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2024/学振/DC1内定の3点セット(申請書・評価書・アドバイス全36個)を公開します(10,000字超え)

割引あり

学振(DC1)に受かった

  • 申請書

  • 評価書

  • アドバイス36個

を公開します。

申請書と評価書,僕のTwitterアカウントが有料コンテンツの最初にあります。

初めてのnoteなので気に入っていただけた際には「スキ」や「おすすめ」をいただけると嬉しいです。購入者が合計140人に達しました。興味を持って購入してくださった皆様,ありがとうございます。

*X(旧Twitter)で拡散していただくと,お得にご購入いただけます。
よろしければ,ご検討ください。https://note.com/info/n/n3dd7a0c4e113

併せて,どんな点を意識して申請書を作った解説も加えようと思います。学振の評価者ではないため,本当にその点が内定に対して効果的であったかという判断はできません。共感いただいたら,真似していただければ嬉しいです。

自己分析欄も公開します。僕の大学でも学内限定で申請書が公開されていますが,自己分析だけカットされていて,読むことができませんでした。正直なところ,周りのすごい博士学生と比較してヨワヨワな実力しかありません。しかし,申請書上では我ながらツヨツヨな感じの自己評価になっているな,という感じがします。参考になれば,と思い自己分析欄も公開します。

また,評価書の公開は貴重なのではないでしょうか。評価書を自分で書かされる学生も多いですが,申請書と異なりなかなか見本がありません。僕も書いていて困ったため後悔します。僕は全て自分で書きました。

所属機関でも本記事の申請書を公開しています。ありがたいことに結構評判で,書き方を真似したという声を聞いています。
あなたの申請書でも参考にできる点がきっとあるはずです。申請書にはどんな工夫をすればいいのか分からない方,逆に受かっている人はどの程度工夫をしているの確認したい方など,よろしければお読みください。
これだけの工夫を,自分で考えるのはそれだけで時間がかかってしまうので,そのまま真似をして,時短にしてください。

「たった1回受かっただけで思い込みじゃないのか」という気持ちもおっしゃる通りだと思います。学振に関しては1度の応募と採用経験しかありません。しかし,弊(ブラック!?)ラボでは,後輩の面倒を死ぬほど見させていただいて(見させられて)おり,私はこれまで30人以上の学生の指導(研究,プレゼン,学位論文,学会論文)をしてきており,人の作ったものをフィードバックする立場にもあります。これらの経験も踏まえた内容になっています。

*申請書はA区分・B区分が分かれる前年のものになりますが,全てのアドバイスは,今年も通用するものになっています。
*現状,140人以上にご購入いただいていますが,返金者は0人です。内容に満足いただいております。ありがとうございます。



⭐️めちゃめちゃおすすめ本

■伝わるデザインの基本

下記の本を最近読みましたが,学振をはじめとした申請書,ポスター発表,学会スライドの作成に,めちゃめちゃおすすめです。綺麗なレイアウトはもちろん,視覚的に分かりやすいレイアウトの仕方を教えてくれます。目から鱗でした。

人は見た目が9割などとも言われますが,残念ながら人間は,見た目によって中身の評価を変えているような気がします。でも,この本は,参考にすることで見た目で中身の評価をさらに上げることができるような内容でした。

■一生ものの「発信力」をつける 14歳からの文章術

申請以前にこの本を読んでいました。14歳からと題打っているだけあり,非常にわかりやすいです。論理的で説得力のある文章とはどんなものかが非常にわかりやすく説明されています。良書すぎて定期的に読み直したり,学位論文執筆前の後輩にまず読ませたりしています。

研究計画でも自己分析でも大いに活躍する一冊です。

■日本語の作文技術

最近新しく読みました.読点・コンマの打ち方や,修飾語をどのような順番で使えば,読み手にとってストレスや読み間違いがなく,読みやすい文章になるかが解説されています.多忙な審査員に贈る学振になどの申請書にぴったりだと思いました.

⭐️申請書全体での注意点

■空白を減らす

申請書全体を通しての注意点は,不用意に空白を残さないことです。
特に最終行が数文字で終わってしまっている場合には要注意です。本文をどうにか調整して,横幅をギリギリまで使うようにしましょう。

なぜ,こうするべきかというと,空白が多いと熱意がないと思われてしまうからです。学振の評価者は60枚前後の申請書を読みます。経験者の先生によると,一番最初に全体にざっと目を通し,出来の悪い申請書を低評価に弾くようです。そして,この出来の悪い,を判断するのが,ぱっと見の印象です。世の中には綺麗にまとまった素晴らしい研究もあるはずですが,大量の申請書を裁き切るには仕方がないようです。

ですので,申請書全体を通して,数文字しかないような行をなくすことが重要になってきます。間空白に,他にさらにアピールポイントを書くのが良いです。

という内容を,学振の科研費の審査をする教授が言っていました。僕は申請書を書く当時はこんなこと思ってもいませんでした。

■申請区分を考える

考えた結果,僕は社会学の観光関連で応募しました。
僕は情報学研究科に所属しており,情報学関連の分野でも出せそうな区分が多かったです。そんな中,社会学区分に出した理由は次です。

  • すでに論文をいくつか出版していた。
    社会学の分野を見ていると、1本の論文を出すのに僕の研究分野より時間がかかりそうです。業績で差をつけることができそうだと考えました。

  • 社会学の分野で情報が受けると考えた。
    最近はデータとかAIとかが世の中的にブームとなっています。情報学の分野で観光をやるよりも,社会学・観光の分野で情報をやった方が有利だと考えました

  • 情報の分野は競争が厳しそう。
    昨今はデータやAIがブームになっています。学振は分野内での相対評価であるため,ブームである情報分野に集まる優秀な学生との競争を避けました。

■細かい点にこだわりすぎない

初めて書く申請書はとても大変です。なかなか進まないです。そんな中で細かい点(内容,見た目どちらも)にこだわっていると余計に進まなくなって,結果テンションも落ちていきます。

学振に採用されて今一度申請書を自分で見ると,「は?」って思う部分が多々あります。それでも採用していただけるようです。

細かい点を気にしすぎず,進めることも重視してもいいかもしれません。



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ここから下では

  • こんな感じのアドバイスが他にもたくさん

  • 学振の申請書

  • (僕が全て書いた)指導教員からの評価書

  • 僕のTwitterアカウント(ご購入いただいた方は何か聞きたいことがあればご連絡ください。ご購入を確認させていただいた後,お力になれるかわかりませんが,わかる範囲でなんでもお答えします。

をご覧いただけます。よろしければご覧ください。
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