デザイナーとエンジニアでOOUI勉強会してみた！
こんにちは、ラクス新卒デザイナーのみついです。
今回はデザイナーとエンジニアでデザインの設計手法OOUIの勉強会を実施した様子をお伝えします。
勉強会を実施した背景や工夫点、そしてデザインチームの雰囲気が少しでも伝われば幸いです。
■デザインチームの課題
私たちデザインチームは、デザイナーとエンジニアが所属しています。
同じチームとしてスムーズに連携するためにも２つの課題がありました。
・課題① 設計方法の体系化
1つ目はデザイナーが持つ課題です。
昨年チームが発足したということもあり、まだまだデザイン設計の方法が体系化されていません。
このままだとデザインの粒度や品質が安定しないという問題が起きてしまいます。
デザイン設計の現状
✅ デザインの粒度
→デザインするときに考慮される観点が個人に依存している
✅ デザインの品質
→技量や経験からデザインされており個人に依存している
品質の担保、デザインの粒度をあわせるためにも設計方法の体系化を進める必要がありました。
・課題② デザインへの理解度
2つ目はエンジニアが持つ課題です。
エンジニアは「完成したデザイン」しかデザインとの接点がないため、
何か論理があってこのデザインになったことはわかるが、論理からどんな判断をしてデザインしているかは想像がつかないという状態でした。
エンジニアのデザインへの理解度
✅ わかること
→デザイン作成に論理があること
✅ わからないこと
→どんな論理で、どんな判断をしているかということ
エンジニアとデザインの接点を増やすために
デザインができるまでの背景を知ってもらう必要がありました。
以上課題2点から「デザイン設計の方法」に焦点を当て、OOUI勉強会を実施しました。
■勉強会
・はじめる前に
勉強会を始める前に
勉強会だけど身構えず参加して欲しい！という思いを事前に共有しました。
在宅期間中でなかなかコミュニケーションがとりづらいですが、良い雰囲気づくりができたのではないかと思います。
・勉強会の様子
当日は全員在宅中ということもあり、zoomで実施しました。
勉強会では「デザイン設計の方法」「UIの使いやすさ」についてお話しました。次節で詳しくご紹介します。
・「デザイン設計の方法」
OOUIとは何か？、OOUIとはどんな設計方法か？、OOUIは実務で使えそうか？についてお話しました。
OOUIの魅力である「情報の構造化」が、デザインの肝であることを理解してもらう狙いがあります。
特にBtoBサービスは扱う情報量が多いので、構造化はより重要だと言えます。
また、情報構造をもとにデザインを作ることで
画面表示を洗練させることができ、使いやすいUIになることを説明しました。
ちなみにOOUIでは、構造化の手段としてオブジェクト指向の考え方に着目し、
「ユーザの関心事（オブジェクト）」で情報をまとめる方法を提案しています。
・ 「UIの使いやすさ」
UIの使いやすさとは何かをお話しました。
「OOUIだから使いやすい」のではなく、
あくまで「”情報構造が考慮された”デザイン設計だから使いやすい」のだということを理解してもらう狙いがあります。
UX MILKを例に、
情報構造が見極められていれば、タスク指向で構成された画面でも使いにくさは感じないことを説明しました。
![デザイン勉強会#1 [OOUI].pptx (4)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47868928/picture_pc_eaf756c6a280facdc45288dc3784962b.png?width=800)
補足
UX MILKはメインオブジェクトが"記事"だけ
→ 情報構造がシンプルでナビゲーションがタスク指向でも使いにくくない
また、「使いやすさ」の言語化も行いました。
言語化したことで、
エンジニアが使いやすさの観点からデザインの良し悪しを判断できるようになることも期待できそうです。
![デザイン勉強会#1 [OOUI].pptx (3)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47868890/picture_pc_ed6b82ce5519f1dbaa208a39ef0c4be8.png?width=800)
・その後と反響
冒頭のチーム課題がまだすべて解決したわけではないですが、
勉強会では質問を多数いただくなど、内容に興味をもっていただけたことで大成功に終わりました。
また、今回はデザインチームのみの勉強会でしたが、
他チームのエンジニアからも「勉強会に参加してみたかった」「資料が見てみたい」という声をいただきました。
デザイナーの仕事に興味を持っていただけている実感もありますが、
もしかしたら、別分野の仕事を知ってお互いのことをわかって仕事をしたい需要もあるのかもしれませんね。
■おわりに
今回初めてエンジニアとの合同勉強会が実施できました。
この勉強会で、さらにチームが連携しやすくなればと思います。
最後に、
ラクスではデザイナーを募集しております！！
少しでもご興味がありましたら、こちらの募集要項からご応募ください。
また、チームメンバーの様子がもっと知りたい！ほかの記事も読みたい！という方はこちらの記事がおすすめです。ぜひご覧ください👀
追記＊
ラクスのデザイナーについて知ることができる特設ページができました。
・どんなお仕事をしているの？
・どんなチームメンバーがいるの？
に興味がある方はぜひこちらもご確認ください (^^♪
https://career-recruit.rakus.co.jp/career_designer/