かたしろ

てきとう

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最近の記事

20220405

晴れ。徹夜をした。書類を書きたくない一心だった。シャニマス凛世LPなんかをやっていた。カーテンの隙間が青みがかり、明るくなってから眠った。一度昼頃に目が覚めたものの、間もなく寝入って、夕方5時になっていた。空は次第に暗くなる。川沿いで缶コーヒーを飲んだあと家に戻ってグリーチャを作った。それから、書類を書きたくない一心でネットサーフィンをして、スーパーで買い物をした。ふたたび川沿いで缶コーヒーを飲んだ。春日さんから電話があり、色々と喋った。映画を夜中に観るといいよ、と彼は言った

    • 20220330

      曇り。前日から夜通し、中途の休憩を過剰に挟みながら部屋を片付けた。時間をほんとうに無意味に浪費する贅沢。シャニマス、凛世のGRAD編を初めて触る。ゆかしい振舞いの殻を破る為の感情表現が焦眉の物語。昼に、布団カバーやシーツを干したあと役所に出掛ける。離職票を持ってハローワークへ。出掛けしな、放置していた郵便物をあらためると住民税の督促状だった。些か愕然としつつ税務課に架電して内容を確認の後、クレカでの支払いを済ませる一方、母に必要額を借りた。住民票を貰いに行くと免許証の期限が切

      • 20220328

        晴れ。前日殆ど眠れず豊崎光一『文手箱』読み耽る。昼過ぎに起きてフリマサイトで欲しかった品を交渉中に他人から奪われる、幸先の悪いはじまりをする。それに、出掛け先の寿司屋も「準備中」。スーパーで寿司を買う。夕方に面談があり、次の行き先が決まる。酔った春日さんから伝言が来たのを機に、青井駅から回転寿司屋へと向かう。記憶の中よりも不味く、侘しい。春日さんも同様の意見だった。夜桜を見に五反野を歩くけれど花はまだ咲いていなかった。荒川沿いを歩いて帰路に着く。暗闇の中を彷徨い歩いていて世界

        • 20220327

          曇り。散歩のあと、夕方に野菜スープをつくった。むかし天田くんに貰った奄美大島の塩を入れたらそれだけで味が立った。塩が野菜や肉の味を引き立てる、と頻りに言われる由縁が判った気がした。漫画を幾つかスマホで読んでいる。いま『学園アリス』が圧倒的に面白い。阿部昭『散文の基本』を読み終える。表題の期待に反して書評、随筆集だったが読了後、不思議に何らかのリズムが自分のうちに萌した気がする。文章の気品の為せる業だろうか。少し読みかけて放った豊崎光一『文手箱』を再度拾って読む。これも文章に無

          20220324

          晴れ。昨晩深夜まで映画を観て寝た所為で面談の30分前に起床した。面談はあたまが回らなかった。呆けた老人はこんな調子なのだろうか、とおもう程に咄嗟に言葉が出ない。ひと眠りの後、徒歩で五反野に向かった。隅田川沿いで男が大声で唄っていた。ご機嫌だが、濁った声音だった。千住新橋を渡る際に脚もとに流れる荒川の水面は夕暮れる空の縞模様を映していた。橙であり、薄い紺色あり、むらさき。春日さんととん平で飲む。わたしはまたしても胃がつらくなる。会計時、ふたりの所持金を併せても100円足りないの

          20220322

          雨。淡雪が散る。春の雪だろうか。朝は『灰羽連盟』の一話を観た。レキのイムコのライターが現状の仕様と同じだった。胴部を回転させる型だと錯覚していた。面談のあと、ふと思い出したように『学園アリス』を読み始めてその面白さ、通底する情緒の豊穣さに震える。じぶんは何に感応しているのか、じぶんでもわからない。ずっと頭痛のする一日。

          20220321

          晴れ。春分。散歩がてら双子鮨に寄ろうとすると、蔓延防止策とやらで閉まっていた。図書館で本を返却したあと、春日さんを頼って五反野まで歩くか、駅前の喫茶店に行くか、帰宅するか迷っていると春日さんから丁度連絡が来た。大林へ。南千住へ向かう道すがらThe cabsを延々と聴いた。今日が誕生日だった祖父が夢に出て来た話を春日さんから聞く。酒を飲んだあと、浅草の外れで廉価な寿司を食べた。すこしだけ隅田川沿いを散策してから帰路。胃に溜まった空気でずっと苦しかったが原因のひとつに姿勢の悪さが

          20220320

          曇り時々雨。殆ど夕方まで薄暗い部屋で寝て過ごした。シャニマスにもさわった。日が暮れてから散歩に出た。いつもの川沿いで缶コーヒーを飲むだけのつもりが身体が気ままに歩き出して、荒川の河川敷にまで降りた。すべての人為の象徴ーー光は遠い。夢のように淡く輝いている。暗闇に沈んだまま往還する。救うものもないのにまるで冥府を。帰宅してからも怠惰に過ごす。バッハのインベンションを聴きながらダンボールを片付けたりクローゼットに服を押し込んだりした。

