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台北鄉下生活日誌【2】 テラハに入居?

台湾生活2日目、宿の荷物をまとめて、向かうはこれからの生活拠点となる新居。

場所は台北駅からMRT(地下鉄)とバスを乗り継いで1時間ほどの、台北の端の端(「山に住んでる人」と勘違いされたことも数知れず…)。


台湾での家探しに利用したのは、facebook。台湾の若者が家を探すときは、仲介料を節約するために、不動産は利用せず、facebookで探すのが主流なのだとか。

それゆえ、台湾式に則って、渡航前にfacebookグループで家を探し、大家さんと連絡を取り、ひとまず仮決定を済ませた。

決めた理由は、周りに自然がたくさんあって新潟に似てること、そしてリフォーム後初めて入居者を募集していた家で、写真を見る限り綺麗そうだったから、の2つだけ。

古い建物の中だけリフォームして使い続けるのが一般的な台北。ゆえに実際に家を見に行ってみたら、築何十年も経っている古いアパートで、お風呂だけが異常に古くてカビだらけだったり、湿気で壁がやられていたり、南国ならではの虫問題が常態化していたり…などなど、問題が見つかることが多々ある。

他にも、実際の大家さんではない人が、大家と偽って家賃を徴収してくすねたり…なんてことも。

今思うと、家を見ず、大家さんにも実際に会わずに決めるなんて信じられないし、危なすぎるけれど、当時は何も考えずに、ただそれだけの理由で決めてしまったという。怖いもの知らずの極み…。

幸いにも決めた家は、大家さんの人柄も良く、後々インフラ面などで問題は多々出てくるものの、家自体に問題はなく、きちんと生活できる場所だったのは、本当に幸運だったとしか言いようがなく。。


台湾の家は、風呂トイレ付きの完全個室「套房(タオファン)」、風呂トイレは1〜3人ほどのルームメイトと共用の個室「雅房(ヤーファン)」の2タイプ。ほとんどの部屋に、ベッドやタンスなどの基本的な家具がついている。

私の家は、1階が1部屋の套房+共用キッチン、2階に3部屋の雅房、3階に2部屋の套房、4階に倉庫があり、屋上が共用のベランダという、珍しい一棟タイプだった。

ルームメイト5人は全員台湾人で、女3人、男2人。その顔ぶれは、エンジニアや銀行員から、歌手、弁護士まで個性あふれる面々。

一つ屋根の下、男女で暮らすとかリアルテラハかよ…という不安と、ルームメイトに歌手?!という驚きと。

日本じゃありえない展開に初っぱなから内心あたふたしつつも、わくわくが止まらない台湾生活の始まりだった。

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