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もともとリモートワークOKだったRIDE。一律交通費支給をやめ、「ワークデザイン費」を導入しました【福利厚生】

こんにちは、RIDE広報の藤田です。
4月から始まった本格的なリモートワーク。気付けばもう4ヶ月が過ぎようとしていて、だいぶこの生活にも慣れました。

もともとRIDEは、リモートワークを認めていました。
部屋に籠もって企画書を詰めたい、原稿の執筆をしたい、自宅で撮影したほうが素敵な写真が撮れる…などなど、チームでコミュニケーションをとったうえで、それぞれが良いパフォーマンスを発揮できるのならば出社は必須ではないという考え方です。

それがこのたび、新型コロナウィルスの感染拡大により、「リモートワークOK」というメッセージが「在宅勤務推奨」に変わりました

「在宅勤務推奨」ということは、出社義務はなくなるということです。

自宅で過ごす時間が増えたぶん、「どうすればもっとメンバーとコミュニケーションを撮れるようになるか?」「パフォーマンスを上げるためにはどんな食事を摂ろうか」など、それぞれの環境を整えるために「ワークデザイン費」を導入しました。

ということで今回は、RIDEの福利厚生のひとつ「ワークデザイン費」をご紹介します。


「ワークデザイン費」って、いったい?


まずは導入した理由から。
ひとつめはシンプルで、一律交通費支給の廃止です。
創業以来RIDEは、メンバーが住む場所も個人の表現だと考えてきました。海が好きな人は湘南に住むもよし、自転車が好きな人はオフィス近くに住んで電車通勤をやめるもよし。なので、会社から近距離に住むことへの優遇、住宅手当という制度はこれまで導入してきませんでした。

しかし出社義務がない現在、一律交通費支給だと、遠い人が金銭的に多くもらえるので不平等が生じてしまいます。そしに、それぞれのメンバーの作業環境もさまざま。なので、一律交通費支給をやめ、在宅作業を含む働く環境を補助する意味で、「ワークデザイン費」を導入するに至りました。

ふたつめは、前述した理由の延長でもあるのですが、「自身を見つめ直し、自分のワークスタイルを考えるきっかけを生み出したい」という想いからです。

「テレワークOKだから在宅します!」「緊急事態宣言が解除されたから出社します!」と、誰かの号令に従うのは簡単です。

でも、そこで思考を止めることなく
「離れているなかで、どうすればメンバーとのコミュニケーションをとりながら生産性を上げることができるか?」
「自宅にいるからこそ、自分のパフォーマンスを最大限に引き出す働き方はないのか?」
など、いったん「自分自身でワークスタイルを考えて欲しい!」という想いがありました。

たとえばRIDE全体では、オンラインでみんなの顔を見ながら社長はじめ幹部の話を聞く「朝会」、有志が中心となりひとり1分気になるものについてリレー形式で話す「夜会」など、全社で交流会を開いたりしているもの取り組みのひとつです。

そこに正解を見出せなくても、「どんな影響があって、どうなるか?」という問いかけをし、考え続けることが大事。その前提のもと、環境を整える費用としてワークデザイン費を導入しました。

<ワークデザイン費概要>
●一律の交通費全額支給を辞めて、交通費(通勤)は、出社した分の精算
●在宅作業を含む働く環境を補助するワークデザイン費(4,000円/月)の導入

出社義務がなくなった!じゃあオフィスはどうなるの?

たまに用事があって出社すると、オフィスには、ポツン、ポツンとまばらな人。密を避けられるという点では良いのですが、代官山のスペースがもったいなくも思えます。
出社するメンバーが減っているので、オフィスを縮小する方が固定費も下がり経営的に見てもメリットがありますが、RIDEは、いますぐ「オフィス縮小をする」という判断はしません

それは、「”大幅な費用節約”という理由だけで判断していいのか?」という疑問が根底にあったからです。以下、社長の酒井の言葉です。

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僕たちは、コロナ前からオフィス以外で働くことも許可していました。つまり「出社するという行為」を絶対的な目的としていなかった。なので「なぜ今更オフィスを縮小するの?」と疑問を抱きます。

長い目で見れば、出社することでメンバーのパフォーマンスが上がる部分はあるでしょう。一方で、のちのちテレワークを徹底するのであればオフィスはいらない!と大胆に考えてしまうほうが、もっと成果や効果が出るかもしれないとも思います。

さらに踏み込むと、時流として新型コロナウィルスの感染が拡大する前は、さまざまな企業が「カフェのようにオシャレなオフィス」「くつろげる休憩スペース」など環境の充実を謳い、社員の健康すらオフィスで対応しようとしていました。

ただ、この状況になった瞬間、その「価値観」はどこに行ったんだろう?と僕は感じてしまったのです。むしろ、こんな状況だからオンライン以外のコミュニケーションを真剣に考えるべきではないか。そのうえで、オンラインをうまく取り入れることが大切だと思うのです。

いま、オンラインで仕事が円滑に回っているのは、いままでオフラインでメンバー間がコミュニケーションを取れていたからでもあるのです。これまで貯金してきたコミュニケーションの総量を、ちょっとずつ使っている。オフィスを縮小するということは、そういったコミュニケーションの醸成方法も断つということではないでしょうか。

RIDEとしてのそもそもの価値観である「テレワークも働き方のひとつ。オフィスで仕事することも選択肢のひとつ」という考えは、ブレずにいたいと考えています。

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とはいえ今後、オフィスを縮小するタイミングがくるかもしれません。そうなる日が来るとしても、前述したような普遍的な考えを持ったうえでの判断になるでしょう。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます!それではまた。

追伸:
久しぶりに出社して見つけた、ホワイトボードの落書き。

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