不登校児の脳の働き(告知あり)


前回までは、主に生体リズムについて書いてきたが、今回からは不登校状態の脳の働きに焦点を当ててみよう。

またしても、三池輝久 著 フクロウ症候群を克服するからの転載になるが、脳の働き方を調べる検査として、「かな拾いテスト」というのがある。やりかたとしては、制限時間内に、文章内の「あ・い・う・え・お」に〇をつけ、同時に文の内容を把握する、というテストである。皆様も各自印刷するなどして是非やってみてほしい。

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やってみた方、どうだっただろうか? ちなみにこの文では「あ・い・う・え・お」は全部で60個ある。因みに本書によると、13歳から16歳の中高生200名のデータでは、年齢に関係なく全体では大体3分の2の40個程度拾い上げており、話の内容も3分の2程度覚えていたとのこと。

ところが不登校児(13歳~18歳)では年齢に関係なくおおよそ半分の30個程度、内容に至ってはほとんど覚えられない、といった具合だったという。

試しに私もやってみたが、母音を拾えたのは36個、話の内容はほとんど覚えられなかった。感覚的には、かなを拾うのに偏って集中してしまい、話の内容を把握するのに脳のリソースを避けなかった、といった感じか。

単に頭の出来が悪いだけだろ、と思うかもしれない。ただ、こちらの画像を見てもらいたい。

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(学校過労死 不登校状態の子どもの身体には何が起こっているか p58からの転載) 

 解説にもあるように、上が治療前、下が安静+治療後であるが、不登校状態の脳の血流が落ち込んでいる状態が良くわかる。

因みに補足すると、特に子供の時の脳の血流は、大人よりずっと多いことが報告されている。急速に発育する時期なので、脳に栄養をたくさん送り込む必要があるためだと考えられている。その時期に脳の血流が悪いとなると、脳の発育に何も影響しないとは考えにくいだろう。何かしらの後遺症が残っても不思議ではない。

実際、不登校経験があった私自身、疲れやすさが今でもあり、ネットやリアルでの活動に重い足枷となっている。最近、本記事のnoteの執筆をはじめ、web上の活動が徐々に増えてきたが、これは、仕事をやめたためで、その労力のリソースをweb上の活動に割けたおかげである。両方やるのはまず無理。この辺のいきさつは、前書いたブログの記事にも書いてるので、よろしければこっちも参考に。因みにブログの更新は、今後は主に近況報告などで不定期で書いていくと思う。


今回はここまで。珍しく長めに書いた、一応、今回の記事は、今日の日中からちょくちょく書いてたので、割とゆとりをもって仕上がった。次回の記事も引き続き、不登校児の脳の働きを考察していく予定。私のちょっとしたプライベートが載っている有料記事や、サポートも引き続きよろしく。


おっと、突然だが、ここで告知がある。さっき紹介した私自身のブログ記事でも触れているが、ライブ配信をそろそろ始めようと思う。ただし、ブログ中で触れられているyoutubeではなく、別の配信サイトになるかもしれない。開始はおそらく6月末あたりから7月の頭あたり。やることはおそらくシャドウバースのゲーム配信。いろいろ準備があり、まだ確定ではないので、詳細や予定変更などはツイッターや上記のブログで追って報告する。一応noteにも書くけど、紙面の都合上多くは書けない上に土曜日しか更新しないので、ツイッターのフォローもぜひどうぞ。

では、疲れやすさの重い足枷を引きずりながらも、どうにか歩んでいきますので、今後ともよろしく。

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