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#4 心のしくみ①(傷つく/悲しみ・怒り)


▶︎心にまで認識がおり、「ネガティブ」として割り振られると、〈外向〉〈内向〉に分岐する

✔️心の基本原理、パターンとして:
心的欲求として「信じられる情報を食い物にするように生きる」というものがおそらくあって、信じているもの、自尊心・尊厳が破壊されそうになると傷つきます。
また、「自分の思い通りになること」(自由を感じられること)が大好きな心の性質も関係しています

なんらかの情報を心で認識し【傷つく】と、
・怒り
または
・悲しみ
大きくどちらかに割り振られます。

→なにかに怒る場合と悲しむ場合は、『自尊心が傷ついている』というところでどちらも同じ地面に立っています。

※これは心的な直感(または脳のデータ蓄積による自然的現象?)の話です。


ちょっと前回のも踏まえて簡単に画像をつくってみました↓



▶︎怒りに向く場合→発散する/直感的に人のせいにする:【外向】

主に、「攻撃を受けた」と感じると威嚇、反撃することで自分を守ろうとするはたらきから生じます。

自分に起きた問題の解決法に、「他への攻撃」「破壊」を直感的に選択している状態です。

思考力・知能が低い、教養がないなど、その問題に対する知識や適切な解決方法を持ち合わせていない場合この選択をとるのではないか、と考えています。

このときの主な思考状態としては:自分の正義=他人・世界・社会の正義、だから悪は罰する、排除すればいい、正すべきだ、のように考えてしまう短絡的な状態。
原因を他においていて、理性的でない、思考ベクトルが外に向いている、簡単にいうと頭が悪くなっている状態です。

→この心的直感の赴くまま行動に移した場合、エネルギーを溜め込まず発散しているのでその個体は意識的にはストレスをあまり感じないことも多いです。
でも自分の本質的には無駄なエネルギー消費となります。

※行動、または言動に移したことで精神状態は変化し、それもまた心に影響します。

すぐ発散する形が定常化し思考しない状態がつづくと、自分に起きた問題は力で説き伏せる形で破壊すればいい のように決定してしまって、学習能力がなくなるので自己成長は見込めません。

人間は普通にサルなので、脳が発達していない、できないタイプの個体は脳の低次脳機能が優位にはたらき、動物的な直感の判断のまま思考せず、またできずすぐに行動に移しがちです。(教育で大幅に改善することも可能ですが、その個体の脳のつくりによっては難しい場合もあると思います)

ただし、攻撃することに自意識的にストレスをあまり感じていなくても、元は傷ついているので心においては負の情報加算となります。

※心は他人が痛めつけられたり傷ついたりしたのを認知すると、必ず負の情報を加算します。たとえば極悪人が処刑されたようなとき、「悪を罰した、社会的にいいことだ」とその時は頭でそう認知しさらに快楽物質が流れていたような場合でも、心においては負の情報認知となります。
なぜなら精神的な自分という人間を主に構成するのが他人の存在だからです。
(特に心にとっては意思疎通が図れたと認知した存在、自分の存在価値を高める構成をした、する情報だとそのはたらきは強くなります。)
ただ知能が低い状態(高次脳機能があまり育っていない、反応しないような場合?)だと、頭を使いそれを認知することができません。

直感的にしか世界を捉えられず、すぐに発散・攻撃、反撃するということを続けてしまった場合、この本質的なところに気づかないまま人生を終えることとなりますが、生きている間に「心」を認知し、本質的なところに気づいたとき、あとから蓄積された負の情報が自分に重くのしかかるような形になります。
↳簡単にたとえれば、思春期に親にたくさんキツく当たってしまったけれど、あとから親が亡くなってしまったときに後悔する、みたいなことです。



▶︎悲しみに向いた場合→内に溜めこむ/直感的に自分のせいだと思う:【内向】

攻撃を受けたと感じると、萎縮することで自分を守ろうというはたらきから生じます。

起きた問題に対し、直感的に他への攻撃を選びません。

このときの主な思考状態として:自分ではなく、相手に正義をおいています。自分が悪い、間違っているのではないか、のように疑えている状態です。問題の原因を自分においており、結果に焦点がいっている、思考が内向的に回っている状態です。このとき、高次脳機能もはたらいています。

→そこから、そのまま自分が悪いと決定する場合と、思考して相手が悪いと決定する、のような場合があり、また、重ねて認識することもあります。

↳※"同時"の認識をしてしまう・その状態が持続すると頭は混乱する。(たとえば:人に強く罵られた〔心的直感〕この人を不快にさせて申し訳ない・〔思考〕でもこの人も悪い。この人がいるから私はこんな気持ちになった⇒決定づけられず頭が混乱。頭は解答が決定づけられていない状態を嫌がり、【問題】で思考が滞る→循環障害が起こる?)

攻撃を受けた、と捉え、他へ発散することなく我慢し溜め込んだ場合、自分への攻撃となるので生命の活動エネルギーがなくなる感覚になります。それが続けば体に影響が出てきます。

〈現実世界で人との間に問題が発生したことによって心に影響する現象は、すべて自分のせいと捉えることも相手のせいと捉えることも可能です。直感的に、意識的とも無意識的ともいえるところで自分で選んでいます。〉

たとえば:※([外向]/[内向])
・街中で人とぶつかってトラブルが起きた→相手がよくみてないのが悪い/自分がこの道を選び歩いていたのが悪い
・勉強ができなくて怒られた→先生の教え方が下手なのが悪い/自分ができないのが悪い
・人に理不尽に罵られた→相手がバカなのが悪い/自分がうまく言葉を伝えられないのが悪い
・仕事をこなせずあれこれ言われた→自分一人ができないだけで回らないこの会社が悪い/自分が不甲斐ないせいだ


これは同じ人間でもそのときの環境や場面によって外向を選択することもあるし内向を選択することもあります。

対他人との間で内容がまったく同じトラブルが起こっても、対家族のときはベクトルが外向となり怒り、対友人のときは内向となり悲しむ、のようなことです。


また、傷つくと、それは『自分が攻撃を受けた』ということだと心は捉えるので、大抵の場合反撃しないといけない、割に合わない、のような心理も芽生えます。

あとは個人の言語能力がここに関わってきてる可能性もあります。



次、心の性質・善と悪の構築 です ▶︎


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