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一番を認める

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記事一覧

一番やりたくないことを認める(2)

あまり人と関わりたくないという思春期のような自意識の話。

前回の記事で仕事がやりたくないとは書いたけど、1人で手を動かして作業するのは、別に嫌いじゃない。
時間が決められてて、周りに迷惑をかけないように周りに頼って、色んな人と色んな約束事をして、それを守って仕上げて、ってごく当たり前のことに慣れるまでえらい時間がかかる。何年したら慣れるんだ。
話しかける、電話かける、相談する、報告する、前に逐一

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一番やりたくないことを認める(1)

一番やりたくないことを認める(1)

これはね、もう働きたくないということですよ。考えなくても分かるのよ、うん。

というとすぐ終わってしまうので、前回記事からの経過観察でもまとめようかと思う。

悪いことがしたくなった23歳秋。

悪いことといってもちゃんと基準があって、
・法律・道徳・倫理に反するものはアウト
・社会的に生きていけなくなるものもアウト
・他人に大きな迷惑をかけるものもアウト
・あとはとにかく、心に飼ってる女児的にア

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一番やりたいことを認める(4)

一番やりたいことを認める(4)

4本目でようやく締められそうです。

1つ気づいたことがある。

私のやりたいことは、私を楽しませてくれない。
一番やりたいことは、面白くなってくれない。

グッズを買っても綺麗に飾り付けられないし、
お気に入りの服は沢山着てるうちにボタンが取れたりするし、
ノートの隅の落書きすらもしなくなったし、
自分の話すことも、書くことも、全く、全く、つまらなくなってしまった。

やりたいことはできないこと

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一番やりたいことを認める(3)

乖離した2つの私がそれぞれやりたいことならどうだ。

ある私は、キラキラした目を持って、
空が晴れなら草の上に寝転んで、
雨が降ったら部屋で読書して、
人に優しくすることを生きがいにして、
誰かのために一生懸命になって、
自信があって、人と話すのが好きで、
たまに気の利いたこと言って、
苦手なことは日々克服して、
落ち込んでも人の優しさに触れたら元気になって、
子供みたいなまんま大人になる。
毎日

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一番なりたいを認める

「ねえ、みんなは大人になったら何になりたいの?」

2003年1月、おジャ魔女どれみシリーズは4年間のアニメシリーズの最終回を迎えた。
その直後同年3月、保育園の卒園式で私は高らかに宣言した。

「わたしは おおきくなったら マジシャンになりたいです。」

Mr.マリックが流行ってたんだよなあ。
テレビで見るトランプマジック、
図書館の司書さんが読み聞かせ中に見せてくれた、本の中身が一瞬にして真っ

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一番なりたくないを認める

一番なりたいものの次は、一番なりたくないものだ。

「食事ができない人」かな、とまず考えた。
好きなものが食べられない人生は辛いな。
でもいつ「食事ができない人」になるか分からないな。
もしそうなった時に、そんな自分がなりたくないものだったら、耐えきれなくなりそうだな。
だから一番からは除外した。

次に、「攻撃的な人」かな、と考えた。
攻撃的な人は苦手だ。
口調が強い人や突然大声を出す人も、実は

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一番好きな人を認める

ここからが難しい。
自己について考えるのはもう趣味である。
電車に乗っている時も、仕事中にお手洗いに立った時も、
チラシを折り込んでいる時も、自分とは何かと考え始める。
特に折り込み中は最高のシチュエーションだ。

なんだけど、
自己と比べた時に他者というものに、基本的にあまり興味がない。
人間という生き物は大好きなんだけども。うーむ。
興味のある人間……なんだ……?

あ、私のことを好きな人は好

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一番嫌いな人を認める

難しいッ!!!!!!
難しすぎるッッッッ!!!!!!!!!!

え、魔法使いになりたくて悪者になりたくない女が、嫌いな人について考えるということのハードルの高さ、分かります?
「わたし人の好き嫌いってあんまりなくて……」って言いたいし、実際そうだしそう言うんだけど、
最近劇団の2人と話してて、「好きか嫌いか」じゃなく、「好きか無関心か」という2択しかないと気付かされた。
ほんとそれだわ……

他人

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一番やりたいことを認める(1)

一番やりたいこと、なら一番なりたいものになれたらやりたいことから考えればいいのか?

ということをしばらく考えていたんだけど、意外とこれが見つからない。
やりたいことそのものはいっぱいあるはずなのにな。不思議だ。

そうか、私が欲しいのはエンターテイメントとしての魔法か。
じゃあやっぱイリュージョンだよね。種も仕掛けも本当にないキラキラを欲している的な。

エンターテイメントも娯楽も大好きで、そう

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一番やりたいことを認める(2)

私と私はいつ乖離したのか。
現実の私と、なりたい私の乖離。

前置きしておくんですが、不幸自慢がしたいわけではなく、
人に読ませられるようにきちんと文章化して認めたいのである。

という予防線を張ったぞ。私は今予防線をここに張りました!!!!ハイ!!!!!(思ったこと全部文字化するスタイル)

特定の子とべたべたくっつくのはあんまり好きじゃなくて、
いつも一緒の仲良しの子というのがクラスにいないこ

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