【死海文書】内部崩壊のバルセロナ、原点回帰とは何か。
「キケ・セティエンになってポジショナルプレー回帰になった」
「美しいバルセロナが戻ってきつつある」
「CL優勝できると思う」
全てピッチで起こっていることだが、全てまやかしだとすれば、こんな虚しい話は無い。
バルベルデ就任から2回の大逆転でCLを逃し、チームに哲学が失われて幾星霜。解任劇から今日まで、チームの状態は原点回帰され、戦型は思っていた以上に柔軟になり、「即時奪回⇒ボール保持⇒高ポゼッション⇒波状攻撃」のサイクルが軌道に乗った。よかったよかった。
それは表面的な話である。
バルベルデ就任以前、14年から始まるバルトメウ政権になって指針を失い始めたことが表面化し、バルセロナの内部は膿だらけになっている。
シャビもイニエスタも、自分の給与をゼロにしてでも財政難のクラブを救おうとしたあのプジョルでさえも、「今のバルセロナはおかしい」と非難する勢いである。
「試合で勝てるならいいじゃん」
「美しければいいんじゃない?」
「てかサッカー見る側は組織政治関係なくね?」
と思われるかもしれないが、リーグ首位にもかかわらず監督が途中で変わるわ、怪我した選手は帰ってこないわ、やたらメッシはキレてるわで、逆に心配にならないか。
ならないなら、少なくともクレではない。
そう、クレ、特に年会費を払っているソシオは、「当然!」のことかもしれないが、来年の会長選まで動向に注意を払う必要がある。すべてのニュースを読み漁るレベルで。
万が一、億が一にもバルトメウの内政工作、もとい「助けてドラえもん」で本当にドラえもんが来てしまった場合、のび太が再選した後のことまで考えなければならない。今の所去ってくれる流れしかないが・・・。
自分は、好きなチームをピッチ上の結果だけで捉えて、心が幸せになれるならそれに越したことはないと思うし、突然メッシがいなくなっても驚かないならば、それはそれでいいとも思う。(下記死海文書参照)
ただ、「なんでそうなった?」と思えるなら、ここから先の話は知っておいた方がいい。5000文字超の長文になる。
次の試合から見る目が多少変わっても良ければ、過去の思い出が少し汚れても良ければ、深みにハマっても良ければ。
ではいこう。10年で何が変わってしまったか。
①クライフの龍脈とカネ
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