出たらどうする?!知っておきたいシロアリ基礎※虫画像無し
住宅の敵、シロアリ。他人事のように思っていても突然やってくる恐怖。今日はそんなシロアリについて対策などの基礎知識をご紹介します。
なお、画像は見た目がアレなので可愛い写真に差し替えてお送りします。
その日は突然やってくる。
いつものルートで自宅へ帰り、いつものように過ごす初夏の夜。響き渡る家族の悲鳴…。
「虫がうじゃうじゃいる!どうしよう!」
そうです。ヤツです。シロアリです。
※ハリネズミです。
仮にも分類的にゴキブリ目であるヤツの画像をお見せするのは憚られたので、代わりに癒しの小動物の写真を織り交ぜながら以下お送りいたします。虫が苦手な方も安心してお読みください。
突然大量発生して消えていくシロアリ…なぜ?
湿ったところが好きなシロアリは、普段は主に地面の中で生息しています。
そして種類によって決まった時期に「群飛」といって、数百~数千のシロアリ達が一斉に飛び立つのです。
群飛後は羽が落ち、雌雄でペアになって棲み処を探し、新しい群れを作っていきます。なので、私達の目に触れない間も活動しているんです。この大量発生するタイミングが、ある意味シロアリの有無に気付くひとつのチャンスとも言えます。
ただいまシロアリ発生中!
どうすればいい?
さて、大量発生しているのを目にすると、誰もがパニックに陥ります。
シロアリでは?!と思いつつも、違う虫であってくれることを願って検索してみたり、何とか我慢して一晩過ごしたと思えば、翌日も同じ光景を繰り返し目にすることとなり、思わず引っ越しを検討し始めたり…。
とにかく今すること!
しかし、慌てていてもどうしようもありません。シロアリ発生時の対応をお伝えします!
①観察して種類を確認
目を背けたい現状ですが、まずはよく観察してみましょう。
日本に住んでいるシロアリは53種類ほどと言われています。
<代表的なシロアリの例>
同じ種類であっても、階級や時期により羽の有無など見た目が変わります。記録のため写真に撮っておくのもいいでしょう。
②駆除には掃除機で
虫の駆除といえば殺虫剤ですが、掃除機に留めておきましょう。
殺虫剤は使わないよう注意です!
というのも、表へ出ている分に対して使用するには良いものの、逃げ延びた仲間に付着した殺虫剤の匂いを嫌がるなどして、シロアリが分散してしまう恐れがあります。
分散すると、被害箇所も広がってしまう上に、完全な駆除が難しくなるのです…。
ぐっとこらえて掃除機で!
③業者へ調査依頼
費用面を心配して、その後の対策まで抑えてはいけません。
シロアリ対策が大事なのは、大量発生の不快感をなんとかするためではなく、彼らが木に含まれるセルロースを栄養とする生物だから。放っておくと木材が黙々と食べられてしまいます。
自然界においては役立つ生き物でも、人間の住まいにとっては天敵です。
特にイエシロアリにおいては、ひとつの群れが100万匹超!
みんなで力を合わせれば早く大きな事を成し遂げられるという、こんなときに発揮して欲しくない悲しい偉業に挑戦してしまいます。
か弱そうに見えても、パワフル!
木材はもちろん、通り道に邪魔だとあらば断熱材でもコンクリートでも齧ります。
実は、先に「群飛」について触れましたが、これは全てのシロアリが引っ越しを行うわけではありません。群飛は元の巣のシロアリの数が増えたことで、分家という形で全体の数パーセントが出ていく、というもの。
ですので、我が家から羽アリが飛び立った場合には、そこに既に成熟した巣がある危険性があります。
なので、安心の暮らしのために、早めの対策で放置せず業者へ連絡してみましょう。業者見積もり無料のところも多いです。
中古住宅+リノベーション、
シロアリは大丈夫?
必ずとは言い切れませんが、中古住宅+リノベーションを扱う会社はシロアリへの懸念は当然持っています。リノベーションをするにあたり、必ずシロアリ点検は事前にしっかり行い、必要に応じて正しく対処するというところが多いでしょう。
不安な場合は、点検の有無や、点検後どう対策していくのか、抜かりなく尋ねられることをおすすめします!
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