読書|いのちの車窓から
頭の中に「SUN」が鳴り響く。彼を代表する音楽が、BGMとして読書時間を彩ってくれていた。
自分がnoteでエッセイを書くようになり、人のエッセイにもより興味を持つようになりました。図書館に行ったところ、返却カゴに並んでいた星野源さんを発見し、迷わず借りることに。
多くのエッセイの中から、今回は私が特に心に残った3作品を記録に残そうと思います。
「おめでとうございます」
タイトルからして、何かいいことがあったんだなと素敵な展開を予期させてくれます。物語の序盤では、それがどのようなことなのか分かりません。
「おめでとうございます」の言葉に向けて、徐々に状況が明らかになっていくのでした。
星野源さんがずっと眩しいと思っていた世界。大晦日の夜、自分の目にはその番組自体が眩しすぎて、思わず逃げるようにテレビから離れていました。
その過去を跳ね返すように、今の自分は眩しい世界に身を置いています。「紅白初出場」発表の場で、溢れるばかりの拍手と眩しすぎるフラッシュに、最高の気持ちを噛み締めます。
”眩しい”をキーワードに、星野源さんの見えていた光景が変化していく様子が、とても美しく描かれていました。今回、いちばん好きなエッセイかも。
怒り
嫌な出来事やどうしようもない案件が起きることってありますよね。
先日、noteで自分の失敗談を書きました。卵がうまく剥けなかった話です。今となってはどうってことないのですが、その時の自分は結構しょぼくれました。
どうってことなくなった理由は、その事件が些細だったから、というのもあります。しかし、noteで気持ちをうまく消化できたからだとも思っています。
自分の負の感情は、コップギリギリの水のようにいつか溢れるでしょう。それをザバーンと闇雲にひっくり返すのではなく、掬い上げるように変換することで、負が浄化されていくのです。
これからも、自分の負の危険信号を感じたら、マイルドに楽しく記事を書くか、話せる相手が負担にならないように面白く紹介したいと思いました。
新垣結衣という人
これは外せないですね。結婚する未来など描いていなかっただろう時に書かれたエッセイは大変面白いです。
とにかく、ガッキーが”普通”の素敵な女の子であることをベタ褒めしておりました。読んでいるこちらがニマニマしてしまいます。
ガッキーの驕らない姿勢や人との距離の掴み方など、素敵なポイントが多く逃げ恥が見たくなってきました。
外見が綺麗な方は、内面も綺麗なんだろうな〜。
どうか、お幸せに。
前回の読書記録です。
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