへ行ったら、とんかつ用の肉しか売っていなくて、キレ散らかしてあきらめた。やっぱり西

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掃除

掃除

昨日は晩ご飯を食べたあとスコーンを作って、味見がてらひとつ食べたらすごくお腹がいっぱいになって、そのまま寝落ちてしまった。冬からずっと、2日に1回は床で寝落ちている

7時に起きて、朝ごはんを食べたあと、眠くもなかったし天気も良かったので、掃除をすることにした。天気がいいと掃除をする気に少しだけなる。滅多にない小さいやる気を取りこぼさないように、こう、いい感じにすくってあげないと、掃除をしてくれな

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昔の日記

昔の日記

10時になっても一向に起きる気配がないから今日はどこも出かけないのかな?とおもっていたらやっと起きてシリアルを食えと言われたから食った。
そのあとすぐにショッピングに連れてってくださった。でも何言ってるか全くわからなくて適当にyesとだけ言っていたら帰ることになった。

急に釣りに連れていかれた。公園みたいなところでみんなバーベキューをしたりラグビーをしたりなどしていたのでここで晩御飯を食べるのか

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東京

東京

東京は冷たい街だとおもっていた。山口一郎が病んでたし

でも全然そんなことはなくって、東京は大変おもしろくて明るい街だった。東京で知り合った方々はみんなおもしろくてやさしかった

東京にはなんでもあった。ずっと指をくわえてスマートフォンの画面で見ていたひとたちはすぐそこにいるし、いつでも会えるようになった。SNSでバズってる店は電車に乗って10分で行けるようになった

神保町の駅のホームでサカナク

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星野源3

星野源3

前回までのラブライブ!
大好きだった推しが病気から立ち直ったあと別人みたいになっちゃってどうしようっ:;(∩´﹏`∩);:
メディア露出も増えミーハーなファンが増えることにも耐えられないわたしは……

という感じで続きです。これで終わりにします

5. 恋

とは言いつつ、なんだかんだ言って星野源は好きだった。あくまでも好きだった。新しい星野源が作り出す曲も、好きになろうと努力した

なんだかんだ

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星野源2

星野源2

前の投稿の続きです

3. SUN

それまで、知っているひとは知っている、くらいの存在だった星野源の知名度は、2015年発売「SUN」によって変化する

この「SUN」は、「心がポキッとね」という連ドラの主題歌だった。ドラマ自体の視聴率はゴミだったが、なぜか主題歌である「SUN」だけはかなり流行った。ありとあらゆる音楽番組に出演し、この年には初の紅白出場も果たした

当時高校一年生だったわたしは

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星野源

星野源

これは、星野源と星野源に対し歪んだ感情を抱くに至った女のお話です

もう一度言いますけど、星野源が好きなひとは以下の文章を読まないでください

星野源を愛し、その後殺意を抱くようになり、そして無関心となった今、どうしてそのように感情が移ったのか、冷静に分析してみようとおもったので、星野源とわたしについて冷静に書きます

1. 出会い

星野源と出会ったのは、2012年、わたしがまだ中学一年生のとき

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noteを書く

noteを書く

なぜnoteを書くんですか

あなたには関係のないことですが、わたしには必要だからです。

なぜnoteを書く必要があるんですか

わたしが書きたいとおもい、書かずにはいられなくなってしまったからです。

なぜ書いたnoteをTwitterでシェアするんですか

わたしが書いたnoteを見たいひとが見てくれればいいなとおもったからです。

あなたの書いたnoteを見たいとは思いませんが

じゃあ見

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はじめました

はじめました

noteをやるひとはきらいといっていたひとが友人にいましたが、誰か忘れました
Twitterの字数140字以内におさめることができない能のないひとがすることだと考えていましたが、たまらなくなってはじめました。よしなに