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社長の頭のなか 〜なぜ僕は走り、鍛えるのか?そして会社の理念の話〜

休日は夜明け前から釣りに出かけ、平日は走り、トレーニングをし、お弁当を作る弊社のボス・酒井新悟。走りながら、ときには釣り糸を垂らしながら会社のことを考えるそうなので、そんな頭のなかをちょっとだけ聞かせてもらいましょう。
今回は、「Why?」を明らかにする重要性を、トレーニングと会社理念から考えます

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こんにちは!RIDE MEDIA&DESIGN代表の酒井です。
僕はふだん、平日は5時に起きてランニング&トレーニングをし、お弁当を作ってから出社します。ここ3ヶ月は、テレワークがメインなので出勤は週1〜2回。そのため、この流れを崩さず習慣化に成功したので、なんだか充実感を得ています。

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サクッとできるものばかりですが、毎日お弁当を作っています

休日は夜明け前に起きて釣りに出かけます。時間があれば釣りに行きたい、そんな日々を送っています。

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会社メンバーと釣り大会をしたり、愛読している釣り雑誌『鱒の森』に寄稿したり。Instagramに成長の記録(?)を載せています

文字に起こすと「朝型の意識高い系」に見えますが、全くそんなことはなく、単に「自分がそうしたいから」に尽きるのかもしれません。

朝から活動すると、圧倒的に自分でコントロールできる時間が増えます。ある程度、職域やキャリアにもよりますが本質的には時間が増えた感覚になれるんです。

こんなに朝型になったのは、10年前くらいからです。理由は、子どもの幼稚園の送り迎え。前日、遅くまで仕事があろうが、朝まで飲もうが、送迎は家庭でのミッションだったので、それをパスするという選択肢がなかったのです。3歳差の子どもが2人。6年間、毎朝8時半に幼稚園へ送り届けるのは修行のようでしたw(子どもとの時間を持て、とても有意義なひと時でしたよ)

子育てのおかげで夜型生活が半強制的に朝型になり、コロナ禍で半強制的に健康になりました。結局、自分の置かれた環境をどう楽しめるか?というマインドを持つことが大事だな〜と、ほんとつくづく思いました。

とはいえ、呑気に身体と釣りのことだけを考えている訳でなく、日々いろいろと考えることはあるんです!

月1回の頻度で会社のヒストリーを振り返りながら、僕のパーソナルも知ってもらえるような内容を書いていこうと思っています。

なぜ僕は走り、鍛えるのか?

いきなり個人的な話で恐縮ですが、今年の1月からパーソナルトレーニングを始めました。個人で運営するトレーナーさんの門を叩きメニューを組んでもらい、自主トレをして週1回チェックしてもらうというルーティンです。価格は相場の半値以下。”結果にコミット系”のような徹底管理ではないので、自身を律してトレーニングを続けられるかかなり不安でした。

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5キロのダンベルも慣れててきたのでウエイトアップを検討中。フォームローラーはストレッチに使用しています

なぜ毎朝走り、トレーニングを始めたのか?
過酷な状況で体力を必要とする渓流釣りが好きだということもありますが、その目的とは別に、自分を実験台として「Why?」という動機付けを自分自身でやってみようと思ったからです。

みなさん、「ゴールデンサークル理論」はご存知でしょうか?
有名な理論なのでぜひ調べていただきたいのですが、簡単に説明すると、人に何かの情報を伝え、行動を促したいとき、「Why・How・What」という構成要素が存在し、「Why」から始めることの重要性を説くものです。「Whyからはじめよ」というTED動画などがあるので、ぜひ観てみてください。

このフレームワークに沿ってトレーニングしたら続くのではないだろうか?と考えて始めたのですが、案の定、これが良い結果をうむことになったのです。

What:
「通常のジムではなく、パーソナルトレーナーに教えてもらい効率良く理想の体を作ろう!」
本来なら、ここで思考は止まりますが「Why?」を考える作業を追加してみました。

Why:
「なぜ、僕はお金を出して、釣りに行く時間を削ってでも休日にジムへ行くんだろう?」

その答えとして、To Be:
「目に見える結果が欲しくて、それを得られることで自信を持ちたい!」
こんな回答を見出すことができました。

ポジティブな性格と思われることが多い僕ですが、半分そうで半分違うんです。基本的に「自信」を持つことができなくて、たま〜にすごい落ち込むというかモヤモヤすることが多い性格なんですw そんな僕には、とにかく「自信」が必要だったのです。
おかげで結果は、3月の健康診断では64.9キロ(人生で一番太った)だった体重が60キロになりました。減量だけが目的ではなく引き締まった体を作りたかったので、筋肉を付けながらの脂肪を落とす作業は、なかなか成果が出ず最初の2ヶ月は辛かったです。今は胸筋を感じることができて嬉しい日々ですw


「個が輝けるクリエイティブ・クラスカンパニー」

前段が長くなりましたが、今回のテーマはRIDEの企業理念です。
「個が輝けるクリエイティブ・クラスカンパニー」とは、企業理念や創業理念と言われるものです。ミッションやビジョンをはじめ、事業内容や組織体制が変化しても理念だけは変わりません。
今年の1月くらいからボードメンバー(経営陣4名)と一緒に、僕らのミッションやビジョンを話し合う機会をスタートしました。
きっかけは、弊社副代表の越後くんからの問いかけです。ブレない理念があっても個々での解釈は変わってくるので、いま一度、明確化、明文化してみようという目的でした。

