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ママがもうこの世界にいなくても、を読んで

自分の人生を、思いっきり生きる、その秘訣とは。

読み終えてみて、なかなか
自分の中で総括できなかった

この本を自分のかなでどう解釈して
何を学べば良かったのか
なかなか解らなかった

それはあまりにも受け取ったメッセージが
大きいなと感じたからです。

その本はこちら↓


やっと心の中でスッキリできる
自分の総括ができたので
文章にまとめることにします。

冒頭にもあるように、
自分の人生を思いっきり生きるためには
何が必要なのか

僕はそれを学ばせていただいた、
そんな気持ちでいます

この本のストーリーですが
最終的には本のタイトルにある通り、

ママがもうこの世界にはいない
そんな状況がやってきます

それに対して
切ない、悲しい、辛い…という感情。




ただ、それだけでは終わらない
終えるのにはもったいない本になっているんです。

本題に入る前にもう少し。


この本、というか日記を書いたのは
遠藤和(のどか)さん

旦那さんである将一さんと出会って2年。
そろそろ結婚したいなーー



そんな気持ちであった矢先に
大腸ガンが見つかります


CTスキャンなど精密検査をすると
なんとガンはすでにステージⅣ

医師からはもうガンが完治する見込みが
ないことを告げられます


残りの人生の使い方ーーー。



そんな大きなテーマが突然
のどかさんの目の前に横たわります。





のどかさんは自分の
残りの時間の使い方を

ひたすら考えます
考え続けます

そして出した答えとはーーー





「お母さんみたいなママになること」

でした



本を読んでいくと、実にたくさんの
家族との思い出話が出てきます

心に感じていることをなんでも
素直に話せる、分かちあえる関係性

一緒に笑ったり
泣いたり

時にはお互いを大切にするがあまりに
ぶつかって、口を聞かない時期があったり。

決して裕福な家庭ではなかったようですが
その分、家族の温かさや優しさにあふれていた
そんな家庭で育ったようです



「お母さんみたいなママになりたい」

この願いの裏側には、

お父さんやお母さんが好き
おじいちゃんやおばあちゃんが好き
妹たちが好き

家族が大好き



そんな思いが根底にあったように感じます

その、誰かや何かをひたすら
一途なまでに「好き」という気持ち

それを体現していったのが
のどかさんの残りの人生
だったように感じます


実際に、末期ガンだと分かってから
抗癌剤の投薬に入っていく前に
こんな難題にぶつかっていきます

抗癌剤で治療をしていくと、
もう子供を産めない体に
なってしまう可能性が高いーー

当時21歳だったのどかさんは
このとても重たい課題に対して

「好き」という気持ちに従って
決断していきます




子供が生まれた喜び
家族や大切な人と過ごすかけがえのない時間が
わずかに与えられます




次第に、ガンによって体は蝕まれ
当たり前だった日常を失っていきます

入院生活に入る前に
旦那さんのためにご飯を
作って冷凍しておく

子供の離乳食は
出来る限り自分で包丁を持って
細かく刻んであげる

旦那さんや子供に対しても
好き、という気持ちを
ふんだんに注いでいきます。


そして。




本のタイトル通りの状況が、
ついにやってきてしまいます。







自分の「好き」
という気持ちを貫くことの大切さ


このことを、のどかさんやご家族
から学んだ気がします


当時、余命数週間だと
言われていたにも関わらず
数ヶ月に渡って延命できたのも

またまたインスタで30万人以上もの
フォロワーに支持され応援され続けたのも

この「好き」とか、「愛する」という
気持ちがあったからだと感じます

間違いなくのどかさんの残りの人生は
思いっきり生きることができた
のだろうなと、思います





この「好き」という気持ちが
一人の末期ガン患者の人生をどれだけ

前へ前へとパワフルに押し進めたのだろうかと
想像すれば、驚かずにはいられない



好きになる、ということには
ときには恐れと不安が伴います。

実際にのどかさんも苦しい中の決断を
ご両親や旦那さんに伝えていく中で
反対されて落ち込み、苦しむシーンがあります

それでも「好き」
という気持ちを貫いていった

好きだという気持ちを通していく中に
後悔のない人生というものが

初めて現れてくるのではないか?
そんな風に思います。



最後に。

またこの総括はぼく自身のものであって
人によって感じ方はさまざま
あっていいと思います。

僕がやっているYouTubeでも
取り上げてみました⬇︎


とてもメッセージ性のあるよい本なので
それぞれが読んで感じ取られた世界を
ぜひ大切にして頂けたらと思います。



のどかさんのご冥福をお祈りいたします。

また残されたご家族の皆さんの心の痛みが
早く癒えることを願いながら
終えていきたいと思います。




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