不妊治療からの妊婦@44歳

イギリス在住、43歳から体外受精で貯胚を始め、44歳直前に受けた2回目の胚移植が着床、…

不妊治療からの妊婦@44歳

イギリス在住、43歳から体外受精で貯胚を始め、44歳直前に受けた2回目の胚移植が着床、現在妊娠中。 ※当初のAMHが16.5pmol/L(2.3ng/mL)、卵胞数が10〜14と年齢の割に高めだったので、参考になる場合とならない場合があると思います。

最近の記事

イギリスの産科医療5:妊娠血糖値を2週間自己測定してみたら

イギリスNHSでは特定の条件に当てはまる妊婦が妊娠糖尿病検査の対象になる。 ・40代 ・親きょうだいに糖尿病(母が60代で二型糖尿病になった) ・アジア人 などのリスク因子が当てはまる私も、特に親が糖尿病だからと最初の助産師問診で検査を薦められた。 経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)糖尿病検査の王道、経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)は、75グラムのブドウ糖を一気に摂取する。 75gをアイスに換算すると、 ガリガリ君(糖質16.9g)5本弱 雪見だいふく(糖質26.4g

    • イギリスの産科医療4:産科医問診アポの目的

      イギリスでは一般的な妊婦サポートは助産師がやりますが、特定の条件に当てはまる人は産科医が関与するようで、ある日予約が入りました。多分、20週エコーとセットになってるアポです。役割が完全に分担されていて、一回の受診でエコーも問診もセットでやるということはないようです。エコー予約はキャンセルしたけど産科医には会ってみたので、内容を記録しておきます。 アポ当日の流れこういう予約はバッチリ平日の勤務時間にかぶるのですが、健診等は妊婦の権利なので、有給を取る必要はありません。 上司に

      • 妊婦はビタミンDも増量したい理由

        普段なら撃退しているような風邪をひいてしまったときに話は戻ります。 毎日飲んでるビタミンD(2000 IU)は感染症予防に十分じゃなかったの? そんなとき、会社の福利厚生で自宅採取式ビタミンD検査がが1回だけ無料でできることを知り、渡りに船と注文しました。 妊娠中のビタミンD必要量、ホントはどっち?ビタミンD欠乏が起こす問題 ビタミンDが足りないと、そもそも妊娠しにくくなるうえ、妊娠しても早期流産率が上がる。中期以降は妊娠糖尿病、妊娠高血圧腎症、早産のリスク増だけでな

        • つわりが一切なかった私のサプリ

          妊娠初期に摂っていたサプリです。ビタミンC以外は、胚移植前から飲んでるものです。妊娠・出産にも有益なサプリを継続してたら安定期突入、そういえばつわりなかったな~という結果論で、このサプリを摂ればつわりが防げる、という因果関係を示す意図ではありませんが、快適な妊婦生活と安産に良いと言われるサプリはだいたい揃ってるかと。 紹介してるブランドはイギリスで買えるもので、合計すると月£75程度(≒約1万5千円)の出費になります。 サプリ選びの基準添加物は必ずチェック。 カプセルか、

        イギリスの産科医療5:妊娠血糖値を2週間自己測定してみたら

          つわりが一切なかった私の食生活

          妊娠中期に入って振り返ると、今のところつわりってものがまったくなかったんですよね。 2023年末の論文では遺伝子が関連しているらしいですが、栄養状態が悪いとつわりになるって言う医師もいます。 予防法や対策はあるの?医にたいするアプローチを信頼している医師のVomiting in Pregnancyという記事で、ビタミンCとK3で91%の女性のつわりが消えたという研究、ビタミンCとK1の組み合わせがいい、という意見が紹介され、他にはしょうが、ビタミンB6、ビタミンB12をすす

          つわりが一切なかった私の食生活

          イギリスの産科医療3:妊婦健診を断るという選択

          イギリス公共医療であるNHSの産科医療は、主に助産師との問診とエコー検査で成り立っています。日本でいう妊婦健診的位置付けです。 妊娠20週までにデフォルトで提供されるサービス: 8〜12週:助産師との初診→終了(私の体験) 11〜14週:エコー検査→終了(私の体験) 16週:助産師との2回目問診→終了 18〜21週:エコー検査→イマココ 妊娠20週エコー検査でわかることこの検査はscreening scanとかanomaly scanと言われ、色々なことがわかります。

          イギリスの産科医療3:妊婦健診を断るという選択

          妊娠19週:薬に頼らない尿道・膀胱炎の治し方

          妊娠19週に入ってから、朝から生理痛とは違う下腹が突っ張るような痛みのような不快感がありました。 ビタミンCを一日数回に分けて摂ってるので、水も併せて多めに飲むんだけど、その日に限って、日中の水分補給がおろそかになってました。 そしたら翌朝、明け方に下腹の痛みで目が覚めました。 おへその真下から会陰あたりまで痛い。 おしっこするときに鋭い痛みが走ったので、どうも膀胱か尿道に炎症が起きてるようです。 週末だったのでGPは休みだし、どうしたもんかと困りました。 イギリスの健康相

          妊娠19週:薬に頼らない尿道・膀胱炎の治し方

          妊娠15~16週:ビタミンCだけで風邪に対処した話

          いつものように夫が職場の病院から風邪をもらってきたのが始まりでした。 遅れて発症月:夜中、二人とも痰が絡むので一緒にビタミンC 1gを飲む 火:私のほうはけろっと治ったが、夫は夕方から風邪の症状悪化 水〜金:私の勧めで夫は仕事休み 自宅検査キットでコロナは陰性。 鼻水・鼻づまりと頭痛というまあ軽い鼻風邪なのですが、夫はなかなか回復しきらずに3日も仕事を休んで、いつものように私は影響なし…と思っていたら、感染はあとからやってきた。 妊娠中は基礎体温が高いままなので、=免疫

