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40過ぎ未経験の私がトップセラーになるまで(5)

👠元ラグジュアリーブランド・トップセラーの記録


接客さえできれば売る自信はあるのに、肝心のお客様が来ない!
お客様が来てくれなければ、売ることができないじゃないか!

私は毎日考えた。
出来ることは何でもやった。

紆余曲折しながら、あれこれとコツコツコツコツ来る日も来る日も…
できることを続ける内に、売上が落ち込むことが少なくなった。
例え落ち込んでも、挽回できる見込み売上が立てられるようになった。

繰り返す内に、トラフィックに左右されずに、安定的に売上を確保する戦略を編み出していった。

こうして気付いた時には、売れないお店は売れるお店に、そして売れないお店にいたはずの私はトップセラーになっていた。


売れるお店で売るのは当たり前のこと、けれど売れないお店で売るコツを掴んでしまうと、回転の速さにも、スローな環境にも対応できる、強力なスキルを手にし、結果どんな環境でも売ることができるようになる。

私はつくづく、立地の良いトラフィックの多い繁盛店舗と、静かな何もしなければ売れない店舗、この対照的な二つのお店を経験できたことを幸運に思う。


そして、『売る』ことについて思うのは、売れるかどうかを決めるのは、商品ではなく『人』であると言うこと。
「人」次第で結果はどうにでもなり、その「人」を活かせるかどうかも、また「人」で決まる。
「人」が一番大切な資産であることを、改めて知る経験となった。


次回は、結果を出すためにやるべきたった一つのことのお話


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