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【戦術白書】すべてが変わった55分。バルセロナの致命的欠陥と収斂。

死海文書で散々書いたスキャンダラスな話を背景にしながら、このクラシコを見るにあたって試合前、複雑な気持ちを抱えていたクレも多かったと思う。

それは恐らく選手にとってもそうで、エイバル、ナポリ、レアルの過密日程3連戦を乗り越えるには明らかに内部環境の状態が悪すぎた。

しかし蓋を開ければエイバル戦は圧勝、ナポリ戦はアウェイゴールをぶち込んで引き分け。

正直驚いたし、勇気すら貰えた。

ただ、これはクラブへの信奉を地に堕とす事件があった後、吉報を聞いたことで多少なりとも舞い上がり、マイナス要素を無視して抱いた感想だと、今日のクラシコで思い知った。

ナポリ戦で羨んだことは、今のバルセロナに足りないものである。

大前提を述べておくが、状況を考えるとバルセロナはよく戦ったと思っている。

それでもこの負けに繋がった原因自体は、断定しても構わないが、昨年から延々と課題に挙がっていた部分である。

このクラシコは2つのシーンに大別される。

55分以前と、以後である。

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