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2023年の進み方|好きなことで評価されるということ、本業とのバランスについて|

新しい年を迎えることができた。
忘れてしまわないうちに、大切なことを書きだしておこうと思う。

今、大事に思っていることは2つ。
「好きなことで評価されるということ」、「本業とのバランス」である。

好きなことで評価されるということ

文学とは、読み手があって初めて成立するものだ、と思う。
当然、上手い、下手、面白い、面白くないという評価はつきものだ。評価が厳しい、もしくは、評価すらされないという事態が発生したとしても、変わらず文学を好きでいたい。

公募は成長手段のひとつ?

そもそも小説を書きだしたのが、2021年7月。まだ2年も経っていない。そんな私は、無謀にも、初めて書いた小説からの数作品を公募に投稿した。結果はもちろん、落選、落選、落選の嵐。読み返してみると、明らかにボロが目立つ。けれど、自分を叱咤するだけではなく、ボロに気づけた自分を認めてやりたい。成長できているからボロに気づけたのである。公募に投稿するという緊張感が、自分を成長させたことは明らかだ。

落選は辛い。執筆時点での自分の渾身の作が、あっさりと落ちる。当然、落ち込む。書けなくなる。受賞作を読みたいが、自分の作品と比較して、自己嫌悪に陥るのが怖くて読めない。そんな体験がしばらく続くと、書きたい気持ちが消えてしまいそうで、怖い。そんなときは、「公募は成長のための手段。お題と締め切りがあるから成長できる」と自分に言い聞かせている。大前提として、評価されたいから、投稿している。しかし、他者からの判断軸だけではなく、自分自身による判断軸が存在していることも事実だ。観察者としての自分が、今現在の自分と目線を等しくし、「がんばったじゃん」と言ってあげられることもまた、理想なのである。

そんな中、昨年の「夏ピリカグランプリ」でピリカ賞を頂けたことは、本当に本当に、涙が出るほど嬉しく、光栄な体験だ。

楽しんで書くことが一番大切!

そもそも、楽しくなければ、ちっとも儲からないことに対して、こんなにも時間資源を投資など、できない。楽しいから、書いているのである。書くことが楽しくなくなってしまったら、自分にとってこんなに不幸なことはない。楽しんで書くことが大前提だ。

渾身の作が落っこちたら、さらなる渾身の作を作り出すしかないのだ。そして、その工程は、どんなに苦しくても、楽しいものに違いない。

本業と文章書きのバランス

どちらが欠けてもアンバランス

私にとって、本業と文学はどちらが欠けてもいけない。
ある意味で自転車操業なのだろうか。文学と本業は両輪なのである。
働いているこの経験を、文学に活かしたいし、生活者として、仕事は欠かせない。仕事だけでは、人生の目的を見失うだろうし、文学だけでは、収入面の不安から、考え詰めて文学を嫌いになってしまうかもしれない。文学と仕事は、夢と現実。ほんとうに、どちらが欠けてもバランスが取れない。

2023年の抱負

 何度崩れ落ちても、やっぱり公募に投稿したい!

なかなか、自分でも諦めが悪い性格だな、と思う。やっぱり、評価されたくて、自分の力を試したくて、成長したくて、公募に投稿しようと思う。投稿予定のコンテストは、下記の通りだ。
・坊ちゃん文学賞:ショートショート。何作でも応募可なので、3作品以上投稿したい。
・星新一賞:こちらも何作品でも応募可。理系のバックグラウンドを活かしたい。
・京都文学賞:初めての長編を(また)無謀にも投稿予定。題材が京都なので、取材量がモノを言いそうだ。
・まだ未定だけど長編の賞:どうしても書きたい題材があるので、じっくり半年以上かけて臨みたい。どの賞に応募するかは検討中。

折れない心を育てる

2023年の目標として、「折れない心を育てる」ことを挙げたい。
挑戦し続ければ突破できる壁も、挑戦を辞めてしまえば越えられない。落選とは、失敗ではなく、貴重な経験が得られたという結果だと思う。心が折れないことこそが大切だ。

『諦めたらそこで試合終了ですよ』
大好きなスラムダンクの安西先生が仰った言葉で、この記事を締めくくりたい。





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