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台湾人ルームメイト5人との台湾生活。

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台北鄉下生活日誌【5】 外食文化が生んだ悲劇

台湾、と大きく書かれたガイドブックの表紙やテレビ番組の特集で、決まって目にするお決まりの言葉、「絶品!台湾グルメ」。 私は旅行中に食を重視するタイプではなく、台湾に住む前に台湾らしい料理を食べた回数も多い方ではない。 とはいえ、ひどいハズレを引いた記憶もないので、このキャッチフレーズに大きな疑問を抱いたこともなかった。 日本のチェーン店が多く出店していることもあって、食に関しては特段大きな不安もないまま台湾生活を開始したわけなのだけれど、1ヶ月も経たないうちに大きな壁に

    • 台北鄉下生活日誌【4】 朝ごはん屋の落とし穴

      台湾といえば、美味しい朝ごはん! ハムやチーズなどの具がたっぷり入った蛋餅(ダンビン/卵入りクレープ)や、刻んだ台湾風揚げパン、漬物、魚でんぶなどを混ぜて、俵型ににぎった愛らしい飯糰(ファントゥアン/台湾風おにぎり)、そして何より忘れちゃいけないのが、大豆の甘みがしっかり感じられる、やさしい味の豆漿(ドウジャン/豆乳)…。 徒歩5分圏内に4〜5軒の朝ごはん屋があることも珍しくなく、便利な上にとっても美味しいので、普段ほぼ自炊をしている私も、朝だけは外に買いに出ることもしば

      • 台北鄉下生活日誌【3】 迷惑はかけるよ、でもお互い様

        「互相照顧!(フーシャンジャオグー!/お互い助け合おうね)」 台北に越して来たばかりの頃、ルームメイト達から何度となく言われたこの言葉。 最初は単純に、良い言葉だな〜優しい人たちで良かった〜と思っていたけれど、しばらく生活していくうちに、「助け合おう」という言葉の持つ意味が、日本と違うことに少しずつ気付いてきた。 日本で言う「助け合おう」の言葉の裏には、迷惑はかけないようにするけれど、何かあったら助け合おう、という風に、「なるべく迷惑はかけない」ことが前提にあるように思

        • 台北鄉下生活日誌【2】 テラハに入居?

          台湾生活2日目、宿の荷物をまとめて、向かうはこれからの生活拠点となる新居。 場所は台北駅からMRT(地下鉄)とバスを乗り継いで1時間ほどの、台北の端の端(「山に住んでる人」と勘違いされたことも数知れず…)。 台湾での家探しに利用したのは、facebook。台湾の若者が家を探すときは、仲介料を節約するために、不動産は利用せず、facebookで探すのが主流なのだとか。 それゆえ、台湾式に則って、渡航前にfacebookグループで家を探し、大家さんと連絡を取り、ひとまず仮決

        台北鄉下生活日誌【5】 外食文化が生んだ悲劇

        • 台北鄉下生活日誌【4】 朝ごはん屋の落とし穴

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          台北鄉下生活日誌【1】 友達、呼んでいい?

          「友達も一緒にいい?」 台湾生活1日目、ご飯行こうよという友達の誘いに乗り、その日泊まる宿のチェックインを済ませて、早速待ち合わせ場所へ。 友達と、その彼氏と、あと知り合い呼ぶって言ってたから、3人くらいなのかな〜と思いながら、待ち合わせたお店のドアを開けたら、そこにいたのは…6人…? いや多いだろ、と面食らいながらも、席に着いて簡単な挨拶を済ませる。皆それぞれ自己紹介してくれたけど、全員の名前を一度に覚えられるわけもなく。 (うろ覚えゆえ、おそらく)台北の市長選があ

          台北鄉下生活日誌【1】 友達、呼んでいい?

          あたたかさの残る場所

          あれは初めて一人で台南へ行った時のこと。 台南にはそれまでも訪れたことはあったが、友人と時間を共にすることが多く、地元の人と関わる機会は少なかった。 そのせいか、「台南には人情味がある」と聞いてもあまり実感が沸かず、なんとなく受け止めることが多かったように思う。 その日は朝早くに高雄を出て、高雄北部の山岳地帯を一日中歩き回っていたこともあり、夜7時頃に台南に着いた時にはもうへとへとだった。 その日の夜はあまりに疲れていたので早めに休んでしまおうかと思っ

          あたたかさの残る場所