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マスクは”幸せ”を奪っているかもしれ

幸せの感じ方は人それぞれだと言われる。
同じことを経験してもある人の心は幸せで満たされ、ある人には何事もないように見過ごされる。ある人にとっては不快な思い出になるかもしれない。

そのメーターみたいな、スイッチみたいなものは
身体の様々な信号の伝達が働くことによる。

前の記事で書いたポリヴェーガル理論によると
幸せや安心感には腹側迷走神経が関わる。副交感神経とも言われる。

脳からでる数多くの神経の中で腹側迷走神経は
・目を動かす神経
・顔(表情)を動かす神経
・喉を動かす(声を出す)神経
・首の筋肉などに伝わる神経
・心臓の動きに関わる神経
など主に横隔膜より上の方の動きにつながる。

身体の中でもキャッチボールをしている

例えば、笑うことは顔にある神経を働かすので
幸せを感じた時に他人へ示す意味もあるが自分自身の脳へ”幸せ・楽しい”という信号を送る意味もある。

マスクをしていると表情を動かす皮膚や筋肉たちにストッパーがかけられる感じがする。私はそれが喉まで感じる。
その状態に慣れてしまうと、マスクを外した時にも表情を動かすことを忘れてしまうかもしれない。
口角が下がったりたるんだりしているのは表情の運動不足かもしれない。

人は無意識に他人の真似をしている

先に”幸せを感じた時に他人へ示す意味もある”ということを述べたが
コミュニケーションは表情でも行っていることを忘れてはいけない。
研究によると、表情から感情を受け取るだけでなく、人は無意識に相手の表情を真似することで、相手の気持ちに共感しているらしい。
だから、表情が乏しい相手には無意識に警戒や恐れを抱いてしまうと言われる。

マスクでの会話は表情が見づらく、警戒や恐れを感じやすく共感が生まれづらい。
表情を作ったり、真似したりすることを忘れていくと相手への共感力も忘れていくかもしれない。

実験してみた

ストレス過多や鬱状態になると表情が乏しくなるとも言われる。
それを逆に利用する実験をしてみた。
嫌な出来事が起こった時に、表情を積極的動かすだけの簡単な実験。
目を勢いよく閉じたり、口を尖らせて様々な方向に動かしたり。口開けたり。
するとすぐ気持ちが落ち着いた。何度も試したが、起こったことがどうでも良く思う時もあった。

エクササイズのすすめ

とにかく表情を、できれば鏡を見ながら動かしてみて欲しい。

もし表情こわばっている感覚あるなら、ツボを押しても良い。
迎香(鼻の脇)や攅竹(眉の内側の際)などを軽いタッチで押す。

あとは
○胸鎖乳突筋(耳から首につく筋肉)を優しくつまんだり

○口を開いて下顎を少し左右に10秒ぐらい揺らしたり

最後に

最近心なしか、街中の人がイライラしてるような、ツンツンしてるように感じる事が多い。気のせいかもしれないし、理由は様々かもしれないけど、
行動や習慣が心にも影響することを書きたくて投稿した。

参考文献


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