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RIDEの経営メンバーです。この写真はイカつく見えますがw、心優しく頼もしい仲間です

具体的には、「企業活動の意思決定の軸および判断基準を作ろう!」という組織デザインの側面からのアプローチでした。
これはコロナ禍だから考えるのではなく、以前から抱えていた課題感でした。ただ今後、会社として「ニューノーマル」を定義する必要があると踏まえ、この状況で一気にドライブさせた方がメンバーにも浸透し、クライアントさんにも理解していただきやすいと考え向き合うことにしました。

そのほか、現在RIDEはそのきっかけを元に「CI(コーポレートアイデンティティ)」の再構築プロジェクトを始めようとしています。
まず、プロジェクトをスタートさせる前にボードメンバーと、下記の設問を各自が考えました。もちろん、僕も一緒に考えています。

①個が輝いている状態は、どのようなものなのか?
②個が輝くことで、会社や社会はどういう状態になるのか?
③個を輝かせるとは、どういうことなのか?
④個を輝かせることで、どういう可能性があるのか?

各自、思い思いの言葉をチョイスし、とても熱量のこもった答えが集まりました。共通していたのは「同調」「自信」といった志向です。設立以来、僕らは「個性」についてものすごく考えてきたし、「会社と個人の価値観をリンク」させる再現性も議論してきました。

「自己成長には仕事(働く)という営みが重要で、精一杯自分に投資し夢を実現できるようなスキル・マインド・報酬を手にしよう」。
僕たちは、これは結果的にクライアントさんへのニーズに応えるためにも重要なことだと考えています。すなわち、自身の仕事にコミットできていない人が、他者との仕事においてコミットなんてできないだろうという考えです。
たまに「win winみたいな関係ですね」と言われることがあるのですが、僕的には違っていて「誰に勝つの?」みたいな感じです。勝ち負けとかでないし、そんな単純な構造ではないと考えているからです。クライアントに対して盲目的なYESマンになる「同調」ではなく、生態系として支え合える真の意味での「同調」の存在を目指しています。


「個が輝く」とは、周りに助けてくれる人がいないと成り立たない状態

僕は、他者と生態系として支え合い「同調」するには、「周りの人々(会社や組織でなく)へ自分がどれくらい貢献出来ているかを常に考えて行動しよう」という想いを胸に抱いています。

これは設立以来、ずっと変わらない気持ちです。いくら単独で成果を出しても、それは瞬発的なことで自身の境遇や社会の情勢が変わってしまった時に、誰にも助けてもらえずとても辛い状況になる可能性があるからです。もちろんビジネスなのでその時の成果に対しての評価はされると思いますが、そこに「発展を伴った継続性が見出しにくい!」というのが真理ではないでしょうか。

一方、「自信」という志向はどうでしょう?
いろんな解釈があるかもしれませんが、ここは一概に言えないと思っています。なぜなら、仕事のキャリアやスキル、マインド、様々な項目で自信は得られるので「今の自分にとって必要な自信は何か?」という問いに対しての答えを持っておくことが大事だからです。その答えを持っている人は、迷いが生じることなく目標や目的の設定を自分の成長に結び付け、仕事もプライベートも邁進でき「個性が輝く」が実現するのだと思います。

と、このように「同調」「自信」といったキーワードを頭の中を整理できるのですが、僕も含め、これをメンバー各々が実践することが大事なのです。それを全うできて初めて、理念を体現できるチームになると思っています。

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RIDEメンバー全員の「個が輝く」状態を叶えたいと思っています


ここで、冒頭のトレーニングの話

「同調させよう!」「自信を持とう!」と、「何をすべきか?」というのは明確にはしやすいけど、じゃあ「なぜするの?」という動機付けは、また別の話だと思っています。

冒頭で書いた、トレーニングの話に戻ります。そう、人の心を動かす「ゴールデンサークル理論」です。
すなわち「同調させよう!」「自信を持とう!」といった「to Do」だけではななく、「自信を持ったメンバーが集まり、みんなの知見を同調させると、どんな状態になるんだろう!」という「to Be」を僕は、メンバーに提示する必要があると考えています。その未来のイメージを共有してこそメンバー各々が「Why?」に対する答えを見出し、確固たる動機が生まれるのだと。なので、上記4つの設問を明文化することが、とても重要だと考えています。

僕が代表に就任した2018年の10月からを「第二創業期」と位置付けたRIDE。発展途上な部分が多くメンバーやクライアントさんに負担をおかけする部分があるかもしれませんが、着実に前へ進んでいますので、いささか強引かもしれませんが信じてついてきて欲しいと思っています。

コロナ禍においてもRIDEは、うろたえることなく粛々と今できることをしっかりと行い、この数ヶ月、成果を出しています。会社とメンバー、会社とクライアントさんとの間に信頼関係があるからだと自負しています。メンバーを含め関係者の方々には感謝しかありません。

と、同時に今は、コロナ前に蓄積した「信頼」を切り崩しながら成り立っているんだな〜という危機感もあります。いわゆる「ニューノーマル」という概念に僕らは、どう向き合っていくかをもっと考えるべきだということです。営業戦略、雇用形態、評価制度、技術開発などなど、会社としての指針を改めて見直す時でもありますね。
そのためには、RIDEのアイデンティティをあらゆる角度か醸成させる必要があります。CIの再構築は、とても重要な作業です。

このご時世だからこそ、持続可能な経営体制を目指し様々な施策を講じていきますので、これからも何卒よろしくお願いします!

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