立夏(獣の仕業)

劇団「獣の仕業」代表。脚本と演出。たまに俳優。 noteでは戯曲、小説、短歌および俳句…

立夏(獣の仕業)

劇団「獣の仕業」代表。脚本と演出。たまに俳優。 noteでは戯曲、小説、短歌および俳句など演劇や文筆にまつわる記事をかきます。 【獣の仕業】 2008年結成。舞踏的身体と苛烈な台詞が特徴。代表作は[THE BEAST](2018)、別役実「門」(2017)など

マガジン

  • 芝居の時間

    • 27本

    芝居や演劇のつくる・みるにまつわるマガジン。 人生は歩き回る影帽子、あわれな役者だ!

  • 梯子小説カルガモ

    • 2本

    小説のラスト50文字だけを見て、続きを書く文芸遊び。 見えない部分に何が書いてあるのか、手掛かりは50文字のみ。 モットーは「リスクを取ってカードを切れ」

  • #立夏の短歌

    劇団「獣の仕業」代表立夏の短歌活動 ツイキャスでお題をもらってよむ即興短歌や折句など。 #立夏の短歌 のハッシュタグで、Twitterでもやってます。

  • 逆翻訳ハヤブサ

    • 15本

    小説、短歌、戯曲 フォーマットを越境する文芸の試みの軌跡。またはその足掻き。 #逆翻訳ハヤブサ

  • 贋作・J-POP

    • 3本

    劇団「獣の仕業」立夏と劇団「兎団」佐藤天衣の歌遊び。 有名なあの曲この曲。メロディは分かるけど、歌詞がうろ覚え……、そんな名曲の歌詞をカンニングなしで書き切る。 モットーは「原作の良さを(闇雲に)守る」こと。 夢は贋作・J-POPカラオケ大会。

最近の記事

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#立夏の短歌 グッズ販売のお店作りました。

 こんにちは立夏です。今回は #立夏の短歌 のお知らせです。  #立夏の短歌 で詠んだ短歌でグッズを作りました。  元々はデザイン系をやりたかった私、軽率に作ってみたら楽しくて、いっぱいつくってしまいました。ぜひごらんください。  どれもおすすめなのですが、以下にいくつかピックアップしますね。  あのカラスさえ轢かれれば今日の日はこれまでになくドラマティックだ  をプリントした大きいTシャツです。  色は自由に選べるのですが、白地にするとみんなが来ているあのTシャツみたい

    • ラスト五十文字だけ読んで、続きを書く。【梯子小説カルガモ】~卒ご査収の程~

       300文字の小説、そのラストの50文字だけがあなたに手渡されました。 「続きを書いてください」  さあ、あなたならどんな小説にしますか? カルガモ、はじめました。 日々、文章修練遊戯をする私たち。また楽しそうな遊びを見つけました。懲りないですね。今回のあそびはこちら。 ”小説のラスト50文字だけ見て続きを書く”  限られた文字数の小説の断片を手掛かりにはしご酒のように次から次へ、ふらふら泳ぎの波紋はどんな物語になるのでしょうか。  名付けましたは「梯子小説カルガモ」。

      • #逆翻訳ハヤブサ ロングフォーム(みじかめ) その④

         文学修練場、逆翻訳ハヤブサのお時間です。  逆翻訳は翻訳作業の一種で、英語だと「バックトランスレーション」と言います。  細かいハヤブサのうまみはその①の冒頭にまとめましたのでこちらをご覧ください↓ その②もあり〼。 その③もあり〼。 ハヤブサの遊び方(ハヤブサロングフォームver) 今回は、小説→短歌→小説→短歌 と2ループ繰り返すロングフォームVer。  さらに「小説は140文字前後」「原作小説はひとりめが書く」としました。他にも、以下の名詞縛りルールを適用しま

        • #逆翻訳ハヤブサ ロングフォーム(みじかめ) その③

           文学修練場、逆翻訳ハヤブサのお時間です。  逆翻訳は翻訳作業の一種で、英語だと「バックトランスレーション」と言います。  細かいハヤブサのうまみはその①の冒頭にまとめましたのでこちらをご覧ください↓ その②もあり〼。 ハヤブサの遊び方(ハヤブサロングフォーム ver) 今回は、小説→短歌→小説→短歌 と2ループ繰り返すロングフォームVer。  さらに「小説は140文字前後」「原作小説はひとりめが書く」としました。他にも、以下の名詞縛りルールを適用しました。 さっそく

