プロのWebライターならWordPress入稿できるなんて言わない方がいい。
この記事は、文章を書くという
「クリエイティブでプロフェッショナルな仕事」
としてWebライターを目指している人に向けて書いた記事です。
「とりあえず時間を使って少しでも稼ぎたい!」
「Webライターの実績がないから案件が欲しい!」
という方は読まない方がいいかもしれません。
一応、企業のSEOコンサルやメディア運営を仕事としており、メディア体制構築支援にあたってwebライターの採用・育成の経験を踏まえて、書きました。
WordPress入稿は誰でもできる
よくポートフォリオや面接の場で
「WordPress入稿できます!」
とアピールしてくださる方がいますが
WordPressをはじめ、CMSの入稿作業なんて特別なスキルは必要ないですし
もはや、思考停止でできる作業なので、人間のする仕事ではないと思っています。(言い方が悪くてすみません)
Webライターとして価値のある仕事をしたいのであれば
執筆という仕事に時間を使ったり
入稿作業ではなく、作品でお金をもらったり
できるようになりたいものです。
WordPress入稿をしているライターのレベル
すごく悪い言い方をすると「WordPress入稿できます!」
というWebライターは「そのレベル感なんだ。」
と思わわれることもあります。
もちろん「人手が足りなくて、入稿作業までまるっと頼みたい!」
というクライアントもいますが……
大手のメディアや体制の整ったクライアントでは
入稿作業者はアルバイトやインターンに任せて、適材適所の人材活用をしています。
そのため、Webライターにはクオリティの高い記事を求めており
場合によっては、選考足切りのポイントにすることもあります。
WordPress入稿ができると言っているWebライターは、レベルが低いから選考対象としない。
ということです。
分かりやすい指標として、文字単価6円以上のレベルを目指すなら
「入稿作業をします!」とアピールするのは卒業した方がいいと考えています。(肌感覚)
よく目にするWebライターの文字単価論争のように、文字単価でレベルを語るのも個人的には好きではありませんが(笑)
逆にいうと、Webライターに入稿作業を依頼するクライアントの案件は
引き受けない方がいいと思います。
WordPress入稿を依頼するクライアントのレベル
Webライターという職人を
クリエイティブでプロフェッショナルだ
と考えているクライアントは
Webライターに入稿作業を頼むなんでめっそうもない!
という考え方をします。
本気でよいメディアを作りたい!よいコンテンツを発信したい!
と思っていれば、メディア制作の体制を整え、予算もかけて、Webライターをはじめ優秀な人材を採用しています。
逆に、人手が足りない!入稿作業もWebライターさんにお願いしちゃおう!
というクライアントは、そのレベルでメディア運営を行なっているということです。
これまで私が担当したメディアで、一番体制が整っていたクライアントでは
責任者
企画者
進行管理
編集者
執筆者
監修者
入稿作業者
の役割分担をしていました。
記事の本数やメディアの特性、コンテンツの種類によって人数やスキルは異なると思いますが
それぞれのプロを適材適所で上手く活用していました。
Webライターのプロを目指すなら
実際に入稿作業を引き受けるか、引き受けないかは別として
少なくとも入稿作業を依頼される前から
「WordPress入稿ができます!」
とアピールしない方がいいと思います。
WordPress入稿ができると「書いてあるから」このライターに依頼しようということは、まずありません。
なぜなら、WordPress入稿が誰でもできる作業だからです。
人手が足りなくて、WordPress入稿もお願いしたいな……と思っていれば
クライアントから「入稿作業もお願いできませんか?」と言われます。
入稿作業も引き受けることで案件受注確度は上がるでしょうし
報酬も増える可能性が高いです。
ただ、前述のようにWebライターに入稿作業まで依頼しちゃうレベルの案件
ということです。
また、プロのWebライターとしての仕事に時間を費やしていないという点には気を付けてください。
尖ったことを言ってすみません。
ポートフォリオやSNSのプロフィールに
「WordPress入稿可能」
と書いているWebライターさんを敵に回すようなことを書きました。
気分を悪くされた方はすみません。
私自身もWebライターとして仕事をすることがあり、コンテンツ制作には並々ならぬ愛を持っています🔥
Webライターのレベルが低い、AIに淘汰される仕事だ、という声が増えていると感じる中
人間にしかできない「クリエイティブでプロフェッショナルな仕事」として
Webライターの仕事の価値が上がって欲しいな〜と思っています。
じゃ、Webライターは何を・どうやってアピールすればいいの?という記事は別途まとめます。
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