嫌いな人がいない
唐突だが、私には嫌いな人がいない。
苦手な人はそりゃいる、、、たぶん、、、(現時点で思いつかない)
自分の中で、人を嫌うということが起こらない。
同時に、怒るということもほとんど起こらない。
だから、人間関係でイライラすることが少ない。
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誰かを嫌うことは、
私のベクトルをその人に一方的に押し付けること
だと、ぼんやり思うのだ。
まぁ、しかし、
例えば、ルールを守れない人は苦手だ。
順番抜かしをしたり、電車の中で平気で通話したり。
でも、特定の誰かを嫌うことは私にはできない。
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特定の誰かがいるとして、
その人はその人の価値観に則って、
そういう言動をしている訳であって、
その言動はその人から見たら、なんの問題もないものと捉えている
例えば、A国とB国が争っていたとして、
A国からしたら、A国が正義で、B国が悪であり、
B国からしたら、B国が正義で、A国が悪である
ように、
どっちが正義か悪かなんて、その立場によって変わる。
A国とB国どっちが、正義か悪かあなたは判断できますか?
A国とB国がお互いを理解し、尊重しあえたら争わなくてすむ。
相手には自分からみて、気に食わない部分がある。
だから、嫌いだ。
と、なるのではなく、
相手には自分からみて、気に食わない部分がある。
だから、相手からみて、自分にも悪い部分があるかもしれない。
まぁ、お互い様だ。
と、考えたら、人を嫌うことはぐっと減る。
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しかし、それでも許せないことってあるもんだ。
そんなときは、
”あの人の○○なところ、私はちょっといただけないなぁ”
と、考える。
その人の全てを100だとして、
自分は100%その人のことを知っている訳でない。
他人である場合、半分も知らないだろう。
下手したら、10も知らないかもしれない。
まぁ、例えば、9%知っているとして
そのごく僅かな9%のうち、
私から見ていただけないと思う部分が4%だとする
しかも、その4%は私の価値観で判断されたものであって、
ある人から見たら、2%は許容範囲内かもしれない。
逆に、10%かも知れない。
人から見たベクトルですんなり変わってしまうぐらい不確かなのである。
その4%ぐらいで、嫌いだとか言って、
その人の全てを否定するのは、私はできない。
その人の全てを知っている訳でもないのに、
残りの96%を全て悪だと判断し、否定するのはあまりに傲慢だ。
それは、偏見ともいう。
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ちょっとまとめると、
誰かの言動が気に食わないと思ったら、
自分も知らず知らずのうちに、
相手に迷惑かけているかも知れない。
と考える。
そしてその気に食わない言動は、
あくまで自分の価値観で判断されたものだ。
と、自覚する。
嫌いでなく、苦手という言葉を使う。
人間は良いところも悪いところもある。
あくまで、その人の悪い所が目に入ってしまったに過ぎない。
その人のことをまた一つ知れた
それだけで私はちょっと得した気分になるのだ。
あなたの嫌いな人は、誰かの恩人かも知れない
あなたが嫌いな上司は、家では子供たちのヒーローかも知れない
一方的に嫌いになる前にちょっと立ち止まって考えてみてほしい
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あなたが嫌いだと言われた時。
または、人伝に聞いた時、雰囲気で感じる時。
こういうときは、
あぁ、そうなんだ。ちょっと寂しいな、とまず思って、
でも、逆に光栄だな、もっとお話ししたい!と思う。
私のことを嫌うためには、
私のことを知る→その人の価値観に照らし合わせる→嫌いと判断
というプロセスがある。
私にその人の時間と思考を使って、そのプロセスを踏んでくれたことが
光栄だな、と思うのだ。
人の価値観はそれぞれであるから、
その人が嫌いと判断するんなら仕方ない。
逆にもっとお話しして、私のどんなところが嫌いか教えてほしい。
私の価値観とも照らし合わせ、
これはいけない、なおさなきゃ。と気づくかもしれないから。
自分の欠点を教えてもらうのは、いい機会だし、
価値観が合わないということは、
自分とは大きく違う価値観を持っているということ。
普段、価値観が合う人と一緒にいることがどうしても多い。
だから、自分のことが嫌いな人は、私からしたらとても価値がある。
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私が怒る時は、大切な人が理不尽なことをされたとき。
この時ばかりは、
お互い様うんぬん、価値観うんぬんが消え去る。
その時は感情に任せて無茶苦茶怒る。キレる。
(ちなみに、私はキレると言葉遣いがヤクザみたいになる
てめえ、ふざけんじゃねぇぞ!死んで詫びれや、あ”?みたいな……(笑))
これまで、色々なことを書いたけれど、
大切な人を悲しませる人は絶対許せない。
これだけは、譲れないのである。
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以上、私の人を嫌わない理由です。
長かったと思いますが、
読んでいただきありがとうございました!
【後日、補足】
ここに書いてある、
気に食わない言動は、
あくまで自分の価値観で判断されたものだ。
と、自覚する。
人の価値観はそれぞれであるから、
その人が嫌いと判断するんなら仕方ない。
という、2つの文はよくよく考えたら矛盾しているな~と思ったけど
まっ、
”自分に厳しく、他人に優しく” ということで……!
でも、自分のことは大切に、ね。
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