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        #立夏の短歌 グッズ販売のお店作りました。

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        記事

          #逆翻訳ハヤブサ ロングフォーム(みじかめ) その②

           文学修練場、逆翻訳ハヤブサのお時間です。  逆翻訳は翻訳作業の一種で、英語だと「バックトランスレーション」と言います。  細かいハヤブサのうまみはその①の冒頭にまとめましたのでこちらをご覧ください↓ ハヤブサの遊び方(ハヤブサロングフォーム ver) 今回は、小説→短歌→小説→短歌 と2ループ繰り返すロングフォームVer。  さらに「小説は140文字前後」「原作小説はひとりめが書く」としました。他にも、以下の名詞縛りルールを適用しました。  今回は、小説→短歌→小説→

          #逆翻訳ハヤブサ ロングフォーム(みじかめ) その②

          #逆翻訳ハヤブサ ロングフォーム(みじかめ) その①

           私が大好き、逆翻訳ハヤブサのお時間です。  逆翻訳は翻訳作業の一種で、英語だと「バックトランスレーション」と言います。  この逆翻訳の仕組みを、日本語の中だけで遊んでみようというのがハヤブサの主旨です。日本語だけで翻訳作業的な楽しみを堪能するために、小説→短歌→小説……、とフォーマット越境をします。  字数制限のある短歌の翻訳が間に挟まることで、情報が意図的に落とされます。その落ちた情報を元に、次の小説を逆翻訳しなければなりません。  残す情報を取捨選択したり、反対に

          #逆翻訳ハヤブサ ロングフォーム(みじかめ) その①

          兎団「CAFE BIANCA」に寄せて~イチ出演者のセルフライナーノーツ~

           演劇の舞台に出ました。練馬区・中野区を拠点に活動する劇団「兎団」の「CAFE BIANCA」(カフェ・ビアンカ)という作品です。  この記事を読んでくださっている方には作品をご観劇・ご視聴いただいた方も多いと思います。改めてありがとうございました。たくさんの声援も頂きまして、嬉しい限りです。  もちろん出演そのものも嬉しかった。さらには、役者として大きく成長できた公演でした。色々思いたっぷりなので、noteでセルフライナーノーツ書きます。  私は本作の立ち位置はイチ客演・

          兎団「CAFE BIANCA」に寄せて~イチ出演者のセルフライナーノーツ~

          とある小説を短歌に翻訳して、小説に逆翻訳して、また短歌に翻訳してを繰り返す #逆翻訳ハヤブサ ロングフォーム

          ことの発端 このような記事を投稿した。要は「私たち以外の誰かも、ハヤブサやってみませんか」ということを発信したのだ。  するとあれよあれよと「一緒にやりたい」という方が集まり、かようなこととなった。  こんなスタートが、2022年5月のこと。そしてやがて時は経ち、現在2023年、長き時を経て完成した「ハヤブサロングフォーム」。  偶然インプロがご縁の方たちが揃ったのでインプロのフォーマットの名前からロングフォームという単語を拝借しました(元の意味とちょっと違う使い方をして

          とある小説を短歌に翻訳して、小説に逆翻訳して、また短歌に翻訳してを繰り返す #逆翻訳ハヤブサ ロングフォーム

          ニッチクラフトしてみたい vol.6 にゲスト登壇します。

           ニッチクラフトしてみたい vol.6 にゲストで登壇します。  お題で出た小道具をどうやって作るかをああでもないこうでもないと話し合う、それはまるで本当に作るかのような、でも作らない、架空の真剣作り場。 “なんでも揃う秘密の工房に なんでも作れると豪語する者らが集い なんにも作らないが なんでも言い合う一夜” ニッチクラフトしてみたい vol.6 2月19日(日)20:00~ ※予定時間2時間ほど 於 discord/しんきろうスタジオ deicordで聞く音声イベント

          ニッチクラフトしてみたい vol.6 にゲスト登壇します。

          #贋作JPOP GLAY「HOWEVER」の歌詞をうろ覚えで書ききる

           GLAY「HOWEVER」を本家の歌詞をうろ覚えのまま、カンニングなしで歌詞を書ききりました。  遊びです。本気の遊びです。 本家はこちら本家の歌詞はこちらそれでは、うろ覚えで書ききった歌詞をご覧ください。 贋作・HOWEVER柔らかな風が吹くこの場所で 今二人ゆっくりと歩き出す 広い宇宙の片隅二人この星でうまれて 流れ星で願いを叶えて巡り合ったあなたと 若いあやまち重ねた過去も胸に抱えたままで はぐれた気持ち確かめ愛を育んだふたり uh- 絶え間なく注ぐ愛の名を

