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発達の順番を間違えたら「発達のバケツ」に穴があく

おはようございます🍊

子どもの発達の勉強はすればするほど
知らずに子育てしていた自分が恐ろしくなります・・

でも反省したり後悔したりするのは
ほんの1秒にして

今、目の前の子どもの「現在地」と
「どうしてあげたらいいのか」を見極められるよう
日々勉強しています

子育てって難しい・・を
子育てって面白いに変える♡
ちょっとしたヒント探しをしていきます


発達の順番を間違えてはいけない


子どもの発達には
0歳から就学して学習がはじまるまでの
発達の順番があるんです

発達のバケツと言われるのですが
単純に動く、見る、聞くではなく・・

本来こんなに色々な発達を遂げてから
「書く」「聞きとる」「読みとる」「数える」の
小学校の学習に移行するんです


発達のバケツ

この順番に沿わずに
上位の発達に進んでしまったら・・・
最上位の「学習」を先取りしてしまったら・・
穴の開いたバケツになってしまうんです

穴のあいたバケツに水をいれても
穴から水がもれてたまりません
・・

私も知った時はゾッとしました・・

赤ちゃんや子どもの行動には意味がある


赤ちゃんが寝返りをすること
赤ちゃんがずり這いをすること
赤ちゃんがはいはいをすること
赤ちゃんが何でも口にいれること
子どもが手づかみ食べをすること
子どもが高いところから飛び降りようとすること

全てに意味があり
させてあげなきゃいけないこと
なんです

でも現代の子育てではどうでしょうか?

まだ自力で座る発達まで至ってない赤ちゃんを
固定して座らせてしまう

とにかくたくさん歩いて欲しい時期の子どもを
何歳になってもバギーに乗せて運ぶ

手で感触を確かめながら食を楽しんで欲しい子どもに
手づかみ食べをさせない

まだ発達のバケツの発達ができてないのに
「読む」「書く」の学習をはじめてしまう

耳が痛い話です・・

穴のあいたバケツに上から水を注ぎ続けると・・


幼児教育の現場で働いてきて思ったことは
「これって今のこの子たちに1番必要なことなのかな?」
という大きな疑問です

歩き回りたい走り回りたい子どもたちを
座らせて「じっとする」ことを教える

外でたくさん遊んで欲しい子どもたちなのに
室内活動ばかりで、外遊びはわずかな時間

まだ腕の力、指先の力が発達していない子に
ひらがなの書き方を教える

まだ「やってみたい!」と思えてない子に
先取りでお勉強をさせる

穴の開いたバケツに上から水を注ぎ続けるとどうなるか
穴から水がもれていくんです・・
水を溜められないバケツになってしまうんです・・

先に先に、早く早くと焦るのではなく、
「今この子はどんな発達段階にいて
 何が1番必要なのか」を考えてあげることが
なにより大事だと思います

「急がば回れ」ですね

それではまた明日
寒いけど・・美味しいものたくさん食べて
身体もこころも温めていきましょう🍊





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