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パリでゆったり。

今はTLCのWaterfallsって曲(なかなかいい)を聴きながらエスプレッソを飲んでて、持ち帰りしたイチゴタルトをどこの公園で食べようか迷ってるところ。
なんてどうでもいい文を書ける余裕があるのがパリの良いところなんだろう。昨日までのロンドンでは少しセカセカしていて、心理的にも体力的にも余裕がない中での生活だった。
たまにパリに遊びに来る人が多い理由もわかった。単純に近いだけかもだけど。
今年1年で、少しずつだけど自分変わってきたなって事に、意識を向け始めたから気付くようになってきた。あれ、俺ってこんな人間だったんだーとか。逆に、こんなに”今”を大切に笑えるようになったんだーとか。昔は小さくて心細くて寂しくて、いつも周りの目や音、人の話を気にしていた。やっぱり、自分がわからなかったから、とにかく人に合わす事で必死だったんだろう。今もだけどカメレオンってお似合いの言葉。名付けてくれた人ありがとう。
5年前はドイツのボンって街にいた。
あの頃は、サッカーしてた。とにかくサッカー、サッカー、そんな人間だった。サッカー好きなんだけど、あの頃は完全に選手としてもう一度這い上がる気持ちは失っていた。
今思えば、いや、あの頃だって俺は気づいていた。
「こんな覚悟で上にいけるはずがないし、サッカーを続ける資格はない」
いや、正直小6にとっくに気づいていたはず。
たぶん、あの頃、たけふさとか、ムラとか、たいせいとかの中に存在していて、俺にないものが確かにあった。
結局、上に行く奴は既にそのマインドを持ち合わせてる。だから、折れるわけない。
フロンターレでもレアルマドリーでもサガン鳥栖でも代表でもどこでもいい。サッカーに対しての必死な姿勢や愛そして覚悟は、”どこ”とか”誰”とかで変わるもんじゃないだ。
自分の魂がどこに行きたいのか、何に突き動かされているのか、今一度自分に問いかける。
それの繰り返しなんだろうね。
だから、俺はパリにいるんだ。


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