人間ドックは、自分へのプレゼント
誕生月である5月から6月くらいにかけて、必ず行っていることがあります。それは、人間ドック(健康診断)。
人間ドックを受けるようになったきっかけ
出産前までは、会社員として働いていました。2013年に出産後、2016年から健康診断を受けるようにしています。簡単な血液検査などは、出産した年にも受けているので、ブランクがあるのは2014年、2015年だけ。2016年は、子どもが保育園に入園した年なので、フリーランスで働くのが本格的になった年でもあります。
それまでは、会社員だったため当たり前のように受けていた健康診断。でも、40代にもなり身体の不調が気になり始めたのもあったので、がん検診なども含め、人間ドックを受けるようになりました。
フリーランスに大事なものって?
フリーランスに大事なものと言ったら、なにが思い浮かびますか? 才能、コネ、実力、やる気…。色々とある中で、会社員との違いは代わりがいないという部分が大きいのではないでしょうか。
例えば、仕事を休んでしまった時に、ほかの社員がフォローしてくれたり、代わりに仕事をしてくれるということは、会社勤めではないフリーランスだと皆無だと思います。
フリーランスは、自分の裁量で仕事量を調節できる部分もありますが、体調管理も自分でしなければならないのです。
締切を前倒しにした分、平日に映画を観に行ったりと自由な時間を持てる反面、病気になってしまったら、その分、収入も減る可能性もあるのです。
私は年齢的にも40代なので、体調に不安がある部分もあります。もっと言うならば、子どもの頃から、周りと比べると無理が効かず、体力もない方だと自覚があります。
自分でリスクマネージメントをするならば、健康上の不安は解消すべきだと考えています。
会社員時代は、長時間の残業や徹夜などの無理ができず、自分を仕事ができない人間だと思っていました。当時は、編集業や出版社は、徹夜や無理ができない人は、「根性がない」「やる気がない」とみなされるような風潮がありました。
26歳の時に、一度、体が動かなくなるほど体調を崩し、病院の先生から「あなたは太く短くではなく、細く長く生きるタイプなんです」と言われ、気持ちが楽になりました。
人間ドックって、いつ受ければよいの?
私は、受ける期間を忘れないように、毎年誕生日の時期の5月~6月ごろに受けています。安心のための自分へのプレゼントだと思っています。
今は日常生活に影響するような大きな疾患はないけれど、子どもの頃からずっと心電図で異常が出ていて、大人になってからの検査で原因がわかり、今は年一回、必ず心電図検査を受けています。子宮頸がん検査、乳がん検査は、29歳から定期的に受けています。30代前半までは2年おきペースでしたが、30代後半から毎年受けています。
基本的な健康診断にプラスして、40代からは胃の内視鏡検査も受けています。ピロリ菌の除菌後、医師から胃がんリスクを説明されて年1ペースで受けるようアドバイスされています。それにしても、抗体の検査結果の数字が多すぎて、びびります。
去年は、『View39』というアレルギー検査も受けました。食物アレルギーが出ることがあるので、10年ぶりに調べました。これで食事の際のストレスが減りました。
去年は頭痛が酷かったので、初めて脳のMRIを撮り、不安を払しょくできました。今年もMRIを受けて、処方された薬を飲んだら楽になりました。
今年は、初めて腹部エコーも受けました。これで、お腹が痛くなっても、婦人科系でもないし、内臓も怖い病気ではないと思うと、安心できます。
「病院にはいかない」という人
元気そうに過ごしている友人や知人からは、「病気をもらいそうだから病院にはいかない」、「どこも異常がないから検査にはいかない」という言葉を聞きます。
こまめに病院に行く私は、「あなたは病院が好きだね」とよく言われます。病院が好きというよりも、入院などのリスクを避けたいために検査を受けているのに。
ある時、費用などから検査を迷った時に、看護師から「症状がないから検査するのです」と言われました。その一言で、私は追加の検査を受けることを決めました。
症状が出た時は、もう何かしら病気が始まっているんです。
私は入院や手術のリスクはなるべく低くしたいし、長生きしたいから病院に行っています。
「私は健康だから関係ない」
「風邪もひかない」
と豪語する人にも、何度も会っています。そういう人たちから、夜更かしや暴飲暴食をしている話もよく聞きます。
お酒も飲まず、もちろん非喫煙者、なるべく朝型という生活をしているのに、体調を崩す自分を情けなく感じたりします。正直言うと、無理が効かない身体に泣くときもあります。
でも、自分の身体は自分がよく知っているので、いつもと違うところがあったら、身体に耳を傾けて、無理をしないようにしています。代わりがいない仕事ができる限り。
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