          #贋作JPOP GLAY「HOWEVER」の歌詞をうろ覚えで書ききる

          とある小説を→短歌に翻訳して→小説に逆翻訳したら、こうなる。(#ハヤブサの群れ やりました。)

          はじまりハヤブサの遊び方 #ハヤブサの群れ verさっそくハヤブサで遊んでみる① あつまったものずき: みやり と 立夏 と ゆきんこ(New!) ②一人が青空文庫にある小説を短歌に翻訳し残る二人に伝える ゆきんこが原作小説を短歌にしたもの 短歌をもらった時点の立夏の分析 立夏:  上の句が息→ささやき→言の束と、言葉それも音声発話系と思われる表現が続くことが特徴下の句にも叫びというものがあるので、これを上の句と同一人物の心情変化ととるか、上の句の人物の言葉を聞いて別

          とある小説を→短歌に翻訳して→小説に逆翻訳したら、こうなる。(#ハヤブサの群れ やりました。)

          劇団「獣の仕業」のnote、誕生。

           獣の仕業のHPとともにずっと運用されていた獣の仕業ブログが、noteに生まれ変わりました。  劇団での作品作りや稽古から、私(劇団「獣の仕業」代表)が感じたこと、思いついたこと、作品に対する思いなどを投稿していきます。  noteアカウントの触れ込み文句はこう。 東京で活動する劇団「獣の仕業」の最もゴージャスな情報をお届けするアカウント。 かなりリッチ、ちょっとニッチ、読み応え保証します。 【獣の仕業】 2008年結成。舞踏的身体と苛烈な台詞が特徴。代表作は[THE

          劇団「獣の仕業」のnote、誕生。

          よくある語尾上げ・助詞上げ話法

           某ゲーム会社の新作発表会をオンラインで見ていて気になることがあった。ゲームについてプレゼンで喋っている人たちが一様に「語尾上げ」「助詞上げ」話法だったのである。 「語尾上げ話法」「助詞上げ話法」の「上げ」は発話するときの声の音程のことだ。言葉の語尾に当たる部分や、助詞(てにをは)にあたる太字部が、他の箇所と比べて音程が高くなっていることが特徴。語尾上げと助詞上げ、それぞれ検索するといくつかヒットしたので、この言い方はそれなり一般的な単語のようだ。  そして、これがとにか

          よくある語尾上げ・助詞上げ話法

          嘘つきのわたしへ

          嘘つきのわたしへ 嘘つきのわたしへ 嘘ばかりついて 嘘でしたって言って それでよかったわたしへ 適当なことを書いて 適当なことを言って その場の空転に 身を任せている 気分屋で 気難しくて 自分の都合で笑ったり怒ったり泣いたりして 人を困らせて 次の日にはその事も忘れている 酔っ払っている間だけ 自由な麻痺を手にした気がする 本当のことを言いかけて 危ないと怯んでは はっと口をつぐんでいる 死ぬ前に一度だけ 本当のことを書きたいと なにからなにまで がむしゃらやって

          嘘つきのわたしへ

          4/28U-3シアターお題での #立夏の短歌 まとめ

           2022年4月28日のU-3シアターでもらったお題で詠んだ短歌をまとめました。当日の演目内では全部のお題を使い切ることができなかったので、後日ツイキャス即興で使い切りました。そちらもこのnoteに一緒にまとめています。  当日のパフォーマンスの写真とともに振り返りましょう。  見ていただいた方は思い出しながら。ご縁のなかった方はヘェこんなことしてたんだと知っていただければ。どうぞ。  劇場観劇のお客様からお題をいただいてその場で即興短歌を詠むというパフォーマンスをしました

          4/28U-3シアターお題での #立夏の短歌 まとめ

          散歩ができない

           一日中家にいる日のほうが大半という生活を、かれこれ二年ほど続けていたら、体にエラいことが起きた。  体力の著しい消耗である。  先月くらいだったか、所用で朝早く電車に乗り一日中出先に滞在し夜電車で帰るという日があったのだが、帰宅するや否やほとんど気絶のように眠ってしまった。所用も肉体労働や運動ではなくほとんど椅子に座っていただけなのに。帰宅も深夜になったとかでもないのに(帰宅時間は夜の19:00頃だったと思う)  これはいかん。と思った。  なにせ、二年前であればほぼ毎

          散歩ができない