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👠靴を愛するアラフィフ 👠元ラグジュアリーブランドトップセラー 👠趣味は友人とのランチ…

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👠靴を愛するアラフィフ 👠元ラグジュアリーブランドトップセラー 👠趣味は友人とのランチとフィールサイクル 👠仕事、趣味、自分の半生、子供のこと、あらゆることについて書いています。

最近の記事

「もうすぐ50歳」ビビります。#3

50歳って何ですか?\今の私ができるまで/ 3月のある日、私は夫の待つローマへ旅立った。 夫は、その一年前から出張ベースで行き来しながら仕事をしており、ローマ滞在中は郊外の近代的なマンションで暮らしていた。 滞在期間は1、2年かも知れないし、ビジネスが順調に進めば殆ど永住かも知れないと聞かされており、数箱の荷物を送った他、私一人で夫のと私のと2つ、ゴルフバッグをローマに持ち込んだ。 余談だけれど、私はイギリスにも自分のゴルフバッグを持って行っていた。 なぜならば、そこ

    • 「もうすぐ50歳」ビビります。#2

      50歳って何ですか?\今の私ができるまで/ イギリスで4つ歳下の夫に出逢った。 ビビビっと来ることもなければ、一目惚れもなく、彼に特別な興味もなかったけれど、22歳のくせにとても大らかで包容力のある人だなと思った。 当時、いつも一目惚れから恋が始まる私には初めてのタイプで、まさか将来この人と結婚することになるとは思いも寄らず。 包み込むような優しい人で、気付いたら全力で恋に落ち、大好きになっていた。当時はこの人がいないと生きていかれないとさえ思った。だから大好きな人と

      • 「もうすぐ50歳」ビビります。#1

        50歳って何ですか?\今の私ができるまで/ 大変だ!恐怖の50歳が迫ってきた! 楽しみ!なんて余裕な顔して言っているキラキラ星人をインスタなんかで見掛けるけれど、私には1ミリも楽しみなんかじゃない。 できれば、ずっと32歳くらいで留まっていたかった。 ファッション業界で仕事をする私は、間も無く50歳には見えないらしい。 年齢不詳でミステリアス。お客様からは、なぜか「バツ2?」とよく訊かれる。 名誉なことなのか、不名誉なことなのかわからないけれど、何だか魅力的な響きなので

        • 40過ぎ未経験の私がトップセラーになるまで(5)

          👠元ラグジュアリーブランド・トップセラーの記録 接客さえできれば売る自信はあるのに、肝心のお客様が来ない! お客様が来てくれなければ、売ることができないじゃないか! 私は毎日考えた。 出来ることは何でもやった。 紆余曲折しながら、あれこれとコツコツコツコツ来る日も来る日も… できることを続ける内に、売上が落ち込むことが少なくなった。 例え落ち込んでも、挽回できる見込み売上が立てられるようになった。 繰り返す内に、トラフィックに左右されずに、安定的に売上を確保する戦略を

        「もうすぐ50歳」ビビります。#3

          40過ぎ未経験の私がトップセラーになるまで(4)

          👠元ラグジュアリーブランド・トップセラーの記録 私に青天の霹靂とも言える異動の辞令が下りたのは、そんな頃。 それは突然やってきた。 当時、社内でフルタイム勤務しているママ社員は私だけだった。 そもそも、伝統的な歴史ある某ブランドたちとは違い、個性が爆発しているラグジュアリーブランドに、ママ社員なんて皆無。 そのためか、数年前ではあるけれど、今のような柔軟な働き方ができる体制は整っておらず、ママが働きやすい勤務形態を受け入れる土壌もなかった。 フルタイムとなると、遅番も

          40過ぎ未経験の私がトップセラーになるまで(4)

          40過ぎ未経験の私がトップセラーになるまで(3)

          👠元ラグジュアリーブランド・トップセラーの記録 私が所属していた店舗は、当時国内で首位を争う店舗だったのは言うまでもなく、海外の全ての店舗の中でもカテゴリー別で首位を取ることもあった。 私たちのお店は本社からも、本国のヘッドオフィスからもとても好かれた。 スタッフのウェルカムな雰囲気が、お客様だけでなく、内部の人をも呼んだ。 百貨店の社員でさえも、憩いの場としてしばしば立ち寄る心地よさだったらしい。 これはとても良いことで、お店にとって何かとプラスに働いた。 良い商

          40過ぎ未経験の私がトップセラーになるまで(3)

          40過ぎ未経験の私がトップセラーになるまで(2)

          👠元ラグジュアリーブランドトップセラーの記録 私は暇さえあれば彼女の秘密を探り、できることは全て徹底的に真似した。 真似できないことは、彼女のエスパーのような直感力と若さと可愛らしさ、 そして心の底からのピュアな優しさ。 私は、それらの代わりに人生経験を積んだ貫禄と、怖いものなんて何もない図々しさと、思いやりを武器にした。 彼女ほどの光の速さはないけれど、私は次第に彼女の次に売るようになっていた。 当時ブランドは絶好調で、入荷すれば即売れた。 入荷連絡を依頼したにもか

          40過ぎ未経験の私がトップセラーになるまで(2)

          40過ぎ未経験の私がトップセラーになるまで(1)

          👠元ラグジュアリーブランドトップセラーの記録 私がラグジュアリーブランドで働き始めたのは、40歳過ぎてから。 それまでアパレル業界での経験は無く、大好きなブランドではあるけれど 仕事となると何もかもが初めての世界。 すでに40過ぎでマネジメント経験はあるし、普通ならばマネジメント職に就いている筈なのだけれど… アパレル業界のしかもラグジュアリーブランド経験のない私は、一番下っ端の販売員からのスタートとなった。 40過ぎて初めて飛び込んだ世界。業務は至って簡単そうに見える

          40過ぎ未経験の私がトップセラーになるまで(1)