          妊娠15~16週:ビタミンCだけで風邪に対処した話

          「ビタミンCベイビー」

          はじめは、noteでたまたま見かけたメガビタミン療法の記事でした。 そこから「ビタミンCベイビー」なる現象の話に行き着くまではあっという間でした。 ビタミンCベイビーはじめに観たのがこのビデオです。 メガビタミンCを妊娠中に続けた結果、お産がすぐに終わり、痛みもほとんどなく、これまでに見たことないほど元気な赤ちゃんが生まれたという話。 リサーチしてて行き着いたスザーン・ハンフリー医学博士の講義。 米リオーダン・クリニックのロン・ハニングハーキー博士の娘も妊娠中にビタミン

          「ビタミンCベイビー」

          医学教授2人がT細胞、癌とコロナと免疫について語る最新動画をまとめてみた

          イギリスのジョン・キャンベル博士(@Campbellteaching)のYouTubeチャンネルで、オーストラリアに住む腫瘍学の専門家アンガス・ダルグリーシュ教授、免疫学のロバート・クランシー教授を招いて「T細胞、癌と免疫」について話してもらったという動画が今週アップされました。いつものトピックと話がずれますが、癌や免疫の話が最近身近になってきたので、大事だと思ったところだけまとめてみました。 三人が発言したまんまの内容です。細かい用語・正確性などの責任は持てませんのでご容

          医学教授2人がT細胞、癌とコロナと免疫について語る最新動画をまとめてみた

          イギリスの産科医療2:妊娠12週エコー検査がトホホだった件

          イギリスでは、どの妊婦も妊娠12週のタイミングで勝手にエコー検査が入ります。 妊娠12週のエコー検査の意味 通称「dating scan」と呼ばれ、胎児の大きさをチェックしていつ妊娠したのかを推測する(=to "date")ための検査です。イギリスの産科医療プログラムが、これをもとに算出した出産予定日「due date」を中心に回っているため、妊娠期間の確定が制度側にとってはすごく大事みたいです。 希望する人には、胎児の異常を調べる検査もついてきます。 体外受精で妊娠した

          イギリスの産科医療2:妊娠12週エコー検査がトホホだった件

          胚移植前後にやってたエクササイズ:ヨガと指もみ

          不妊治療中、とくに移植周期にしていたエクササイズと利用したYouTube動画を記録しておきます。 移植周期1では現地のダンスレッスンに1、2回行ったけど、移植周期2では面白そうなクラスが見つからず、ほかに特に運動らしき運動はしてませんでした。 採卵のときからのお気に入りは妊活・妊娠に特化したヨガインストラクターの@BettinaRaeチャンネル。 私はふだん全然ヨガとかやらない人なんですけど、体外受精中は直感的にやりたくなりました。昼休みに気軽にできる20分前後のセッション

          胚移植前後にやってたエクササイズ:ヨガと指もみ

          採卵周期より辛いヘパリン自己注射の乗り越え方

          クリニックGでの移植周期では、移植数日前から低分子ヘパリンの皮下注射が始まり、妊娠が確定しても続いていました。 アスピリンと組み合わせて投与することで着床補助・早期流産防止をねらった、血栓予防法としての投薬です。 採卵周期でアンタゴニストや排卵誘発剤の痛〜い自己注射を経験し、それを3周期繰り返した今、自己注射はマスターした(気になっていた)私はヘパリンも余裕!と思っていたのですが… ヘパリン注射、ここが辛い!単独充填型で、注射針が太いのはもちろんですが、薬液がしみるしみる

          採卵周期より辛いヘパリン自己注射の乗り越え方

          イギリスの産科医療1:助産師がついた、が…

          イギリスでは妊娠したと何かしらの形でNHSに連絡すると、助産師との問診や検査をはじめ、分娩まで続く、antenatal care(妊婦と胎児対象の産科医療)が始まります。 Antenatal care(産科医療)初利用私の場合、妊娠5週(妊娠判定検査のあたり)に不正出血の件でGPにかかって紹介されたEarly Pregnancy Assessment Unit(「妊娠初期対応班」的な人々)の電話相談とエコー検査を利用したころから、すでに産科医療は始まっていました。 NHS

          イギリスの産科医療1:助産師がついた、が…

          チェコで胚移植→妊娠→イギリスでの薬探し

          妊娠判定結果をチェコのクリニックに報告すると、移植のために処方された薬は妊娠12週を境にやめていいとの指示がありました。 逆にいうと12週まで、あと7週間続けろってことになるので、薬の調達というタスク発生です。 薬は4種類チェコで妊娠判定日まではじゅうぶんな量を処方されて持ち帰ったけど、アスピリン以外は12週到達前に在庫が切れるのでイギリス国内で補充しないといけない。 薬調達の苦労ここでちょっとした障害が。 イギリスの薬局は、 処方箋原本がないと薬を出してくれない

          チェコで胚移植→妊娠→イギリスでの薬探し

          ホルモン補充で妊娠するも、あそこが痒くてたまらない

          2回目の正常胚移植で妊娠反応が出て、血液検査もエコーも順調…なはずでしたが、あそこの痒みが気になってきたのが妊娠8週目。それまでは痒くても無視できる程度でしたが、さすがに何かしなきゃいけないレベルにエスカレートしていました。 痒みの犯人は?容疑者1:プロゲステロン膣剤 ホルモン補充周期で胚移植したので、移植前からプロゲステロン膣カプセルを使っていました。このプロゲステロン経膣投与はかゆみを伴うこともあるとのこと。 GPに行ったら別のタイプの膣剤を出してくれましたが、変えて

          ホルモン補充で妊娠するも、あそこが痒くてたまらない