見出し画像

医学教授2人がT細胞、癌とコロナと免疫について語る最新動画をまとめてみた

イギリスのジョン・キャンベル博士(@Campbellteaching)のYouTubeチャンネルで、オーストラリアに住む腫瘍学の専門家アンガス・ダルグリーシュ教授、免疫学のロバート・クランシー教授を招いて「T細胞、癌と免疫」について話してもらったという動画が今週アップされました。いつものトピックと話がずれますが、癌や免疫の話が最近身近になってきたので、大事だと思ったところだけまとめてみました。

三人が発言したまんまの内容です。細かい用語・正確性などの責任は持てませんのでご容赦ください。
(リンクは参考のために私が追加したものです)


T細胞と癌の関係

「最前線で戦うタイプのT細胞、NK細胞とガンマデルタT細胞は外敵を無差別に殺傷する(ので自己免疫を起こすこともある)。
癌の制御にはガンマデルタT細胞がもっとも重要だ。
T細胞が機能していれば小さな腫瘍は排除してくれる。体じゅうにある癌も、小さければ免疫療法で上手に治療すれば消すことは可能。6〜10センチ規模に育ってしまった大きな癌だと難しい。
現代の免疫療法では、T細胞にかかっているブレーキを外すことで癌細胞を攻撃させる。」

癌がT細胞を抑制する仕組み

「癌細胞は私たちの体の中で毎日のように発生しているが、普段はT細胞が嗅ぎつけて排除している。
ところが、何らかの理由で免疫機能が届かない部分で癌ができて変異すると、癌が免疫抑制力を得てしまう。
ほかにもウィルスなどが入ってきてT細胞を抑制すると癌の勢力が増す。例えばエイズウィルスはT細胞制御機能を阻害して免疫機能を無効化し、HPVなどのウィルスが活性化して癌を引き起こす。

歳をとって体に不調が現れ検査したら癌だったいう話がよくあるが、実は何年も前から癌は体内に存在していたということが多い。」

コロナウィルスとT細胞

「T細胞のコロナウィルスに対する反応は癌への反応と似ている。
特定の外敵に反応するタイプのT細胞はすぐに抑制され、自然免疫自体が変わってしまう。これを「獲得自然免疫」と呼んだりする。
そこに無差別攻撃をするT細胞を投入すると、コロナだけでなくインフルウィルスにも対応する。

ウィルスが気道感染した際、最前線の自然免疫または前に感染した時の獲得免疫が働けば、咳やら熱が出て数日で克服できる。悪化して患者が弱ってしまうと、炎症のせいで免疫細胞は何もできない。

コロナ渦中、病院で人工呼吸器を使ったのは間違い。人工呼吸器が炎症の産物を無理やり肺に押し戻して、患者を殺してしまう。
炎症がひどい部分にはT細胞が届かない=何もできないので、重症患者にはステロイドで炎症を抑えて免疫が働くようにするのが正しい処置。」

細菌を使ってT細胞を活性化させる方法

「結核ワクチン(BCG)を改善する研究で、BCGではないマイコバクテリア種を熱殺菌したものが効果が高く、これがNK細胞とガンマデルタT細胞の活性化にも非常に効果的だとわかった。

細菌由来のワクチンは、若い頃に記録され、忘れられていた・中途半端に獲得された免疫反応を呼び覚ますため「土ワクチン」と呼ばれることも。」

「土ワクチン」

「子供の頃、土で汚れる環境にいた人ほど、免疫能力が高い。無菌に近ければ近い環境で育つと免疫機能がうまく育たない。

アフリカでは、幼少期にBCGワクチンを打った人は打たなかった人に比べて、老後に循環器病や癌の発生する率が少なかった。このことから、BCGワクチンが無差別攻撃をする免疫機能を高めたといえる。

汚い環境で育つと、大人になった時、ホジキン病や多発性硬化症のような先進国特有の病気にかかることがあまりない。
親が気をつけて清潔な環境で育てようとする第一子より、適当になる第二子以降のほうが免疫力が高く、このような病気にかかりにくい。

このタイプの薬は単独の病原体にしか効かない「ワクチン」というより「免疫制御/復元薬」と呼ぶほうが正確。コロナにはメッセンジャーRNAなんかではなく、このような免疫活性薬を「ワクチン」として使うべきだった。世に出したいが、大規模な治験がないという理由で2016年から承認が進まない。

一方、コロナワクチンは承認まで治験2ヶ月。重度の副反応が出るとわかった時点で盲検解除して治験結果文書を75年間封印したので、比較が不可能になった。
規制機関はたしか86%が(医薬)業界からのカネで成り立っているからそういうもんなのだろう。」

コロナワクチンとターボ癌の関係

「何年間もおとなしかった悪性黒色腫が突然進行した患者たちの唯一の共通点はコロナワクチンのブースターを打っていたこと。2回接種までは何ともなかった。

ブースターは全く不要。ブースターが必要なワクチンはつまり「効かない」ということ。
抗体値が下がったからブースターが必要だというが、ワクチンを打てば抗体が減るのは当たり前。ブースターでさらに免疫を抑制したことと癌進行との関連性があるのでは?
癌患者の20%はブースター接種後にT細胞反応が完全無力化されていたという論文がある。」

コロナワクチンが無意味な理由

「第一に、最初のワクチンが出てきたころには変異して消えて無くなっているので、役に立つどころか逆効果。
ウィルスが少しでも変異すれば、ワクチン由来の抗体はそこに無いものに対して攻撃をしているわけになる。
抗原原罪といって、獲得免疫が変異後の微妙に違う形態は認識せず、元の抗原を探してしまう。

第二に、IgG抗体のサブタイプが1と3だったのが4になった。タイプ1とタイプ3はウィルスを殺傷するが、タイプ4は臓器移植を受けたときに異物を受け入れるようにするタイプの抗体。
これでは、外敵を外敵として認識しなくなり役に立たなくなる。

自然に感染して得た免疫はどんなワクチンよりも効果的。抗体を使わずT細胞だけで撃退することもあり、パンデミック初期に感染したと気づかなかった人たちがいい例。

コロナワクチン開発で選ばれたスパイクたんぱく質は最も変異しやすい部分、そこをワクチンに使うなど愚の骨頂。」

コロナだけでない、癌にも効く?薬

「ビタミンDは誰でもできるコロナ対策だ。
政府(特にマット・ハンコック)は意図的にビタミンDは効かないと人々に信じ込ませようとした。

Mycobacterium vaccaeを使ったワクチンは口頭で摂取できる。
免疫活性化や病気予防に、口頭投与は効果的。
このようなワクチンこそ世に広まるべき。

イベルメクチンは低酸素症を改善し、コロナ感染予防、後遺症予防などの効果もある。
ヒロドキシクロロキンとイベルメクチンはコロナ渦中オーストラリアで禁止された(新コロワクチンを広めるため)が、今では処方可能。

イベルメクチンはさらに、ある種の抗癌パスウェイに関わり、ミトコンドリアに働きかける。ミトコンドリアは癌の「アキレス腱」なので、高額な薬を売ることにしか興味のないビッグ・ファーマ(大手製薬会社)を介さず手に入れられる抗癌剤として希望が持てる。
今こそビッグ・ファーマによる医療の独占に対して立ち上がるときだ。」











この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?