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私たち家族の思い出料理

「僕の家では、大晦日にみんなで手巻き寿司をやるんだ」

手巻き寿司での年越しなど考えたこともありませんでした。父は酢飯が苦手なので、家で手巻き寿司を食べたことも作ったこともありません。それに、大晦日は年越しそばじゃないの?と新しい文化の到来に戸惑います。

迎えた2023年大晦日。ナマズ(=旦那)の当たり前と私の当たり前をすり合わせた結果、お昼に手巻き寿司を食べ、夜に年越しそばを食べることになりました。

手巻き寿司の具材は何にしよう。サーモンは絶対欲しいし、変わり種も何か必要かな。今までやったことないから、何が美味しいかわからないよ〜。メモとペンを片手にクックパッドで「手巻き寿司」と調べに調べます。

寒い冬の風から逃れるように、そそくさとスーパーから帰宅し、楽しいね、美味しいね〜と言い合いながら、初めての手巻き寿司を2人で堪能しました。

ナマズが遠慮なしにサーモンを食べ続けるので、私の分もとっておいて〜と取り合い合戦に。なかなか減らないのは、たくあんと大葉さん。チーズと組み合わせると美味しいことに気づき、具材をゴチャゴチャと混ぜ始めます。

もう酢飯があとちょっとしかない、とナマズがボールに入った酢飯を一生懸命かき集めている姿が可愛かったです。

違う家族出身の2人が新しい家族となり、大晦日の料理文化を分かち合いました。手巻き寿司と年越しそばで締めくくる年末は、毎年の恒例行事になりそうです。





今回も珈琲次郎さんの企画に参加しました!


わたしの旦那がなぜナマズなの?と気になった方はこちらへどうぞ。

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