見出し画像

名前紹介を、してみたい。


阿部広太郎さんの著書

「それ、勝手な決めつけかもよ?」

を読みました!



この本との出会いは、田中泰延さんの著書「読みたいことを、書けばいい。」を読んだことがきっかけで。


おふたりが対談をされていたのをふと目にして、田中さんの著書がとても面白かったのもあり、なら阿部さんの本も読んでみよう、といったことが契機となり。


まだ読破できていない中で恐縮だけれど、いちばん初めに出てきた「名前紹介」がとてつもなく心に刺さってしまって、私もやってみよう!!!となった結果、意外と素敵な気持ちが生まれたので、ここに記してみておこうと思います。



☆名前紹介

自分の名前を紹介するということ。
名前の紹介って、したことないですよね笑

阿部さんは、著書の中でこう言っています。

「受け取った名前×見いだした意思」で、「こうしていきたい!」を見つける
名前の中には物語がある。
あなたの名前にも、あなたのまだ知らない物語がある。
名前の育ての親は他ならぬ自分なのだから、自分の希望を込めてしまおう


なるほど…と思いました。
今まで自分の名前の意味を自分で考えたことなんてなかったし、由来を聞いたことはあったような気がするけれど、特に大きく心に留めたこともなかった。

そんな中で、自分の名前について改めて考えてみた時、案外自分の生き方は名前に反映されているものだなあって思ったりしたのです。


***


私の本名は「優衣」なのだけど、まずは漢字について調べるところから。


優…ものやわらか、しとやか、やさしい、他よりまさる、すぐれる、手厚い

衣…守る、包む



そんな私といえば、人のことを想うのが好きなのです。
自分で言うにはなんだかおこがましいところもあるけれど、人のことを考え、想うことが好きで、それを相手に伝えることも好きなのです。


それはきっと、そうすることで相手が少しでも和んでくれたり、ほっとしてくれたり、嬉しくなってくれたり。そんな風に少しの嬉しさや優しさを感じてくれたら嬉しいと思うからであり、同時に、自分のことをすこしでも好きになってくれたら嬉しいと思うからなんじゃないかと思います。


改めて向き合ってみて気づいたそんな自分に、これからも優しい人間でありたいという希望を込めながら、私の名前の紹介をしてみるとすると



人の心の機微に気づくことに"優れ"、傷ついたり悲しんでいる人の心を"優しく"、"包み"込んだり、"守る"ことのできる人間でいること。

"優"美に上品に、心に余裕を持った、おおらかな人間でいること。



そんな風にいえるんじゃないかなって。
そんな意思を、この名前から見いだしてみました。

たいそうな人間だな、と自分でも思うけれど笑、そんな名前の育ての親は自分。そんな名前に見合う人間に、自分を育てていけたらよいのだと思うのです。



☆「名前」を"無意識に意識"していた

私はつい最近、大切に思っている人に「あなたは"慶びの人"だ」と伝えたことがありました。(直接伝えたわけでないから、伝わったかどうかは迷宮入りなのだけれど)


彼の名前には「慶」という字が入っているのだけど、その時の私の目にふいに、その文字が飛び込んできて、心の中に入り込んできたのです。


「慶」…よろこぶ、祝う、幸福


そんな字を持った彼自身、彼を取り巻くたくさんの人々を"慶ばせている人"。
同時に、だからこそ。彼自身こそ、常に慶びに包まれていてほしい、慶びに満ちていてほしい人だと思いました。


彼自身の"力になってくれる人たち"を喜ばせたい、喜ばせようと頑張る、そんな気持ちはとても素敵で、真っ直ぐで、素直で無垢で。

でもだからこそ、逆にその気持ちに苛まれるようなことがあって欲しくない。
何かの拍子に不安に襲われることも、目の前にもやがかかってしまうことも、きっとあるでしょう。人間である限り。

そんな時だからこそ、そんな状況だからこそ、あなたは慶びに包まれるような、素敵な名前を持った素敵な人なんだよ!ってことが、すこしでも安心材料になってくれたら。

そんな勝手な気持ちを押し付けることになってしまったかもしれないけれど、それをどうしても伝えておきたくて。


「だから大丈夫なんだよ」って伝えることで、1ミリくらい納得してくれて、1マイクロくらい心が軽くなってくれたらいいなって、切実に思ったりしていました。



***



「名は体を表す」


それがとてもしっくりきた時間。
とても面白い気づきでした。

自分の名前に見いだした意思と、"こうなりたい"という希望と。

自分との二人三脚の旅は、まだまだ続いていきそうだなあって、なんだか未来がすこしだけワクワクしたりして。


これからまた、この本を読み進めていくことがとても楽しみです。




この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?