          20220318

          雨。気怠いので殆ど眠って過ごした。早稲田の文学部の教授の最終講義を覗いてバルザックの講義を聞いていたが想像より遥かに文学研究用の専門的な手法の話に尽きていた。転職活動はおもいのほか早くに内定が出た。久しぶりにカルボナーラをつくった。それにしても眠い。

          20220316

          晴れ。面談ほか野暮用を済ませたあと大林に行く。ゆっくり飲んでいると、ペースが遅いね、疲れてるみたいだね、と親爺さんに笑われる。白雪三杯。茄子と豚肉の味噌炒めが美味。石浜神社に詣でたあと境内のベンチで横になり、次に目覚めた時は日が暮れて夜だった。銚子丸で初めて鮨を4貫ほど摘んだ。帰宅して少し横になってからまたコンビニに行き、店内で地震に遭った。棚の商品は一つも落ちなかった。奥から店長が現れて懐中電灯を用意し、ラジオを点けていた。アナウンサーが緊迫した声で津波への注意を読み上げる

          20220315

          晴れ。面談のあと野暮用で郵便局へ向かう、その道すがら喫茶モカの正面の蕎麦屋でかつ煮定食をしたためる。850円也。郵便局は西新井橋の向こうにある。橋を渡り、町工場の並ぶ寂れた大通りの延々と歩く。途中、地図アプリを確認して郵便局を通過してしまっていることに気づいてから、さらに好奇心のまま直進した。ずっと住宅と町工場ばかり。時々セブンイレブンが佇む。生活用品の充実した薬局の棚。地方都市の片隅と何ら変わらない風景。やがて見覚えのあるアリオの看板を見て、西新井の駅付近にまで来ていたとふ

          20220314

          晴れ。面談二件のあと川沿いを散策する。春の陽気。幼稚園児や小学生たちが川沿いの狭い土手で遊んでいた。ふだん碇泊している護岸工事用の船が、そのとき白浪を立ててゆっくり水辺を渡る姿をはじめて目の当たりにした。夕方は綾瀬の大松で春日さんと飲む。いつものように東綾瀬公園の鬱蒼とした公園を歩いていると、今日は亀有まで歩いてみようか、と誘われて付いてゆく。パークサイド東綾瀬の整然たるマンション群を抜けると何処も暗闇に住宅だけが並び浮かんでいる。出口の見えない悪夢を彷徨っているみたいだった

          20220312

          晴れ。午前に回線業社が来て回線を見させてくれ、と言われ、言われるがままになるが結局改修できない型の回線だと言い残して去ってゆく。少し眠ったあと、身支度をして表参道に行く。途中、川に立ち寄り眺めていると着ているブルゾンの気分では無いなと思い返しで一旦踵を返し、ショートジャケットに着替えてから駅に向かう。千代田線を経て表参道駅から真っ直ぐに青山のビルの一室へ。店主の福留さんと四方山話をしながら、VintageのJ.M.Westonを購入した。硬い革が足を覆う感覚の心地よさに仄かな

          20220311

          晴れ。起床すると、何かがほどけたように急に肩が凝っていた。web面談のあと南千住まで歩いて喫茶マリーナに落ち着く。テレビの科捜研の女を横目に読書する。ドゥルーズのヒューム論。夕方4時に春日さんと落ち合い、大林へと向かう。その後、こたに。散々飲んだあと、東綾瀬公園をいつもの経路で散策した。手作りのプリンを貰いに春日さんの家にお邪魔した。帰路は徒歩。五反野から荒川沿いを歩いた。北千住に入ると水路に沿って歩くだけで家に辿り着ける。暗闇と水、揺曳する光。夜に浮ぶ遠い光の数々。

          20220310

          晴れ。労働。その所属の最後の日。身の竦むような脅迫めいた日々をくぐり抜けた感慨はおもいのほかずっと後刻に少しずつ訪れた。友人知人にそのことを報告をした。辞める際に、殆ど会話のなかった隣席のひとにチョコレートの箱を貰ったり、元自動車メーカー勤務のお爺さんから車のキーホルダーを貰った。想像以上にじぶんが他人たちの中に存在していたみたいだと思い知る。単なる儀礼でもその心に感謝しつつ、わたしの存在など忘れて欲しいとおもう。深夜に川沿いで仰向けになった。いまは地と空があるだけ。本当はず

          20220227

          晴れ。午前に起床して転職関連の文書でも仕上げるつもりが昼過ぎに起床した。川に散歩に出る。風から冷気が和らぎ、空気が暖かい。波打つ水はかすかに潮臭く、欄干には幾つか釣竿が掛かっていた。気持ちを散らしながら洗濯物を干し、必要な文書を書いた。予定の2/3で飽きてシャニマスをさわった。図書館で借りたドゥルーズの書簡集を手に取る。ドゥルーズが病気がちだった所為もあるだろうが、友人に頻りに会いたがったり、会えないのを口惜しがったりする文章から、かつての人間同士の距離と交信のあいまの孤独な